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ゆき٩( ᐛ )و
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※少し長いため、時間がある時に見てください
【前日談 予兆】
❤️の部屋の電気は、夜中の2時を過ぎても消えていなかった。
「……イッ……」❤️はペンを握ったまま、こめかみを強く押さえた。
明日までに完成させなければいけない委員会の資料が、まだ全然終わっていない。
最近はテスト勉強とも重なって、睡眠不足が続いていた。
ズキズキと頭の奥が波打ち始めていたけれど、❤️は引き出しから頭痛薬を取り出し、水で一気に流し込んだ。
❤️は無理をしてパソコンに向かい続けた。これが、次の日の放課後に起きるピンチの引き金になるとも知らずに――。
【当日談 机の上の密かな限界】
委員会室で❤️と🩵は、明日配る資料をホチキスで留める作業をしていた。
部屋には、静かにホチキスの音が響いている。
でも、❤️の動きはさっきから明らかに遅かった。
頭の奥をハンマーで殴られているような、ズキズキとした激しい頭痛がずっと続いていたのだ。
(痛いな……。でも、あと少しで終わるし🩵には心配かけたくないな……)
❤️は眉間にシワを寄せ、痛みをこらえるように何度も強く目をつむっていた。
資料を次の束に変えようと、❤️がふと頭を動かした瞬間だった。
急に視界がぐらりと揺れ、激しい目眩が襲ってきた。
「っ……」天井と床がグルグルと回り始め、自分がちゃんと座っているのかさえ分からなくなる。
❤️は思わず持っていた書類を机に落としてしまった。
倒れるわけにはいかない。
そう思った❤️は、震える両手を机に突き、なんとか体を支えた。
そして、グルグル回る世界から逃れるように、そのまま頭をふせて、強く目をつむった。
🩵「先輩… ? どうしたんですか?」
バラバラと書類が落ちる音に気づいて、🩵が作業を止めて❤️の顔をのぞき込んだ。
❤️は腕の中に顔をうずめたまま、ピクリとも動かない。
「先輩……?」🩵が恐る恐る❤️の肩に手を置くと、その体が小さく震えているのが分かった。
冷や汗をびっしょりかいているのが伝わってくる。
❤️「……ごめん、🩵。ちょっとだけ、このまま……」腕の中から聞こえる❤️先輩の声は、今にも消えそうなくらい細く弱々しかった。
❤️「頭が割れそうに痛くて……あと目を開けると、グルグルして……」
🩵 「頭痛と目眩ですね……無理に動いちゃダメです。今はそのままふせていてください」
🩵は立ち上がり、部屋のカーテンを閉めて、まぶしい夕日を遮った。
部屋がすうっと薄暗くなり、目への刺激が減る。
そして、自分のカバンから冷たいペットボトルを取り出すと、机にふせている❤️先輩の首の後ろに、そっと当ててあげた。
🩵「頭痛のときは、ここを冷やすと少し楽になりますから」
❤️「…ありがとう、🩵」❤️先輩は目を閉じたまま、少しだけホッとしたように息を吐いた。🩵は❤️先輩の隣の椅子に座り、机にふせている先輩の背中を、ゆっくり、優しくさすり続けた。
🩵「仕事は私が全部やっておきますから、先輩はゆっくり休んでくださいね」
いつもは頼りになる❤️先輩の、小さな後ろ姿。
🩵は❤️先輩が落ち着くまでずっとそばに寄り添っていた。
その後、少し動けるようになった❤️先輩は、🩵に支えられながらゆっくり家に帰ったのだった。
【後日談 消えない余韻、小さな強がり】
あの事件から1日後の放課後。
❤️はまた、委員会室の前に立っていた。
実は、体調はまだ完全に万全ではなかった。
頭の奥にはまだズキ、ズキと嫌な痛みの余韻が残っているし、急に振り返ると頭がふわっと浮くような軽い目眩がした。
(やっぱ帰っておとなしく寝てるべきだったか?)
