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kgri多めの短編集  R15ぐらい

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kgri多めの短編集 R15ぐらい

3 - 第3話 女装話 kgri

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2025年10月03日

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注意⚠️

キャラ崩壊、kgri、誤字脱字、単なる二次創作です。

何でも許せる方向け。ちょっとえっちだけどR18とかではないです。多分。


午後8時、叢雲宅。

つい2日前程にお泊りがしたい。とライが言い出したので、早速今日の昼に荷物を持って現れた。

せっかくだから飲もうと、夜はビール缶を開けつまみを食べながら世間話しを話し合った。お互い酒に弱い訳でも特別強くも無いので、ちびちびと自分に合った量を飲み続けていた。

ふと、顔を真っ赤にしたライが思い出したと言い、着替えの入ったカバンをあさった。

あった!といい、すぐそれを持って部屋をでていってしまった。

どたどたと階段を登る音がする。

宴会は、カゲツの部屋で行われておりライは扉を勢いよく開けた。

「じゃーん!!」

そう言って現れたのは、白と青がメインのセーラ服を着たライで、胸元の赤いリボンが映えている。

「…どした?」

「どう?似合ってる?」

「似合っ…とるけど…。」

その返事に満足したようにフフンと鼻を鳴らす、その後飲みかけのビールを一気に飲み干し、しゃくりを一つあげる。

「そんな飲んで平気なん?」

「大丈夫、大丈夫〜。」

愉快に答え、ニヤニヤした顔でカゲツのベットに腰掛けた。

「見て。」

そう言われたので目線を向けると、ライは赤く染まった顔でスカートの裾をペラペラとめくる。

「どう?」

何かを期待するような目を向けられ、カゲツは困り眉になる。

「……可愛いんやない?」

「ちーがーうー!!」

考え抜いた返事もあっさりと否定される、ぷっくりと頬を膨らませ立ち上がり今度はスカートの裾をがっと託しあげ、パンツが見えないギリギリで止める。

「エロいかどうかを聞いてんの!」

「…何が?」

「何がって……服?」

「制服エロかったらアカンでしょ。学生皆着るんやから。」

頭にハテナを浮かばせながら答えるカゲツにライは憤りを覚える。

ライはギギと歯をならしながらカゲツを睨みつけた、カゲツはどうしたら良いんだよと冷や汗を流して肩を落とす。

「せっかくブラもつけたのに…」

上着の首元を手で広げ、ホラと胸を見せる。横目で覗くと、男が付けるものではない下着を着ていてしかも色はピンクだった。

「付ける意味ないやん。」

「そうだけどさぁ…」

溜息をついたライは、まるでつまらない者をみるかのような目を天井に向けた。

「てか…どっから手に入れたん、それ。」

「普通に、ネット通販だけど。」

「わざわざこの為だけに?」

「……悪かったな。」

ムスッとすっかり拗ねてしまったライの頭をぽんぽんと撫でる。

それでも彼の機嫌はとれなくて、じゃ何て言えば良かったのかと問えば、さらに口をきつく閉じてしまう。

ふと、大きく溜息をついたライはそのままうしろのクッションに身を投げるようにして寝転がった。

「…パンツ見えとるよ。」

「しってるー。」

顔の代わりに足で返事をし、ばたつかせ下着見えてもお構い無しで、なんなら、ちらっとこっちを見て「興奮した?」なんて聞いてくる。その度に首を振って否定すれば、むすっと頬を膨らませた。

「なに、今日はそういう日なん?」

「どういう日だよ…。」

なんて言えばいいのか分からず、首を傾げながら、手で輪っかを作ってもう片方の手の人差し指を輪っかに入れる動作をしてみた。すると、ライの顔はみるみる赤くなり、慌てて起き上がった。

「ばっっ…かじゃねぇのっ!?」

「違うん?」

「違ッ……〜〜ッ!」

悶えるようにライは頭を抱える、カゲツはそれを横目にビール缶に口をつけ

ライが何やらブツブツ言っていても、気にしないで、残ったそら豆を食べる。

ふぁわっと一つあくびが出た。

「…僕もう眠い。」

「はぁ!?ちょっとまっ……」

悶々と考えるライを他所にカゲツは私服のままでベットに入る。着替えるのも面倒だし、朝起きて洗濯機に入れれば十分に間に合う。

「おい!寝れると思ってんのかよ、俺を放置してさぁ!!」

「……うるさぁ」

深く布団に潜ろうとするカゲツを止め、ライは布団を床に投げ捨て、カゲツの上に乗り、馬乗り状態になった。腹辺りに重みを感じる。じっと潤んだ目を震えさせ、ふいに顔を近づかせるとちゅっと口をつける。

「………僕眠いんやけど。明日にせん?」

「…やだ」

酒のせいか気恥ずかしさからか、ライの顔は真っ赤だった。


午前11時 、 ディディカ拠点。

床にまた追加される脱ぎ捨てられた服が、ふわりと舞ってはぽすんと落ちた。

「ねぇ、こっちはどう思う?」

そう二つのハンガーにかかった服を持って、カゲツに聞く伊波は真剣と言った表情でどの色のスカートが似合うかを考えている。

実に数時間前の事。伊波と二人で本部への報告書提出に行くと、丁度いいと言わんばかりに新たに任務を受けてくれと頼まれた。内容は、行方不明者の捜索で、夜道を歩いていた男女が次々に行方不明になっているらしい。まず、その行方不明になったというあぜ道を二人で歩いて見たが、特に何もなく。そこで、カゲツか伊波のどちらかが女に成りすまして行方不明者を探そうと決めたのだ。言い合いになって、結局ジャンケンで決めて、伊波が負けた。

「やっぱり、花柄があった方が可愛いかな?」

「……別に、女子っぽく見えたら何でも良いんやないの?」

「いーやっ、やっぱり可愛い格好じゃなきゃ。ダサかったら女子っぽく見えないよ。」

「えー…そうかなぁ?」

着物でもスカートでも、女物を着ていれば何でも良いと思っていたが。伊波は本気で女子になろうとしているらしい。

「カゲツはどっちが良いと思う?」

「いや…僕あんまし服とかよく分からんし…。」

「パッと見の印象を聞いてるの。どう、可愛い?」

そうくるりと一回転して見せる。ふわっと広がった薄黄色のスカートに白のオフショル、女装姿でも肩を見せるのかと、カゲツは目を細めた。

「……かわっ…いいと思うけど…ちょっとスカート?が短い。」

「えー? こう言うもんだよ。」

「ズボンでも女子っぽいのあるんやないの?」

「スカートの方が手早く女子って思えるじゃん。」

うーんと首を傾げて小さく唸る。そもそも、妖魔もしくはコザカシイ達に女装で騙せるのかと言う話、伊波の女装が簡単に見破られる可能性もあるのだ。今回、神隠しのような事案から、妖魔の仕業だと思うが、妖魔は見た目よりその人の発するオーラのような物で人を判断する、その為結局の所女装しても意味がないのでは。

「あっ!これとかどうよ。レース付いてる奴。」

「見てよこれ!カゲツのイメカラの服あるw」

着てあげようか?と小悪魔っぽく笑う彼に、内心に秘めた可愛いの気持ちを抑えながら 好きにしたら。と無愛想に答えた。

鏡の前でポーズをとりまくる伊波を見ると、何だかんだ言っても楽しそうで、自分も色んな可愛い姿が見えて満更でもない。いわゆる眼福と言う奴だ。

もし意味がなくとも、女装作戦は試して見る価値が十分にある。


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kgriの美味しい空気吸えて幸せです…素敵な作品ありがとうございます……!

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