テラーノベル
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⚠森ちょん注意⚠⚠出血、自傷表現注意⚠
▫この作品はnmmn,hnnmです。nmmn,hnnmって何?って方はこの作品は見る前に調べて来てください!!
▫実在する人物とは一切関係ございません!!
▫他サイトでの晒し行為は辞めてください。
自分の怪我したところと同じ場所に自傷するって神シチュすぎる!!自分もやられたい!!
わかった方のみスクロールお願いします↓
「あ、痛っ……」
キッチンで、ぼんやりとリンゴの皮を剥いていた僕は、不意に手元を滑らせた。
左手の親指の付け根に、赤い線が一本走る。
じわり、と血が滲んでくるのを見て、反射的に指を押さえた。
『どうしたの、ちょんまげ』
リビングにいたはずの森くんが、いつの間にか目の前に立っていた。
僕の左手をそっと取ると、傷口を確かめるように、じっと見つめる。
「あぁ……ごめん。ちょっと指、切っちゃって。絆創膏どこだっけ?」
『ダメだよ』
穏やかな声。
『こんなに綺麗な傷なんだから、すぐ隠しちゃうのは勿体ない』
そう言って、森くんは僕の指を自分の口元へ運び、傷口を薄く舐めた。
一瞬、ズキッとした痛みが走り、背筋がぞくりと震える。
彼は何事もなかったみたいに僕をソファに座らせると、
救急箱……ではなく、カッターナイフを手にして戻ってきた。
「……森くん? 絆創膏だけで大丈夫だよ」
『ちょんまげが痛い思いしてるのに、
僕だけ平気な顔してるのって、ずるいでしょ?』
森くんは、にこりと笑った。
そして自分の左手を差し出すと、迷いのない手つきで、親指の付け根――
僕と同じ場所に、刃を当てる。
「……っ、ちょ、何して……!」
『動かないで。形、合わせたいから』
躊躇なく引かれた刃が、森くんの白い肌を裂いた。
長さも、深さも、僕の傷とまったく同じ。
溢れた血が、僕の指の血と混ざるように、森くんは強く手を握る。
『ほら』
嬉しそうに、囁く。
『これで……痛いのも、お揃いだね』
その瞳はひどく澄んでいて、
狂おしいほどの満足で満ちていた。
たった一つの小さな怪我をきっかけに、
森くんは僕と自分の境界を、確実に壊してしまったのだと分かる。
重なり合った傷口から、どくどくと鼓動が伝わってくる。
痛い。
熱を持って、じんじんする。
それなのに。
森くんが恍惚とした表情で僕を見つめているせいで、
「痛い」と言うことさえ、愛の言葉みたいに感じてしまう。
「……森くん、変だよ。でも……なんか、不思議と嫌じゃないかも」
『でしょ』
彼は僕の傷口を愛おしそうに撫でると、
今度は丁寧に消毒をして、同じ絆創膏を二人の指に貼った。
僕は、並んで貼られた絆創膏を見つめながら、ふと思う。
(……痛いな。でも、怪我するのも、悪くないかも)
そんな考えが浮かぶこと自体、もうおかしいのに。
僕はそのまま、得体の知れない安心感の中へ、ゆっくり沈んでいった。
コメント
1件
pixivの方で投稿した。短編集の中の話⑥です!! コメントお気軽に…( ・∀・)b