でも、❤️はカバンを握りしめて、なるべく平気なフリをして委員会室のドアノブに手をかけた。
ガラッとドアを開けると、先に中に入っていた🩵が驚いた顔で振り返った。
🩵「先輩!? ダメですよ、まだお家で休んでなきゃ!」🩵が慌てて駆け寄ってくる。
❤️「大丈夫だよ。もうすっかり元気」❤️は、頭の奥のズキズキする痛みと目眩の余韻をぐっと我慢して、いつもの爽やかな笑顔を作ってみせた。
🩵「嘘ですよね?顔がまだ白いですし、声に元気がないです。あ、そうだ。これ、使ってください」🩵がポケットから取り出したのは、小さな使い捨ての冷却シートだった。
🩵「これ、おでこに貼るとすっきりしますよ。まだ頭、重いですよね?」 🩵にはお見通しだった。
🩵は一歩近づくと、❤️の前髪をそっとかき分け、冷たいシートをおでこにペタッと貼り付けた。
🩵「もう、無理しちゃダメって言ったのに。でも……先輩が来てくれて、ちょっと嬉しいです」少し顔を赤くしている🩵を見て❤️はおでこのシートを触りながら、降参したように苦笑いした。
❤️「……やっぱり、🩵にはかなわないな。まだ少し体調が良くないのも全部バレちゃう」
【静寂を破るチャイ厶】
チャイムの音がなると、先輩は頭に響いたのか「イッ…」と眉をひそめこめかみを押さえた。
触っていた手は、少し震えていてまだ体調が万全じゃないことがさらに伝わってきた。
先輩の震えるその手を両手でそっと包み込んだ。
いつもは大きくて温かい先輩の手が、今は冷たくて、指先がかすかに震えている。
🩵「やっぱり、まだ全然大丈夫じゃないじゃないですか。チャイムの音だけでも響くなんて……」
先輩は申し訳なさそうに、弱々しく笑った。
❤️「ごめん……。隠し通せると思ったんだけどな。音が頭の奥にガンガン響いて、ちゃって……」
🩵「もう、謝らないでください。かっこつける必要なんてないんですから」🩵は先輩の手を引いて、ゆっくりと座らせた。
🩵「ここで、チャイムの音が完全に鳴り止むまで、耳を塞いでいてください」そう言うと、🩵は自分の両手を先輩の耳の横へと伸ばした。
「失礼します……っ」
そっと、先輩の両耳を自分の手のひらで覆う。衣擦れの音のあと、校内に響き渡るキーンコーンカーンコーンという大きな音が、🩵の手のひら越しに小さく遮断された。
❤️は驚いたように目を見開いた。
至近距離にある🩵の顔。
周りの雑音が消え、お互いの静かな呼吸の音だけが近くに聞こえるような気がした。
🩵の手のひらは、驚くほどあたたかかった。
おでこに貼られた冷却シートよりもずっと、頭のズキズキする痛みを優しく和らげてくれるような、そんな不思議な心地よさがあった。
先輩はゆっくりと目を閉じ、🩵の優しさに身を委ねるように、そっと頭をごくわずかに傾けて🩵の手に預けた。
震えていた先輩の手の力が、ゆっくりと抜けていく。
【15分の特別】
チャイムが鳴り止み、2人は静かになった学校をあとにした。
❤️先輩はゆっくり歩いていたけれど、校門を出たところで一瞬だけグラッとバランスを崩した。「あ、危ないです!」🩵はとっさに隣に並び、先輩の大きな腕をぎゅっと両手で掴んだ。
❤️「……ありがとう。格好悪くてごめん」❤️先輩は少し恥ずかしそうに笑ったけれど、歩き始めて少し経った頃、ふっと体の力を抜いて、自分の大きな体を🩵の肩へとそっと預けてきた。
❤️「ごめん……ちょっとだけ、こうさせて。また少し視界が回ってきちゃって……」❤️先輩は🩵の肩に頭を乗せたまま、目を閉じて弱々しく呟いた。
夕暮れの静かな帰り道。いつもより長く感じるその道のりは、2人にとって、言葉にならないくらい特別で優しい時間になっていた。
END
コメント
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お疲れさま。第4話「強がり」、一気に読んだよ! 体調隠して無理しちゃう❤️先輩と、ちゃんとそれを見抜いてそっと支える🩵の距離感が、すごく丁寧に描かれててじーんときた。特にチャイムの音を手で遮るシーンは、五感に響く優しさで印象的だったな。🩵の「かっこつける必要なんてない」って言葉が、何より刺さる。 普段は頼りになる先輩の揺れる背中を、こうして預け合える関係って尊いよね。❤️先輩は本当に「強がり」だし、🩵の優しさが染みる回だった。続きがすごく気になるわ!