「それじゃあ吐いてもらおうか…朝の出来事について。」
「奏、それ刑事ドラマ…。」
「証拠は全部上がっているんだ。言い逃れはできないぞ。」
「ゴメンナサイ…どうしても自分を抑えられなくて…。」
「やけに素直ですね…そんなにも魅力的でしたか?彼女の血は…。」
「あの子の血は…今までの子たち以上だったわ。血を飲みこんだとき身体中が熱くなった。もっと、もっとってアタシの中の何かが望んだの。」
「あいつの血…どこにも汚れが無く甘い…。俺の時もそうだった。吸えば吸うほど理性がきかなくなる中毒性を持つ。」
「さすがは生贄の花嫁…とでも言っておきましょうか。ですが、このままでは花嫁にする前に彼女の命が尽きるでしょう…これからは常識をわきまえた行動をしてください。」
「分かってる…もうあんな思いはしたくないからな…。」
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