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【地下室】
フランドール視点
フランドールは近頃ストレスを溜めていた。
フラン︰つまんない…! どのおもちゃもつまんないわ!
フランドール・スカーレット。レミリアの妹だ。普段は地下室に閉じこもっている。
その理由は彼女の能力と情緒の不安定さによるものだ。
監禁なのか、自分から閉じこもっているのかはよく分からないが。
フラン︰ どれもすぐに壊れちゃうっ…! あいつも…こいつも…!
なんでよ、 もっと私と遊んでよ……!
じゃなきゃ私、つまんない…
フランドールは精神が幼い。そして閉じこもってばかりいるために、ストレスを溜めやすい。
ストレスを溜めすぎると暴走してしまうことがある。
フラン︰あの巫女や魔法使いと、また遊びたいわ…
…とっても楽しかったから。
その時、扉が開く。
レミリア︰フラン、居るかしら。
レミリアと咲夜だ。
フラン︰お姉様?
フランは驚きと困惑の表情を見せた。
フラン︰何しに来たの、お姉様。 咲夜もいるじゃない。
レミリア︰そろそろストレスが溜まる頃だと思ってね。提案があるの。
フラン︰提案って?
フランドールは尋ねる。
レミリアはそれに応えた。
レミリア︰一緒に外に行かない?
フラン︰外? …お外?
ここから出ていいの?
レミリア︰もちろんよ。
フラン︰ほんとうに いいの?
レミリア︰いいのよ、フラン。
フランドールはしばらく沈黙した。
レミリア︰嫌なら来なくても…
フラン︰行く!絶対に行くわ!
レミリア︰あら、嬉しいわ。
咲夜はそのやり取りを見守っていた。
数時間後
【紅魔館前】
今、3人が出発しようとしている。
美鈴︰おや。お嬢様、フラン様。咲夜さんも。お出かけですか?
こちらに気づいた美鈴が問う。
フラン︰うん!
レミリア︰美鈴、少し館を離れるわ。
美鈴︰分かりました!
咲夜︰ちゃんと門番するのよ。
咲夜はちゃんと仕事をするか不安そうである。まぁ、ちゃんと仕事をしているとはいえ、たまに昼寝をしているのを見かけたらそんな気分にもなるだろう。
美鈴︰やだなぁ、分かってますよ咲夜さん!
咲夜︰嘘だったら容赦しないわ。
レミリア︰それじゃあ、行ってくるわ。
フラン︰いってきまーす!
咲夜︰行ってきます。
美鈴︰行ってらっしゃいませー!
お気を付けてー!
今、3人は出発した。
人里に向かって。
だが、そこには影が蠢いていた。
3人の行先は何処になるのか…。
美鈴︰皆さん良いなぁ、私も今度休暇貰おうかなぁ…咲夜さんが許してくれ無さそうだけど。笑
美鈴︰…それにしても、今日はなんだか変な感じがする。風邪でも引いたか?
【大図書館】
パチュリー︰小悪魔、次はその本を。
小悪魔︰分かりました、パチュリー様。
パチュリー︰今日は何時もより体が重いわ…
小悪魔︰大丈夫ですか…!?
ご無理なさらず…!
パチュリー︰動けるから平気よ。
(先程から……変な魔力を感じるけれど。)
パチュリー︰(魔法が使いづらいのと体調不良はこのせいかしら…)
小悪魔︰パチュリー様?何か仰られましたか?
パチュリー︰いえ、何も言っていないわ。
(…嫌な予感がする。)
【境界の中】
境界が乱れている…。
博麗大結界も損傷を受けているようね。
こんな事、昨日までにはなかったわ。
…新しい不届き者 。
また現れた…。これで何回目?
誰かが犠牲にならないといいけれど。 いや、もう犠牲になってしまったかしら。
どんな事をしようとも。
この美しい世界を。
何もかもを受け入れるこの場所を。
私達が創り出した楽園を。
幻想郷を汚すモノは…
この、八雲紫が消してあげるわ。
八雲紫︰覚悟なさい。
人物紹介
フランドール・スカーレット
レミリアの妹。吸血鬼。
幼い見た目だが長く生きている。
生まれてからずっと館の地下室に閉じこもっていた。紅霧異変をきっかけに外に出るようになった。
知らない人間の事は「玩具」として見ている。
主な武器は剣 (名前︰レーヴァテイン)である。
能力︰ありとあらゆるものを破壊する程度の能力
2つ名︰【悪魔の妹】
【恐ろしい波動】
(東方紅魔郷、東方文花帖などより)
今回はここまで。見て下さりありがとうございます。
これって紫さんの紹介もこの話に書くべきですかね。
教えて頂けると幸いです。
【追記】紫さんの紹介は次回にさせていただきます。
それではまた。
コメント
1件
フランの「つまんない」という言葉に、彼女の溜まったストレスと孤独がひしひしと伝わってきました。レミリアが地下室に来て「一緒に外に行かない?」と誘うところ、フランが「行く!絶対に行くわ!」って迷いから一気に変わる感じ、姉妹の距離が縮まるようでほっとしました。咲夜と美鈴の軽い掛け合いも日常感が出ていて好きです。ラストのパチュリーの不調と八雲紫の宣言で、これから大きな出来事がありそうな予感。続きもぜひ読みたいです!
ゆき
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