テラーノベル
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「それで、あなたは何故ここに?」
銃兎ははぁ、とため息をつきながらゴーストに問う。
『オリジナルに会いたかったからですよ』
ゴーストは、にっこりと笑みを浮かべながら答える。
「…はぁ?」
銃兎は、意味がわからないと言うように顔を歪める。
『酷い顔ですね、“オリジナル”。
私にそんな顔は似合いません!』
ゴースト銃兎は、まったく、というように銃兎に近づくと眉間をぐりぐりする。
「…! 触るな! 」
銃兎はゴーストの手を払い除ける。
『……オリジナル、何が不満なんです?』
ゴーストは銃兎をじっ、と見つめ、またも近づいてこようとする。
銃兎は眉間にさらに皺を寄せ、玄関まで後ずさりした。
「なんでついてくるんですか?
あなたは私たちに倒されたんですよ!?」
銃兎はいつでも玄関を開けて逃げられるよう、ドアノブをにぎる。
『まぁまぁオリジナル、落ち着いてください。いつもより“は”早い帰宅ではありませんか。
お風呂を沸かしてあります、入ってきて、私の話を聞いてください』
ゴーストは銃兎のドアノブを握っている手を握ると、風呂場まで引っ張っていく。
「……はぁ……」
銃兎は諦めを滲ませたため息をつくと、ゴーストにされるがまま風呂場へと向かった。
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