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「で、本当にここにおやつ仮面がいるのか?」
「はい、絶対にいますよ。」
「ハルバードはおやつ仮面の代名詞だからね。」
ソラとバンダナワドルディとカービィは何故か墜落したハルバードに侵入していた。
「多分、殴れば治ってくれるし大丈夫!」
「やっぱりすごい理論だな…。」
ハルバードの艦内はところどころ煙が出ている。オイルの匂いもする。
「墜落後はなかなか来たことないな。初めてかも。」
「僕もカービィが墜落させているところしか見たことないや。」
「そんなしょっちゅう墜落する船止めればいいのに。」
「あれ、2人とも!この部屋の中からおやつの匂いがしてきたよ!」
先程までオイルの匂いがしていたが、甘い匂いに変わっていた。
「もしかしておやつ仮面がいるのかも。」
「よし、行こう!」
ソラはおもいっきり部屋のドアを開けた。
そこには仮面をした一頭身の騎士がいた。おやつに囲まれている。
「メ、メタナイト!?」
「あ、そうだね、ソラはスマブラで会ってたし隠さなくてよかったかも。」
「普段の姿と違うし、おやつ仮面で良かったんじゃないかな。」
メタナイトは3人をじっと見た。
「堕落しているな。」
ソラは大声で言った。
「どっちがだよ!」
「うむ、無性に菓子が食べたくなってな。」
「そんな適当なことを…。」
「そしたら墜落してた。」
メタナイトは可愛くウィンクした。
カービィは食べ終わったキャンディの棒を持った。
「目を覚ませーっ!!」
そしてメタナイトの頭を思いっきり殴った。
「ええっ!カービィ!?」
「大丈夫ですよ、メタナイトさんは強いです。」
バンダナワドルディは真顔で話した。
「はっ、私は…!」
メタナイトは一歩下がって周りを見た。
「どう?思い出した?」
カービィは無邪気な笑顔で言った。
「いや、思い出したくないな…。」
「まぁ、そうだろうね…。」
ソラは呆れてそう言った。
「あ、そうだ!メタナイトも一緒にポップスターをなんとかしない?」
「私は…。」
メタナイトは俯いた。そしてまた顔を上げた。
「いや、まずはこの状況をどうにかしなければならない。後で会おう。」
「わかった、先行ってるね!」
「さようなら〜。」
「え、帰るの?ま、またな〜。」
3人はすぐに帰った。早すぎるくらいに。
「メタナイトって何の時系列だったのか?」
ソラはカービィとバンダナワドルディを見て言った。
「あれは…わからないね。メタナイトだけ本当におかしくなっちゃったのかも。」
「まだメタナイトさんと僕にしか会ってませんし…わかりませんね。」
「そっか…。」
そして爆発音がなった。
「こんな日常的に爆発音って鳴るの!?」
「あ、デデデ城の方だ。」
「だ、大王様…。」
3人は大きく聳え立つデデデ城の方向を向いた。ソラだけ少し遅れたが。
「大砲かもしれないです。気をつけて行きましょう。」
「ああ、あのロボボで役立たなかったやつ。」
「大砲が役立たないってどんな事があったんだよ…?」
3人はデデデ城へ向かって行った。
「ここね、グーイたちの家!」
「あ、お邪魔します。」
一方でリクとグーイは遊ぶ約束をして、グーイたちの家にきたようだ。
その家は普通の一軒家だった。闇っぽくもない。周りは真っ暗だが。
「あ、グーイと誰だお前?」
「どうやってここにきたんだ?」
ゼロツーとダークゼロが玄関にいた。
「リクだ。…どうしてここに来たのかは俺にもわからなくて…。」
「グーイが見つけたの!」
ゼロツーとダークゼロはリクを睨みつけた。
「闇がないとここには入らないぞ〜?」
「お前闇あんのか〜?」
睨みつけているが全く怖くない。
「あ、ええと少しならあるかもしれないが…。」
リクは少し顔を背けた。
グーイはリクに持ってもらっていたが、突然降りた。
「リクは友だち!2人とも邪魔!」
ダークゼロは驚いて、泣き始めた。
「わー、グーイの反抗期〜。遊んでやらない〜。」
「ふんだ!」
グーイはダークゼロを無視した。
「リク!おいでおいで!」
「あ、ああ、わかった。」
ゼロツーはまだリクを睨んでいる。
「ま、まぁな、しょうがないか。」
飽きたようでどこかへ行ってしまった。
「グーイ、本当に良かったのか?」
「うん、うん!」
2人はリビングに着いた。また誰かがいた。
「わ、グーイの友達〜?」
「ニルちゃんも一緒に遊ぼ!」
「やったー!」
リクはかなりこの環境に置いてかれていた。
「こいつらは闇に関係しているのか…?まずなんで俺がこんなところに…。」
「で、グーイ、この人の名前は?」
「リク!」
グーイはぴょんぴょん跳ねた。
「よし、リク!ニルちゃんの部屋に招待しましょう!」
「…あ、わかった。」
「あそぼあそぼ〜!」
なんだか気楽な様子にリクは少しだけ励まされた気がした。
「ま、まあ害はなさそうだしいいか…。」
リクは2人に着いて行った。