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1日後
……昨日は尋問がありましたが、感情を出さずに会話が出来た
『今日も感情を抑え過ごそう』
(ガチャ)
「やぁ!」
フェニは扉を開けたら10番が居た
『…最悪』
「もしかして、アタシの事で最悪だと思いましたか?」
「………」
「無視!、酷いー」
「静かにしてください。」
「ところで1番」
「なんですか。」
「昨日の尋問は、どうだった?」
「……特に」
「何かあったんだ!」
「…尋問官が寝た時があったんだ、起きた時に、何かを察しと顔をしていました。」
「へぇー!」
「これで以上ですか。」
「まぁー、今はいいや!」
「じゃあ、先に食堂に行くね!」
10番は走って食堂に行った
……数分後……
食堂は2つに分かれているらしい、職員ようと被験者で何が変わるのかはわからない。
今日は3番と8番がいた、そして10番もだ
「……」
「……」
「あの2人今日も仲悪いね!」
「……巻き込むな」
3番と8番はお互いの地雷を踏んで口論になり、あれ以来不仲だ
『早く食べて、1人になろ』
「……」
「……」
「流石につまんない……」
「静かに食べてください。」
「アタシはなんか話したいの!」
「ならもう少し遅く来ればいいのでは。」
「だって、君が朝の早い時間だから!」
「ねぇ、後で暇?」
「いえ、1人で居たいので暇ではありません。」
『あんまり、友人関係を築きたくないので』
「…もうちょっと、まともな回答できないの」
「それ以外ないなら、私は帰ります。」
フェニは食堂から出た
『ようやく、1人になれる…』
〚おはようございます。〛
「あー、おはよう」
魔道具で声をかけたのは2番だった
〚昨日の事を聞いてもよろしいでしょうか?〛
機械音だけどその音声は暖かく聞こえる
「すこしだけなら…」
フェニは昨日の事を2番に話した
〚ありがとうございます。〛
「ところで、」
「次の尋問、2番のあなたですが大丈夫ですか。」
〚はい、大丈夫です〛
2番は魔道具を使い話し始めた
「まぁ、頑張れよ」
〚はい〛
フェニは自室に戻った
『もうそろそろで部屋だ』
「あっ、やっと見つけた!」
「……」
そこには私の扉の前を塞ぐ10番が居た
「…なんですか。」
「んー、ただのだる絡み!」
「え〜、そんなに怒る必要ある?心狭!」
「塞がれて怒らない人、いますか。」
「アタシ達、同じもの同士なのに」
「……」
『…なにも分からない癖に』
「そういうことだから、じゃあね!」
10番はそう言って、扉から離れてった
『ようやく、ゆっくりできる…』
フェニは扉を開けて部屋に入っていった
部屋は清潔で綺麗だ。でも、閉じ込められている気持ちになる …
「……」
少しだけ、手が震えた
『あの時、逃げって良かったのか…』
『いや、あの時は逃げなきゃいけなかった』
………続く
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