手を離さなければ

                             

                             手を離したら

桃青

ﾓﾌﾞ

「逃げてぇ！！！」

ﾓﾌﾞ

「きゃぁぁぁぁぁぁ！」

ﾓﾌﾞ

「うわあああああああああああ！」

桃

『青?!』

青

『桃くん…!!!』

お前の手離してしまった時

本当に俺は最低だと思った……

あの日

テロが起きた…

久々に2人でデパートに行ってた…

青の服を見てた時……

「おい！」

「早くしろよ!!!」

青

『なんか1階騒いでない？』

桃

『なんだろうな…？』

ﾊﾟｧﾝ!

青

『…?!!!』

桃

『ｯ?!』

「きゃあああああああ！！」

「逃げろぉぉおおおお！」

「うわああああああああん！！」

色んな声が入り混じる中2階の人達が一斉に動き出す

桃

『あ…青！！』

青

『ﾓﾓｸﾝ……ｸﾞｽｯ』

2人で走った

握った手を離さないように……

「おい！」

ｸﾞｲｯ

青

『わぁっ！』

桃

『ﾊｯ！青！！！』

俺は人に飲まれて助けに行けなかった

青はそのまま人質として……

警察もみんな動いた……

3日間…

アイツは大丈夫なのか…

そいて4日目の朝、あいつは助けられた

何も食べてなかったのか、衰弱していた

桃

『青……』

俺は涙が出た…怖かった…

青

『さ……くん…？』

あいつはそのまま救急車に乗った

俺…本当に最低だな……

しばらくしてあいつの見舞いに行った

青

『桃くん！』

桃

『…よっ』

青

『……どうしたの？』

桃

『え…？』

青

『僕元気だよ？』

桃

『…ごめん…』ﾎﾟﾛﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

青

『へっ？！大丈夫だよ！！』

桃

『あの時…ｸﾞｽｯ…手を離さなければ…』

青

『……おいで？』

青は手を広げた

桃

『……ｸﾞｽｯ』

あいつは優しく抱きしめてくれた

青

『心配してくれてありがとう』

桃

『本当にごめん…ｸﾞｽｯ』

1週間後、あいつは帰ってきた

青

『桃くん、ただいま！』

桃

『おかえり…ﾌｯ』

青

『やっぱり怪我した部分は残るねぇ〜』

桃

『……』

桃

『青、』

青

『ん？』

桃

『俺は青の事これからは絶対話さないから』

青

『……//』

桃

『結婚しよ、青』

青

『はぇ…////』

桃

『これから絶対手を離さない、』

青

『…うん！よろしくお願いします…！///』

手を話さなければ幸せになれる

青、これからは絶対に……