『 いや、別に嫌ならいいんだ! 』
「 ⋯ 」
「 別に、いやじゃ、ない、かも 」
『 笑 』
『 なら、教室に戻ろう 』
この時私、いつかこの人を好きになるんだろうなと気づいてしまった
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教室の扉の前に立つのは今日で3回目
「 ( あぁ、こわい ) 」
彼が私の手を掴んで微笑んだ
「 ( ああ、わたし、震えてたんだ ) 」
ガラガラ
扉が開く
前が見れない
【 えーー?!!ガチか!!! 】
『 そ、ガチ笑俺ら付き合ってるんだ 』
『 応援してよ 』
【 仕方ないなー応援してるよw 】
【 樋口さん、こいつほんっとバカだから
飽きたらいつでも捨てていいから!】
「 ⋯ 」
『 あ、樋d 』
『 れ、麗奈!!はあんまり人と話すの得意じゃn』
「 分かりました笑 」
『 ( 樋口さん、綺麗だ ) 』
【 樋口さんって普通に可愛くね?? 】
【 やばいもう惚れそう 】
『 ⋯ 』
『 ( あれ、なんでこんなに、 ) 』
『 ( 胸が痛いんだろう ) 』
「 いえ、私なんて全然かわいくないでs 」
『 おーお前らー笑 』
『 俺の麗奈なんだから、狙うなよー 』
これはきっと本心だった
【 さすが彼氏様だなw 】
【 仲良くやれよー!! 】
『 おう、ありがと!! 』
次の授業が始まる時まで、繋いだ手は離れなかった
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