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『今日から尋問が始まるの!』
「頑張らないと!」
(コンッコン)
「どうぞ!」
(ガチャ)
ツギハが部屋に入って来た
「おはようございます。それでは仕事を始めます。」
「はい!」
ツギハはカルディアを尋問室に連れてった。
……数分後……
「今日尋問する人の記録です。」
「それでは、失礼します。」
「ありがとう!」
ツギハは尋問室に出ていった
『頑張るぞ!』
「……」
「!」
尋問室には一つのテーブルを挟んで、椅子が二つ。ガラス越しの視線が、静かにこちらを見ている気がした。
振り返ってみたら、そこには長い髪を三つ編みにした女性がいた?
「すみません気づきませんでした。」
「……」
『っえ、無視された…』
「…尋問なら早く終わらせてくれませんか。」
「っはい!」
『えーと、何をすれば良いのかな……、あっツギハさんが渡してくれた記録を見てみよう!』
私は女性?の記録を見たの
被験者1番の記録…
・名前 フェニ
・年齢 20歳
・性別 男性
・種族 人間
・身長・体重 176cm/57.1kg
・宝石の瞳の能力 自分の血を付けた物を使って追跡できる能力
・追記 警戒心が高くて感情を抑えている
「……男性だったの!」
カルディアは驚きで大きな声を出した
「静かにしてください。」
「すみません!」
「っえーとそれでは、尋問を始めます!」
「……」
私はフェニさんに尋問を始めたの
「フェニさんはどういった経緯で能力を得たのですか?」
「逃げ切ったに手に入れました。」(棒読み)
「…もう少し詳しく教えてもらえませんか?」
「幼少期の頃にです。」(棒読み)
「はい、ありがとうございます!」
「……」
『これ、会話続くか…?』
「その時の感情は?」
「……よくわからない。」
「どういう意味ですか?」
「その事はあまり話したくない。」(目をそらし、口だけが動いていた)
「えー」
「以上ですか。」
『なんか、言わせれてる感があって本当なのかよくわからない??』
カルディアは頭を抱えた
「んーどうしよう…」
「……」
『あっ、そういえば…』
……数分前……
「尋問の時、相手の事が分かりませんでしたら。」
「能力を、怖がらずに使ってみてください。あなたなら、大丈夫です」
「え、使っていいんですか!」
「はいっそうです」
「ありがとうございます!」
……時は戻り……
『能力を使えばいいんだ!』
『…でも、どうやって能力発動すればいいんだ。』
しかし、カルディアは一度も自分の能力を使った事がない
『どうすれば……』
その時、フェニが声をかけた
「終わりですか。」
「いえ、まだです!」
「そうですか。」
フェニの目は炎のような色合いをしているがなんだか冷たいような気がしたの?
『…あれ、なんだか視界が…』
カルディアは急に視界がシャットアウトした
………
「ぅーここは?」
カルディアはとある森に囲われた村に居た
『私さっきまで尋問室に居たよね?!』
「まぁ、とりあえず廻ってみるか」
カルディアは歩き始めた
『にしても、変な感じ』
周りの大人の人達は顔が炎になっていて、私の姿には気づいて…いや、そこには居ない人のようだ
『村から出ようとしても鳥籠の中に居て、出れやしない』
『なんか夢を見ているようだ!』
「ねぇ、君何をしているの?」
声がして振り返ったがどうやら別の人に声をかけていたの
「…私は絵を描いてたの」
「そうなの!、ねぇ一緒に描いていい?」
「ん」
そこには髪が明るい女の子?とフェニに似た子が居た
『どういう事?』
『……もしかして、ここフェニの夢の世界なの?』
「まだ、わからないし探索を続けよう!」
しばらく、探索を続け
大人達は焔印者が亡くなった話と新たな焔印者を探している話を聞いた、どうやらその者の血を飲むと不老不死になるがその者が亡くなったら新たな焔印者の血を飲まなきゃいけないらしい
「 不老不死になるけど血を飲むのはな……」
そして、明るい髪の女の子?が連れていかれた。
子供の髪が長い理由は焔印者を見分けるためらしい、焔印者は感情を出すと髪が光るらしい。
「そういう事だったんだ」
『でも、本当にあの子が焔印者なのかな…?』
「あれ、あの子は!」
そこには入れてもらおうと交渉しているフェニが居た
しかし、大人達はダメって言った
「ヒカに合わせてください!」
ゴメンね、焔印者はね忙しいの
「……そうですか、でも少しだけなら!」
ダメなのはダメなの
『……確か、あそこは焔印者が入っている場所だ!』
『あの子の名前、ヒカなんだ!』
しばらくして、夜になりフェニはこっそりヒカが居る場所に侵入した
「どうやら、入ったみたいだね」
「私も着いて行こ」
カルディアも侵入を始めた
「でも、バレないんだよね…」
「そろそろでヒカの部屋はず…」
カルディアは部屋の中を見てみたら……
そこには、小さな鮮やかな鳥の亡骸を抱き抱えて、声は漏れていないのに、その涙は何よりも痛ましく、まるで叫んでいるフェニがいた。
そして、フェニの髪は静かに光を出していた。
………
「大丈夫ですか。」
「っは!」
カルディアは目を開けた、そこは尋問室だった
「いきなり、寝て心配しました。」(口だけ動かし)
「……」
「無視ですか。」
「ゴメン、心配かけて!」
「いいです、そろそろで尋問が終わるので。」
「…ありがとう」
そうして、フェニの尋問が終わった
『今日は色々あったなぁ』
カルディアは自室に戻り、ベットに転がった
『次の尋問は3日後か…』
『フェニには何があったんだろ……』
『あれ、もしかして彼の心情だったの?』
『…わからないや』
カルディアは目を閉じた
………続く
その後、フェニは……
「次の尋問、2番のあなたですが大丈夫ですか。」
〚はい、大丈夫です〛
2番は魔道具を使い話し始めた
「まぁ、頑張れよ」
〚はい〛
フェニは自室に戻った
『どういう、人なのかな?』
フェニのキャラ設定
20歳の男性
家族は不明だが、親友のヒカが居た
見た目はブラウンの髪色に炎のような目をしているが冷たい宝石の瞳を持つ。髪がものすごく長い
宝石の瞳の能力は自分の血を付けた物を使って追跡できる能力
性格は自分を慎重で警戒心が強い
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