はい、helpしたら尊敬してる方からアイデアいただきました!
本当にありがたいです!こんな初心者になにかしてくれるなんて…。しかもsgiさんが関わる事とかめんどくさい縛り?つけたから来ないかもなぁって考えてたら救世主が!!
と、言うことで話をつくりました!(うまくできたとはいわないスタイル)
ちなみに最後の方は私が昔適当な紙に書いてたところから持ってきました!多分ここかってなると思いますw年が合わないんでw
少し暗い表現が入るかもしれません!ご注意ください!
御本人様には一切関係ございません!
では!
sgiさんside
「ギャハハ!また勉強してるー!」
「それしかできないの?ww」
「ほっといてやれよ、あんな奴w」
「小学生なのにつまんない事してる〜」
……勉強しろって言ったのお前らじゃん。
「お前は机で勉強する方がお似合いだよw」
って言ってきただろうが。俺だって遊びたい。なのに俺だけ仲間外れ、話しかけても無視するし近くで悪口も言う。先生に相談しても俺が頑張らないのが悪いって。
頑張るってなに?友達づくり?その輪に入らせてくれないから悩んでるのに俺が悪いの?
「なんで……」
なんで俺には…味方がいないの……?
誰も助けてくれない。近くの子だって我が身可愛さで助けてくれない。先生たちだってまともにとりあってもくれない。
誰か……助けてよ…!
須「誰か……助けてっ…!」
ガバッ!
須「ハァ…ハァ…夢……か…。」
…懐かしい最悪の夢だな…。
須「……勉強がお似合い…か。」
いじめを受けていた時に言われた言葉。当時の俺は気が弱くて何も言い返せなかった。友達なんて一人もいないから勉強するしかなかった。学年が上がっても、うちは田舎だったからクラス替えなんて起こらないし一生友達なんて出来なかった…。しかも俺は東大の大学院卒業…なんかアイツらの言った事が当たってるみたいで腹が立つ。
ちなみにアニメや声優さんが好きなのはここから来てる。友達がいなかった頃、俺の拠り所は家族かアニメ、それを演じ声をあてる声優さん。その人達はどんなシーンでも声を使い分け、特に友情を育むシーンが好きだった。
「俺らは友達な!」
なんて温かな声は学校では聞かないから。アニメでも良い。そんな風になりたかった。
当時の俺は、羨ましく思いながら見ていた。
須「…今は良い人達に恵まれてる。変に考えるな、俺…!」
そう、大丈夫、俺はもう一人じゃないから。今は沢山の仲間がいる。なにも悩む事なんてない。
須「…俺は、ナイスガイの須貝…」
…この台詞はいつも挨拶で使ってるもの。呪いの言葉。俺は出来る、昔と違うって言い聞かせてるだけ。誰かに挨拶する時、自信がつくように。
俺はナイスガイだから…大丈夫…。
そうやって、心を落ち着かせる。
本当の俺は弱くて、頼りない人間だから。
視聴者や他の誰にも悟らせちゃいけないんだ…俺は…。
須「…はよ忘れんとな…。」
須「おはようございまーす。」
伊「あ、おはようございます、須貝さん。」
山「おはようございます!」
鶴「おはよー」
須「あれ?福良さんと河村さんいないの珍しいね?」
いつもはいる2人がいないのが少し気になって口に出してた。そしたら…
山「あ、そ、そうですねー」
って、なんか変な返事をされた。
須「?どうしたん?山本。」
山「え、なんでもないですよ!ね!」
伊「はい。」
鶴「須貝さんの思い違いですよぉ〜」
…なんだろう。この感じ…
「お前の思い違いだろーw」
須「っ…!」
そうだ…俺がいじめだと気づいたあの時だ…。
俺が、皆の態度が変だと思って聞いてみたら…そう言われて…。
須「…う……あ…」
違う!皆はそんな事言わない!!絶対!
そう思っても目の前の皆があの頃いじめてきた奴らと重なってしまう。
嫌……いや…!
山「……須貝さん?」
伊「どうしました?」
皆が…心配してくれて…あれ?違う…俺を助けてくれる人なんて…いない…
……あ、あれ………?
今、俺の目の前にいるのは…だれ??
