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✕✕とは・・・? 「それほどでも〜」 「褒めてない」 って会話してた人たちも気になる〜! ✕✕さんとそれほどでも〜って言ってた人がodmnの残りのメンバーなのかな?
「おどろくさん、調子はどう?」
「あ、しぇいどさん!」
おどろくのいる部屋にしぇいどが入っていった。
「元気元気なのだ!まだ腰は痛いけど……」
「まぁ、私が最善を尽くして治療しても、全治1週間はかかりますからね…」
「1週間で治るなんて、流石しぇいどさんなのだ!おどろくは1週間後には任務に行けるってこと?」
「まぁ、そういう事になりますね。」
「次は絶対無傷で帰ってくるのだ!」
「頑張ってくださいね。」
「そういえば、政府の様子はどうなのだ?最近妙に落ち着いているけど…」
「3日に1人くらいですもんね。でも、うたいさんは特に重大な攻撃の予定はなさそうって言ってましたよ。」
「そうなのか…」
「……どうしました?」
「いや、なんか嫌な予感がするのだ……」
「…気の所為じゃないですか?」
「…気の所為だといいんだけど……」
『しぇいどさ〜ん』
「あ、うたいさんが呼んでるよ?」
「どうせ大したことじゃないから…」
『しぇいどさん!!』
「行かなくていいのだ?」
「しぇいどさん!!!!」
「あぁ、もう、うるさい!!!」
しぇいどは駆け足でうたいの方へ駆けていった。
「ふふっ、やっぱりodmnは楽しいのだ。」
「しぇいどさ〜ん……」
しぇいどが扉を開くと、そこには溶けているように椅子に座っているうたいがいた。
「えーっと…ど、どうしたんですか?」
「あのさ、僕、諜報員やってるじゃん?」
「はい。」
「そんでさ、僕はいつも通りカタカタPCをいじっててね、」
「はい。」
「昨日の夜はオールでポケモンやってたから仕事をしてる内に眠くなって、最終的に寝たのよ。」
「…はい。」
「キーボードに突っ伏して寝たから多分変なキー押したんだと思う、PCがぶっ壊れた。そんでね…」
「ちちちょっと待って!?今、なんて言った!?」
「だからキーボードに突っ伏し」
「その後!!」
「えーっと、PCが、壊、れ、た………」
「どうしてくれんの!?」
「でもね、なかなか色違いが出ないポケモンのプログラムにも非はあると思うんだ。」
「で……どの様に壊れたの?」
「クラッシュした。最初は電源もつかなかったんだけど、何か適当にぐわ〜ってしたら着いた。でもね、初期化されてたんだよ〜。」
「その消えたデータは?」
「……………」
「ま、まさか……」
「ゆ、ゆるして…………」
「あんたねぇ!?」
「い、いたい、殴らないで〜!」
「まだ何もない時期だったから良かったけどね!これが戦争中だったらどうするのよ!?」
「う、うぅ………」
「で、これからどうするの?」
「とりあえず殆どの記録は紙にメモってあるから大丈夫だよ。最新のデータとかはメモってないけど、特になんもないから大丈夫。」
「それなら良かった…。じゃあ、またいつでもハッキング出来るようにしたり、常に政府を監視したりと元の状態に戻るまでこの部屋からは出られないようにしておきますね。」
「えっ!?」
「あ、あとゲーム類やスマホも没収でーす。」
「ち、ちょっと!?」
「じゃあね。」
しぇいどが部屋から出て、扉を閉めた。
「あ〜!終わった〜!!!!」
政府にて。
「ん…?odmnの監視が止まった…?」
「?どういうことです?」
政府の諜報員の隣に1人の男がやってきた。
髪は長めで、一見すると小さな女の子だ。
「今まではodmnにPCを監視をされてたんだ。例えば、こっちの検索履歴やデータを向こうから見れるようになる。」
「えっ!?じゃあ、PCで重要な資料の制作ができなかった、ってことですか!?」
「えっ、お前、知らなかったのか……?」
「逆に知っているのが普通なんですか……!?」
「全く、お前は……本当に戦闘面だけだな、優秀なのは………同期の✕✕は全てに長けていると言うのに…」
「それほどでも〜。」
「褒めてない…」
「というより、そのodmn側のハッキングしている人、凄いですね。こんな厳重なセキュリティを突破してくるんですもん!」
「本当に、厄介なんだ…」
「とりあえず、今がチャンスですね!もうすぐ✕✕くんがodmn向かってくれるんですよね。」
「そうだな。」
「……帰ってきて欲しいなぁ。」
「お前の同期でもあり、貴重な友人でもあるからな。」
「なんですか、その友達が少ないみたいな言い方…」
「もし✕✕が苦戦しているようだったら、お前も手伝ってやれよ。」
「はい。」
「じゃあ、ゆっくり休んでていいぞ。」
「ありがとうございます。失礼しました。」