三途「千姫、、、?
なんで、なんでお前が警官なんかになってるんだ、、、?
俺はお前を殺したくないのに。」
バァン
三途「九井、テメェ!」
九井「お前がグダグダしてっから悪いんだろ。
お前が殺せなかったことはボスに黙っていてやるよ。
せいぜい最後の時を楽しめ。」
パタン
三途「っ!
千姫、待ってろ今止血すっから、、、!」
千姫「もう無駄だよ、春。」
三途「そんなこと言うな!
なんで、なんで警官なんかになったんだよ。」
千姫「昔、もうダメだ!って思った時に助けてくれた人がいたの。
私、本当に感謝してお礼します。って言ったんだけど、その人何もいらないから困ってる人がいたら助けてあげてください。って。
それが春だったんだけどね。」
三途「あぁ、覚えてる。」
千姫「だから私警察官になったの。
命を懸けてもどんなに危険でも。
その人に、春に憧れちゃったから。
それ以外に道がなかったの。
それを後悔したことなんて、今この瞬間も過去でも、この先も、絶対ないの。
だって私、今春の腕の中で死ねてすごい幸せで。
この仕事ができて誇らしい気持ちでいっぱいだから。
春から私へそして私から春へ。
春からまた他の誰かへ。
そうやってこの大事なバトンを繋いでいってほい。
春ができる範囲で。
ゆっくりでもいいから。
そうすればきっと春も私以外の誰かのヒーローだから。」
三途「俺は、反社だ。
もう、そんなこと、、、。」
千姫「それでもいいから。
お願い。」
三途「すまねぇ。
無理だ。」
千姫「ここはわかった。っていう雰囲気でしょ。
まぁ、いっか。」
三途「いいのかよw」
千姫「春は私を忘れて幸せになってね。」
三途「はぁ!?」
千姫「バイバイ、春。
また、地獄の奥底で。」
三途「千、姫、、、?
今行くよ。」
バァン
九井「三途!?
なんつう安らかな死に顔してんだよ。」
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!