須「ぅ……。」
バタッ
鶴「!須貝さん!?大丈夫ですか!?」
山「え、だ、大丈夫!?」
伊「おちついて!取り敢えず鶴崎、今どうなってる?」
鶴「…気を失ってるみたいですね。」
伊「仮眠室に連れてこう!」
鶴「は、はい!」
trskさんside
話をしてただけだった筈なのに、いきなり怯えたような表情になったかと思えば気を失い、倒れてしまった。仮眠室に連れてって様子を見てみるとあまり顔色が良くなかった。
山「いきなりどうしたんでしょう…?」
伊「分からない…でもあの顔は…俺達に怯えているようだった。」
山「怯えるって……なんででしょうか…」
いつも通り会話をして…怯えるって…今までなかったのに…。
須「ぅ……」
鶴「?須貝さん?」
須「や……やだっ…やだぁ……!」
3人「!?」
もしかして、悪夢にうなされてるのか…?
山「須貝さ…
伊「待って。」
山「え、なんで?起こしてあげましょうよ!」
伊「…可哀想だけど、何か分かるかもしれない。この人は弱音も悩みも、何も言わないから。」
山「……。」
納得はいかないけど、言われれば、僕達はよく須貝さんに悩みを聞いてもらっていた。
でも、その逆はなかった。
あの人は…何かに悩んでるかもしれない。
須「行かないでっ…1人に……しないでよ…」
“行かないで”
“1人にしないで”
どれも須貝さんが言いそうにない、けれどこれは、この人の心の悲鳴なのかもしれない。
山「…聞いてる方もつらいよ…この悲鳴…」
鶴「起こしましょ。これ以上つらい思いをさせたくない。」
伊「だな…。」
鶴「須貝さん!起きてください!」
須「ぅ…あ…」
良かった、うっすら目を開いてる。起きたみたい。
鶴「大丈夫ですか?」
須「……な、んで…」
鶴「え?」
須「なんで……みんないるの?」
鶴「え??」
山「須貝さん!さっきのは夢です!起きてください!僕達はここにいます!」
須「……。」
そう山本さんが言っても、須貝さんの目に光が入ることは無かった。
伊「…須貝さん、おはようございます。」
須「……お、はよぉ…?」
なんか、寝ぼけてるとは違うな…
現実と夢の区別がついてないのか?いや、それを寝ぼけてるって言うのかな…?
でも、なんだろう…
須貝さんが、須貝さんじゃないような、この感じ…。
伊「俺が誰か分かりますか?」
須「…い、ざわ…」
受け答えは出来ているみたいだけどどこか焦点があってない…。しかも目に光も戻らない。
伊「ここがどこか、分かります?」
須「がっ…じゃない、仕事場…」
伊「まぁ、そうですね」
がっ…?なにか言いかけた?もしかして夢の場所と間違えかけた?
伊「俺達は、ここにいますよ。」
須「………うん…。」
どうやら意識はハッキリしたようだけど元気がなかった。
山「あの…須貝さん。」
須「ん?」
山「何か…その…あったんですか?」
須「…うぅん、なんでもない!」
3人「!」
…さっきまで元気もなかったのにまるでいつもの姿を想像させられる声になった。
須「急に倒れてごめんな?もう大丈夫やから!」
多分、悪夢に魘された所を見てたなんて思ってないからいつもの姿を装っているんだ。
でも、さっきの姿を見た後だと無理をしてるようにしか思えなかった。
山「…ねぇ。」
須「?」
山「僕達…そんな頼りないですか?」
須「え…」
山「僕達に悩みも苦しみも話せないほど…僕達が頼りないですか?」
須「なに言ってんの?俺に悩みもないし苦しんでもいないよ。」
山「…嘘でしょ。分かるよ。どれだけ長く一緒にいたと思ってるの…そんな演技しないでよ…。」
須「演技って…俺嘘つくの下手って知ってるだろ?」
山「最初の頃はそうでしたね。でも、今となっては上手いでしょ?人狼動画や、他の動画を見比べれば明らかです。」
須「…。」
山「…お願いです。話してください…」
須「……山本、すげぇな。俺、バレてないと思ってたのに。」
2人「!」
認めた…?悩みや苦しみがあるって…
山「……話してくれるんですね?」
須「…あぁ。どうせ、話さなきゃいけなかっただろうし。」
そこで僕達が聞いたのは小学生の頃の記憶。周りからのいじめ、動いてくれない我が身可愛さの生徒、取り合ってもくれない先生。その頃の夢を見てしまい、会話しているうちにそのいじめられていた頃の姿が重なってしまったという。
僕には分かった。多分、2人の居場所を聞かれた際に仲間外れにするような言い方をしてしまったからだって。
鶴「…ごめんなさい。」
須「え?」
鶴「さっきの会話で、仲間外れにするような言い方したからですよね…」
須「ま、まぁ、そうなんやけど…」
やっぱり。…ここで嘘をつかないのは須貝さんらしいな。
須「そういやさ、福良さんと河村さんって…」
あ、ヤバ!
