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『episodes1 new world?』
茅「…」
先「茅蜩…流石にそろそろやばいと思うぞ」
気に入らない友達をぶん殴って補導された8月
外では蝉がうるさいほどに鳴いている
先「…今までは見過ごしてきたけど、もう反省文だけじゃ済まない。」
茅「…どうなるんですか?」
先「…退学になるかもしれない」
茅「…」
俺はつくづく思う。
この世界はクソだと
×『違う世界に行きたい?』
茅「?先生、今なんか言いました?」
先「は?…何も言っていない。」
×『俺が違う世界に連れて行ってあげるよ』
茅「…」
…熱中症か?
幻聴が聞こえる
×『どう?茅蜩カナメ』
茅「俺は…」
茅「俺は、違う世界に行きたい。」
そう言った瞬間。
世界が…………ゆ…………がんだ
【???】
茅「…」
?「あれ?起きた?」
?「あっ、起きたっすか?!」
?「ちょっと!あんまり大きな声出しちゃダメでしょ」
?「なんでっすか?」
?「なんでって…」
ぼんやりとした目で最初に捉えたのは
金髪のチャラそうな男と、灰色の髪をした女だった
茅「…ここは?」
?「えっと…なんて言えばいいのか…」
?「ここはっすね〜…」
?「異世界っす!」
【廊下】
?「さっきはごめんね…」
茅「いや、全然…」
?「異世界なのは本当じゃないっすか…」
ここは異世界だと告げられた直後、俺はショックでベットから転がり落ち頭を打った
そのせいで頭にたんこぶができて、めちゃくちゃ痛い
?「ここはその〜…病院っちゃ病院かな」
茅「まぁ、見た目的に病院だろうなとは思ってたけど…」
マジで病院だったのか…
?「あっ、そういえば自己紹介がまだだったね!」
猫「私は猫柳ユウ!よろしくね!」
灰色の髪をした女は太陽のような笑顔でそう言った
猫「ほら!ライも自己紹介して!」
伏「俺は伏見ライっす!よろしくっす〜」
伏見ライは溌剌とした笑顔で俺の手を取ってブンブンと上下に振り回した
茅「…俺は茅蜩カナメ、よろしく」
猫「えっと…それで、ここについてなんだけど」
猫「ここは異世界の病院っぽくて…私たち現在進行形で閉じ込められちゃってるんだよね…」
伏「三日ぐらい窓かち割って見たり、ドアがちゃがちゃしたんすけどね〜」
猫「ライの言う通り、どうやってもここから出られないの」
茅「…マジか」
猫「だからね、協力して欲しいの!」
茅「協力?」
猫「うん!ここから出て元の世界に帰るために!」
茅「…わかった。一緒に帰る方法を探そう」
伏「やったっす!仲間ゲッチューっすね!」
猫「中々他の人は協力してくれないから、よかった…」
茅「他の人?」
猫「…私たちの他にも人がいて…ちょっとね…」
そう言われた瞬間
背後からものすごいマシンガンの音が聞こえ始めた
再生まで、あと7日
【患者リスト】
・茅蜩カナメ(ヒグラシ カナメ)
好きなもの…炭酸
嫌いなもの…パセリ
・猫柳ユウ(ネコヤナギ ユウ)
好きなもの…煮っ転がし
嫌いなもの…ネズミ
・伏見ライ(フシミ ライ)
好きなもの…カリカリのポテト
嫌いなもの…しなしなのポテト