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アカシラ(アカバ×シライ)地雷さん🔙👋👋👋
自己満
付き合ってる。セックスした仲。
〜〜〜〜〜
7月下旬、よく虫が出てきて暑い季節。シライは、多目的室から出ていこうとしていた。いちごミルクとアイスを買って。 本部はよくクーラーが効いていて涼しい、が、自分の部屋は涼しいとは言えない気温だった。
「…」
首が痒い。虫刺されだろう 、少し大きめな腫れだからアブだろうな。そんな事を考えて多目的室の出入口をくぐり抜けた。まだ涼しい廊下を歩いていると、少し遠くに見覚えのある赤髪が見えた。そいつはこっちの足音に気づいたと思うと、パッと笑顔になって走って向かってきた。人懐っこい犬みたいだ、なんて考えていると。赤髪の俺より背丈が少し低い、アカバが目の前にいた。
「シライさん!お疲れ様さまですじゃ!」
なんて満面の笑みで言ってくるから、つられて「あぁ」と笑顔で答えた。
そのままアカバは俺の隣で歩き出し、最近あったことを一方的に話してくる。その話を相槌を打ちながら聞いていた。
「そしたらクロノがきゅ、うに……」
急にアカバが立ち止まり、さっきまで忙しく動いていた口は小さく開けられていた。
「あ?どうした、アカバ、、うおっ」
持っている袋とは反対の腕を掴まれ、アカバの自慢な瞬足で、そのまま自分の部屋の通り道ではない道に連れてかれた。そのまま人気のない、影がかかった道に連れられた。
「な、なんだよ、アカバ。」
「…シライさん……」
さっきとは全然違う。少し怒ったような声で、シライは少し動揺した。
「なあ、おい。本当にどうした?」
そしたら、急にアカバに着ていたブレザーの首元を結構な力で引っ張られた。鍛えられたシライの体幹でも。少しだけぐらついた。急に引っ張られたと思うと、アカバの頭は肩口より少し上、ちょうど虫刺されの場所で止まった。 アカバ、と呼びかける声はアカバとの距離が近くなったことでかき消された。
「うあっ、」
首に生暖かい物体が触れた。舌だ。舐められたのか?なんて思っていたら、肌を吸うような、そんな音がした。
「はっ、アカバ、」
アカバの服を掴み離れさせようとしても、離れない、まるで甘えている子犬のように。アカバはお構い無しにその鋭い歯で噛み付いてきた。
「ぐっ…!?」
痛い。が、いつもそんなことはしない。いつもと違うアカバに少し興奮した。
「なあアカバ、どうした?シライさんをみて興奮しちゃったのか?だとしても、こんなとこで盛っちゃだめだぞ。」
やっと離れたアカバに目線を合わせ、顔を近づけ、アカバの口に自分の人差し指を当てる。
「なぁ、シライさん。」
「ん?」
「わしじゃ、足りなかったんですか。」
「……は?」
なんでそんな事、というシライの言葉は、アカバの声と被り、消えた。
「だって!!シライさんの首、首に、わしはつけてな い跡が。」
「……跡」
「わし以外に、相手がいるんじゃろ。」
「いや、いるわけないだろ。」
「じゃ、じゃあ!そのキスマは!?わしゃあつけとらんぞ!つけた跡の場所くらい覚えてる!」
さっきから何を言ってるんだ。跡?キスマ?自分の思考を巡らせ、答えを出す。
「ああ。これ、虫刺されだよ」
「………は」
虫刺され と、さっきまでの声の圧とは違い、腑抜けた声。
「俺がお前以外とセックスすると思うか?」
「ぁ、……」
「じゃあ、それはキスマじゃない」
「うん」
「わし以外に相手はいない」
「当たり前だ」
「………あ、あばばば」
すみません!!!!と大きな声。一瞬で髪と一緒ぐらい顔が赤くなり、目は涙が滲んでいる。その姿を見てふ、と笑うと、声にならない声で叫ぶアカバ。
「だーい好きなシライさんが他の人に取られると思ったのか?」
顔を近づけ、アカバが好きな表情をする。
「ひ、いや、……ハイ…」
顔ごと逸らし、これ以上この状況は耐えられないとでも言うように俺の胸に手を当て、離そうとしてくる。
「く〜っ、お前やっぱ可愛いなぁ〜」
自分のことが大好きな目の前の少年に、どんどん愛が出てくる。
「な、アカバ、せっかくなら俺の部屋行こうぜ。」
「えっ、…は、い」
よし、決まりだ。といいながらアカバの頬にキスを落とす。それだけでいいリアクションをする。本当に可愛いやつだ。俺の部屋で続きでもしようか。アイスはもう、溶けているだろうな。
〜〜〜〜〜
コメント
1件
アカバの感じがい最高でしたよ😏 シライお兄さんはSexyな男ですからね アブは本当に気をつけなければ、、、ですね♪