ホントに最後です。
「ねぇ、涼ちゃん。ホントにアツシさんじゃなくて俺でいいの?」
少し不安になってそう聞いてしまった。
そんな俺にまた涼ちゃんが吹き出す。なんか今日は涼ちゃんに笑われてばっかりだ。
「さっきあんなに俺のものだ!って宣言してたくせに」
確かにそうだ。ちょっと顔が赤くなってしまう。
「あのねぇ、俺はずっと前から元貴に憧れてたの。あんな凄い曲作って歌声だってすごくて…。でも俺、才能だけじゃなく元貴がどれだけ音楽に対してストイックに高みを目指して努力してるかも知ってる」
涼ちゃんは目を閉じて噛み締めるように話す。
「ずっと片想いしてたのは俺の方なんだから。だから今信じられないくらいすっごい幸せ」
そう言って涼ちゃんは本当に幸せそうに笑ってくれた。
「涼ちゃん、ありがとう。大好きだよ」
そっとキスをする。
ああ、幸せだ。
涼ちゃんと恋人になれた今、本当になんだってできそうな気がしてくる。
「あーっ、なんかすっごいいい構想が浮かんできたぞ!」
なんか曲だって何曲だって作れそうだ。
「うわー!今すっごい曲作りたいかも」
そう言い出した俺に涼ちゃんは呆れたように楽しそうに笑う。
「なんだよ。恋人になったとたん、俺ほったらかして音楽活動しちゃうの?」
「だって、音楽活動してたって涼ちゃんはずっと俺と一緒なんだから。それに恋人になったからって音楽に関しては容赦しないからね」
「はーい」
涼ちゃんは嬉しいそうに良いお返事を返してくれる。
「…絶対に離さないからね」
そう言って涼ちゃんに優しく口づける。
「うん。ずっと一緒にいようね」
涼ちゃんもギュッと抱きしめ返してくれた。
この幸せを守るためにも俺は今まで以上に走り抜けよう。
そう心に誓った。
なんか甘々で終わるつもりがなんか爽やかな終わりになってしまいました😅
安心して幸せを感じたとたん音楽モードに入るもっくんw
まぁ実はこれ続きの話がありまして、そっちの方でしっかりと深い愛を確かめ合ってもらおうと思ってます。
ちなみにそっちもこれほどじゃないけどけっこう長いです💦
この長編癖はなかなか治せないみたいなので、ちょこちょこ短編にもチャレンジしてみようかと思ってますので呆れずにお付き合いよろしくお願いいたします。
それと、本編はこれで終わりなんですが今回登場したオリキャラのアツシさん。自分でも気に入ったので、この後にアツシさん視点のオマケをつけたいと思います。アツシさんから見た涼ちゃんはいったいどんな存在だったのでしょう?
需要あるのか⁉️って感じですが、まぁオマケなので適当に流して読んでやってください😅
コメント
17件
続き楽しみです〜😍お二人が可愛いです。 アツシさんも✨ ありがとうございます♪
ここに!ここにアツシの需要が! 爽やかな終わりで締められて、お話が青春物語のような余韻でしたねぇ✨ オマケは甘々入ってくるのかな?😏 楽しみですっ⤴️
物語の2人が愛おしいです、そしてアツシさん大好きです、おまけ楽しみにしてます😊