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ここでロベルトと覗き見したことがバレてしまう。わたしは恥ずかしさでいたたまれなくなった。
ところが、
「遅かったね。待っていたよ」
「おねえさま、そこにいてはますます濡れてしまいますわ」
ジョージ王太子とマリーは、わたしが覗き見していたとは夢にも思わず、待ち合わせに遅刻したものだと勘違いしていた。
雨は激しく、勢いは止まらない。
ドレスはずぶ濡れで、ここにこのままいるわけにはいかない。
わたしとロベルトは、濡れたまま東屋に入り、ベンチに腰掛けた。
「ゲリラ豪雨だから、すぐに止むだろう。城に戻ったら温かいお風呂を用意させよう」
「ありがとうございます」
「ところで、今日は何か話したいことがあったのかい？」
「……………」
わたしは返答に困った。
沈黙が流れた。わたしは＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
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