「あぁ
お兄ちゃん、
見ないで」
恥ずかしさのあまり、いたたまれなくなった真子は顔を背け、蚊の泣くような小さな声でそう言った。
「いいよ。真子はそのまま顔をそらしてて。
触るよ」
そう言うと、幸太は真子の秘部に顔を近づけ、足の付け根部分に、両手の人差し指と中指をあてがった。
平静さを保ったように見せてはいたが、これ程までに恥ずかしい格好を自分の眼前にさらし、もう十分に開いている秘部を、更に開かれようとしている真子の姿を前にし、幸太は、これまでに感じたことのない程の興奮を覚えていた。
幸太はこれまでに2人の女性と付き合い、人並みに身体の関係も経験してきた。しかし、好意を持って付き合っている女性に対して、これ程までに羞恥心を与える格好をさせるようなことは、したこともなかったし、したいと思ったこともなかったのだ。
だから、今、自分の中に湧き上がってきている興奮を隠すのに必死だった。
幸太は、偶然得たこの瞬間をじっくり、時間をかけて味わいたいと思っていた。
真子の柔らかな身体に指をあてがっただけなのに、幸太の履いているチノパンのカーキ色は、ファスナーの下が一部分だけ濃い色に変わっていた。
幸太はあてがった指を、それぞれ左右に動かした。優しく触れていた幸太の指に、一瞬クッと力が入ったとき、真子の脚がピクンと動いた。
幸太はその反応に気づきながらもグッと左右に開いた。
左右に開いた指先を、少しだけ秘部の方に傾けて、小さくグリュグリュと回してみた。
真子の脚に力が入り、今度は、肛門がギュッと締まる様子が見てとれた。
全ての穴が、幸太からは丸見えだった。
おしっこの出てくる穴も、
まだ何物も受け入れたことのない穴も、
こんなに可愛らしい真子が毎日のようにウンコをする穴も。
幸太は、息がかかるほど顔を近づけながら、グリュグリュ指を動かしていた。
「お、お兄ちゃん」
真子の声でハッとして、我にかえった。
恥ずかしさのあまり、顔を背けていた真子が、大きく開いた脚の間から、顔を真っ赤にして幸太を見ていた。
「お兄ちゃん
そんなに見たら、
恥ずかしいよ」
自分の手で太ももを持ち、脚を思い切り開いている真子は、小さな声でそう言いながらも、肛門をヒクヒクさせていた。
「今、中を見ているから
もうちょっとがんばれ」
そう言うと、
真子は再び、唇をキュッと結んで目を閉じた。
「あぁ、ここだなぁ。
小さなニキビができてるよぉ。
これは痛いねぇ。
こんなとこ、薬は塗れないし、
潰すわけにもいかないしなぁ。
…
…
どうする?
…
少しでも早く良くなるように、
唾でもつけとくか?」
馬鹿げているなぁと思いながらも、微かな期待を抱きつつ、そう言ってみた。
「…」
唇を噛み締めたまま、幸太の目を見つめる真子だったが、
「うん。
お兄ちゃん、お願い。」