テラーノベル
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「 … と ? 」
今までのことがフラッシュバックする。痛かった、苦しかった、辛かった、消えたかった、助けてほしかった
ぽたっ ぽたっ
先生が目の前にいるのにも関わらず涙が溢れてくる。
「 カヒュッ ヒュー ゲホッ ハァッ ハァッ ヒュー 」
「 〜〜 ! 」
「 グスッ カヒュッハァッヒュー 」
何か言ってるな、分かんないや。苦しいッ、
頭がガンガンする。
「 ヒュー ゲホッ ハァッハァッ 」
全身に力が入らなくなって、視界からだんだん色が失われていく。立っていることすらできなくなり、廊下にしゃがみ込む。
「 〜 、 ー ! 」
だめだ、また気持ち悪くなってきた、
「 お”ぇっ、カヒュッ うッ う”ぇぇぇ ヒューゲホッ お”ぇぇ ゲホッ 」
また迷惑かけちゃった。まだ気持ち悪いし、今日はとことんついてないな。
「 お”ぇぇ ハァッハァッ グスッ ぅ”ぅっ あぅッ ポロポロ 」
うわ、そろそろダメかも。
「 あっと ! 」
「 ッ ! 」
「 聞こえるか !? 」
「 うぅ ポロポロ 」
「 大丈夫だからな ! 」
あれ、もう苦しくない。先生の声、聞こえる。
「 なッ で ? 」
「 またあとで話すな ? 」
「 お前ヤバそうだからとりあえず病院行ってちゃんと診てもらお ? 」
また、迷惑かけちゃう…
「 大丈夫ッ 、もう治った ! 」
「 何言ってんだよ 、一緒に行こ ? 」
「 でも … 」
「 分かった 、 」
「 よし 、えらい ! 」
そう言って俺の頭をわしゃわしゃ撫でる。
「 立てるか ? 」
立てる…あ、やば。めっちゃ立ちくらみした。さっき過呼吸になったし酸欠かな、それか…
「 お前 、気抜くな !…っぶな 、 」
視界がぐるぐるして、重力が歪む感覚。気づくと先生の体にもたれかかっていた。
「 もうお前ダメだ 、俺がおぶってく 。 」
「 いや 、全然大丈夫 … 」
「 じゃないでしょ ? 」
「 ッ … 」
「 それに 、辛いの体だけじゃないんだろ 」
「 え 、 ? 」
「 体以外にも しんどいとこあるでしょ ? 」
そういって俺に優しい笑顔を向けてくれる。
「 まぁ 、俺じゃ言いにくいかもな 。 」
「 そりゃそうだ 。まだ会って2日目だし 、 」
「 信用もできない相手にこんなこと言える人の方が少ないだろ、笑 」
ぽたっ
また一粒、ニ粒と涙が溢れ落ちる。
「 ぁえっ 、どうした ? 」
また泣き出した俺を見て、先生は焦った声を出す。なんだか妙に安心して、涙が止まらなかった。先生の体に、体重を全て預ける。頭を先生の胸にそっとつけると、心音が聞こえて、なんだか心地良かった。言えるかもしれない、この人になら、言えるかも。
「 先生ッ 、 」
「 っ !どうした ? 」
「 … ずっと辛かった 、グスッ 」
「 ! そっか 、そうだよな 。 」
「 頑張って生きてきたんだよな 。 」
初めて自分の存在を認めてもらえた気がして、嬉しかった。先生も俺の体重を完全に受け入れ、今度はゆっくり、優しく頭を撫で始める。
「 辛かったら 、今度は俺を頼っていい 。 」
「 もうこれ以上 、1人で抱え込むな。 」
「 お前はたくさん頑張ってきたよ 。 」
そう言いながら、俺のことを優しく撫でてくれた。
「 落ち着いたか ? 」
「 うん 、ありがとう 。 」
「 よし 、じゃあ病院行こっか 」
「 診てもらうのは早い方が良いだろ 、 」
「 …あ 、俺親の存在忘れてた 。 」
「 ごめん 、勝手にこんなこと 、 」
「 大丈夫 。多分今日も 、帰って来ない 」
「 ぇ … ? 」
「 俺は 、先生と一緒にいたい 。 」
「 そっか …じゃあ行くか 。 」
「 うん ! 」
病院に行くってなって嬉しいことは無かったし、世の中でもあまり嬉しいものでは無いと思うけど、先生とまだ一緒にいられる、まだ安心していられるって思うと、不思議と嬉しいような気持ちになった。
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泣きたかったら泣いてもいい
辛かったら頼ればいい
頼るのは甘えじゃない
立ち止まることは甘えじゃない
笑うのが疲れたなら無理しなくていい
泣けなくてもその気持ちは嘘じゃない
生きているだけで100億点満点だよ
なんてね
かっこつけちゃった、笑
コメント
3件
全体的に泣かせに来てますね?もちろん泣きましたよ?
あいりさん、第6話読みました…🥀 過呼吸の描写が生々しくて、読んでるこっちまで息が苦しくなった。「体以外にもしんどいとこあるでしょ?」って先生が言ったところ、すごく刺さりました。主人公の心の声が初めて認められた瞬間、本当に美しかった…。 「生きているだけで100億点満点」という言葉、ちゃんと覚えておきます。 先生の誠実さが、作品全体に優しい温もりを与えてて、読後感がじんわりしました。 続き、気になります…🌙
イケメン先生と病弱な俺
#ず っ と 一 緒
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