テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
🔞パート続きます
藤澤視点
元貴の熱い口内と舌が、僕の指に絡みつく。
上目遣いで僕を覗き込む瞳は、快楽で潤みきっていて、その姿は僕の嗜虐心をこれでもかというほどに煽り立てる。
(今日は、絶対に優しくなんてしてあげない)
いつもなら、彼が泣いて縋ればすぐに絆されて、甘く蕩けるような愛し方をしていた。
でも、今日は違う。僕をこれほどまでに狂わせ、理性を黒く塗りつぶさせた「責任」を、骨の髄まで分からせてあげる。
僕の指を懸命に清めようとする元貴の舌の動き。
その必死な様子を見下ろしながら、僕は次のお仕置きを頭の中で組み立てていく。
(どうしてやろうか……)
すぐに繋がって、彼が求めている「熱」を流し込んであげるのは簡単だ。
でも、それではお仕置きにならない。
彼が自分の意志を完全に失って、プライドも何もかも投げ捨てて「僕じゃなきゃダメだ」と泣き叫ぶまで、徹底的に焦らしてあげるのもいい。
「ねぇ、元貴。指だけでそんなに熱くなっちゃって、本当に可愛いね」
空いた方の手で、彼の喉仏をゆっくりとなぞる。
ビクッと肩が跳ね、口内の締め付けが一段と強くなる。
「でも、まだ足りないよ。もっと僕を激しく求めなよ。……元貴の口から『りょうちゃんのものにして』って、言えるまで」
僕無しではイけない体に、僕の色以外は受け付けない体に、今夜じっくりと作り替えてあげる。
元貴の髪を強く引き上げ、彼の口から指を抜くと、耳元で残酷なほど甘く囁いた。
「自分からもっとおねだりしてごらん。」
大森視点
「……あ、っ……」
「可愛いね」という涼ちゃんの声が、鼓膜を震わせて脳に直接響く。
ただそれだけの言葉なのに、俺の身体は信じられないくらい正直に、狂ったように熱を帯びていく。
指でお仕置きされ、こんなに辱められているのに、涼ちゃんに褒められると嬉しくてたまらなくなる。震えが止まらないのは、恐怖のせいじゃない。彼に支配されている、この圧倒的な恍惚感のせいだ。
(早く……早く、涼ちゃんのをナカに入れて……)
喉の奥まで熱くなって、頭の中はもう、その衝動だけでいっぱいだった。
いつもなら、こんな卑猥なこと考える自分に自己嫌悪するはずなのに、今の俺は、涼ちゃん以外の何もいらない。
「……っ、りょう……ちゃん、お願い……」
俺は涙をボロボロとこぼしながら、ソファの上で無防備に足を広げ、彼を見上げた。
人気ロックバンドとのフロントマンと言われている「大森元貴」なんて、もうどこにもいない。ここにいるのは、涼ちゃんに壊されるのを待っている、ただの淫らな男だ。
「なんでも、する……っ。どんな恥ずかしい言葉でも、言うから……。涼ちゃんが、満足するまで、して……っ」
彼のシャツを、縋るように震える手で掴んだ。
「……っ、はやく……俺を、犯して……っ。涼ちゃんのものに……して……」
自分でも驚くほど、淫らな言葉が唇から滑り落ちる。
でも、そう言わずにはいられない。涼ちゃんに見捨てられること、ここで放置されることの方が、どんなお仕置きよりも怖い。
「……ねぇ、どうしたら、いいの……? どうしたら……挿れてくれるの……?」
視界が涙で歪む。
俺は、自分をこんな風に変えてしまった涼ちゃんに、自分のすべてを投げ出す覚悟で、ただひたすら彼を求め続けた。
何も言わず、ただにこやかに、けれど冷ややかな温度を宿した瞳で俺を見つめる涼ちゃん。
その沈黙が、どんな言葉よりも俺を追い詰める。
「お仕置き」だと言いながら、彼は俺の懇願をさらりとかわして、俺が自ら飛び込んでくるのを待っているんだ。
(……っ、このままじゃ、終わらせてくれない)
