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ハイキュー!! 及川徹 様の夢小説









⚠自己満夢小説


⚠雰囲気重視


⚠終始及川さんside


⚠短い


⚠ハピエンではない







上記が大丈夫な方のみお進み下さい𓂃🍃



























君は俺が好きだった。



「最近ね、私おかしいんだ」



俺にとって君は友達だった。



「徹といると体が熱くなるし、胸が苦しくなるし」



意気地無しな俺は気付かぬふりをした。



「風邪でも引いたんじゃない?」


「…そうかも 笑」



君はそう笑った。

笑ったのに、眉尻は悲しげに下がっていた。



「風邪って移すと治るんだって。

私のこれ、貰ってくれない?」



ネクタイを掴まれ、体が傾いた。

唇に柔らかい感触とほんのり甘い香り。


どくんと胸が鳴った。



「…ごめん」



君はそうこぼすと屋上から去っていった。

まっさらな青空の下、俺だけが取り残された。


微熱のように纏わりつく熱。

イガイガと喉に痛みが走る。


まるで喉風邪に罹ったみたいに。








俺は君が好きだ。


でも君は、もう俺を好きじゃない。



この風邪は一体誰に移せばいいのだろう。



「ダサいなぁ、俺」



俺だけがあの頃に取り残されて、

いまだ熱に浮かされたまま。






あの時、君の風邪は俺に移った。


もう一度、君が風邪に罹りますように───

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