必死に抵抗するけど、押さえつけられた手は全く動かす事が出来なくて……。
私の制服に榎本君の手が掛かった。
「嫌っ!何するの!?」
「そうだなぁ。俺との乱れた行為が写った写メを学校の連中が見そうなネットに流されるのと、鬼島先輩に見せるのと、どっちがいい?」
「な……何言って……」
「鬼島先輩と別れれば撮った写メはどこにも公開しないで保存しておくから安心しなよ。撮り終わったら別れるか別れないかもう一回だけ聞いてあげるから、身の振り方をよーく考えておいた方がいいよ」
「ちょっと待って!ねぇ、どうして私と猛君に別れてもらいたいの……?」
身をよじりながら問いかけた。
自分の力で解決して何とかホームルームまでに教室に戻らないと……。
今猛君に心配掛けさせたくない。
「それは……」
バンッ!!
榎本君が理由を語ろうとした瞬間、教室の扉が勢い良く開いた。
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