震える手を伸ばし、涼ちゃんの乱れ一つない服に指をかけた。
彼は抵抗もせず、俺が何をするのかを楽しむように見下ろしている。
カチャ、とベルトの金具が外れる音が、静かなリビングに異様に大きく響いた 。
心臓が口から飛び出しそうなほど恥ずしい。
ゆっくりとボトムスのフロントを寛げていく。
下着の隙間から、少しだけ芯を持ち、熱を蓄え始めている彼の陰茎が姿を現した。
「……あ、……っ」
その逞しさを目にしただけで、身体はさらに熱く疼く。
それを手で包み込み、ゆっくりと、けれど精一杯の想いを込めて緩く扱いた。
指先に伝わる彼の硬さと脈動に、頭の芯がとろとろに溶かされそうになる。
「……りょうちゃん、これ……頂戴……っ」
潤んだ瞳で彼を仰ぎ見ながら、ありったけの誘惑を込めて囁いた。
自分からこんなことを強請るなんて、今の俺は、思っている以上に壊れてしまっているのかもしれない。
「ねぇ、お願い……。涼ちゃんの熱いので、ナカ……いっぱいにして…っ…」
俺の精一杯の誘い。
それを受けた涼ちゃんの瞳が、さらに深く、暗く沈むのが見えた。
「僕の何を、元貴の、どこに? 何で、いっぱいにされたいの? ……ほら、言ってごらん」
涼ちゃんの低めの声が、熱を帯びた俺の耳をくすぐる。
いつもなら優しく包み込んでくれるその声が、今は俺を辱め、さらなる快楽の淵へと引きずり下ろすための武器になっている。
顔が、火が出るほど熱い。
リビングの照明が眩しくて、自分の声が静寂の中に溶けていくのが恐ろしい。
でも、涼ちゃんの手が俺の髪を優しく、けれど拒絶を許さない力で掬い上げた。
「言わないと、分かんないよ。…ちゃんと…、言葉にして、元貴の口から聞かせて? 」
「……あ、……りょうちゃんの……っ、おっきいので……」
震える唇を動かして、自分でも信じられないような言葉を紡ぎ始めた。
「俺の……うしろの、あついところに……挿れて……っ。涼ちゃんの、……っ、熱いので、いっぱいに……して、ほしい……です……」
言い終える頃には、涙が溢れて頬を伝っていた。
自分の口で、こんな、卑猥で、直球な要求を口にするなんて。
でも、言葉にした瞬間、身体はさらに熱く疼き、自分から涼ちゃんの陰茎を握る手に力を込めていた。
「……っ、お願い、りょうちゃん……。僕のなか、めちゃくちゃにして……っ。涼ちゃんのものに、して……!」
彼を上目遣いで見つめることしかできなかった。
彼が今、どんな感情で俺を見ているのか。
それを想像するだけで、腰の奥がズキンと跳ねた。
あんなにハッキリ言ったつもりなのに。あんなに恥ずかしい思いをして言葉を紡いだのに、涼ちゃんは動かない。
「違うでしょ、元貴。そんな分かりにくい言葉じゃお預けだよ。はっきり言わなきゃ、僕分からないなぁ」
涼ちゃんは、ただ静かに、にこやかに僕を追い詰める。
その「にこやかさ」が、今の俺にはどんな暴力よりも残酷で、そして官能的に響く。
「……あ、……りょうちゃんの……ちん、ぽ……っ」
自分の口から出たあまりに直接的な単語に、頭の芯がジンと痺れた。
「りょうちゃんの、おっきい……ちんぽで、俺の……お尻の穴、めちゃくちゃに……かき回して……っ。涼ちゃんの、せぇし、で……ナカ、いっぱいに……して……っ!」
喉の奥がヒリつく。
俺は自分の手で、涼ちゃんのそれを自分の入り口へと導いた。
「お願い……涼ちゃん……っ。お仕置き、してぇ……っ!!」
プライドなんて、もう一欠片も残っていない。
俺を支配するこの「雄」に、すべてを明け渡して、内側から壊されることだけを願って泣き叫んでいた。
その瞬間、涼ちゃんの瞳に、それまで抑え込んでいた獣のような狂気が宿ったのを、俺は確かに見た。
藍月