伊「えっとぉ…」
須「?」
まずいまずい!またいじめられてた頃の記憶を思い出しちゃうかも…!
ヴー ヴー
その時、伊沢さんのスマホからバイブ音が聞こえた。
伊「!もしもし!うん、うん…わかった!」
ポチッ
須「伊沢…?」
伊「さっきの答え合わせをしましょう!」
sgiさんside
答え合わせって…さっきの2人がどこいるかって事?
伊「じゃ、撮影部屋に来てください!まってますから!」
そういうと、伊沢は走って出ていってしまった。
山「僕達もいきましょ!」
須「え、うん…」
よく分からないけど、山本と鶴崎に背中を押されながら撮影部屋を目指した。
山「開けてみてください。」
須「…?」
おそるおそる、扉を開けると…
パァン!パァン!
須「うわっ!?」
クラッカーの音が不揃いに聞こえ、キラキラしたテープが俺の身体に引っ付いた。
皆「おめでとうございます!!」
………え??
須「なに、が?」
俺、誕生日でもないけど…?
福「ふふ、びっくりしてる!」
河「大成功だな!」
須「福良さん!?河村さん!?」
福「そうだよー」
河「おぉ、なんか予想外な反応だなあ。いい意味で!」
福「今日は須貝さんがQuizKnockに入って5周年なんですよ!」
…え
須「俺でも覚えてないんだけど!?」
皆「wwwwww」
須「てか、2人がいなかったのって…!」
河「最後の仕上げをしてたからですね。」
そっか…良かった…!
2人「須貝さん!?」
福「なんで泣いて…!」
鶴「嬉し泣きですよぉきっと!」
それもないわけじゃないんだけど…あの時と同じにならなくて良かった。それが大きかった。それに鶴崎は事情を知らない2人に嘘をついてくれたんだ。
河「…そっか。なんか嬉しいなぁ。」
涙も止まり、少し会話をしてると…
ガチャッ
問「ケーキ受け取ってきましたー!」
言「ショートケーキとチョコレートケーキに、モンブランタルトと、ホールだから好きなの選んでくださいね!」
東兄弟が3つの箱を持って来た。てか、モンブランタルトって、珍しいな…。
問「須貝さんはどれにします?」
須「え、決めて良いん?」
言「だって、須貝さんの5周年記念ですからね!いつも何か買って来た時は”最年長だから”って、いつも他の人を優先するんですからこういう時は甘えるものですよ!」
須「じゃあ…チョコレートケーキ!」
2人「はーい!」
そうして俺はケーキを食べながらお祝いされた。ちょっとしたプレゼントや、お祝いの言葉は昔は家族からだけで、こうやって仕事仲間であり、友人の皆からお祝いされるのは俺の前の誕生日以来…割と近いな?
ま、まぁそれは置いとこう。
友人達とこうやってワイワイ楽しく過ごす日々が俺の昔からの憧れであり、夢だった。
それは、昔の俺には叶わない夢だったから。
昔の俺が望んでも手に入る事のないひと時の幸せ。
でも、もう過去は振り返ったりはしない。
だって今目の前にいるのは、大切な仲間たちなんだからね!
終
いやぁ、良いアイデア貰ったのになんか話が吹っ飛びましたね。ちなみにこのいじめの内容は私が昔受けていたものを少し再現しました。いじめは本当に駄目です。一応言っときますがこれはいじめを推奨する話じゃないことくらいわかりますよね?むしろいじめなんて起きてほしくないです。心の傷は治療なんて出来ない一生のものなんですから。トラウマものですよ。
で、最初に言ってた最後の方は昔書いてたやつを引っ張ってきたみたいな。それが5周年記念の所です。年が全く合いませんw
sgiさん初登場は第一回の朝それで11月にあったはずですからねw
しかも7年は経ってます。2年も差が…w
ということでアイデア提供してくださった方、本当にありがとうございました!
そして閲覧ありがとうございました!
コメント
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うわぁぁぁぁ!!!いやほんとに猫好きさんの…ん、?猫好きの…?書き方好き過ぎてマジでほんと…あの…凄い!!!!あと誰か語彙力増やす方法教えて…