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ちのさん=ci
ショピさん=syp
syp side
ci「具合…悪い…?食欲ある?動ける?水いる??」
syp「んん、大丈夫やって。」
syp「風邪ぐらいすぐに治るて」
俺が風邪をひいた事をずっと気にしているらしい。
今までは風邪をひいたぐらいでどうって事なかったのに。
syp「なんで最近になってからそんなに心配するようになったん?」
ci「あんな、俺この前命の重さについて書かれてる本読んだんや。」
ci「俺らゲームとかで普通に死ねとか殺すとか言うとるけど…」
ci「そういう事言っとると近いうちに死ぬ可能性が高いんやって…!だから…!」
syp「あのな、本に書かれてる事が全てじゃないんや」
syp「ちーのはそういうのすぐに信じるタイプやんな」
ci「でも本に書かれてる以上は_」
syp「てかなんで急に命の話すんねん」
syp「今話しとったの風邪の話やろ?」
syp「風邪なんかで死ぬ奴はおらんから心配せんでええ。」
syp「あといちいち心配してくんのしつこいねん。」
ci「…そっか」
ci「すまんな」
syp「おう」
syp「ゲホッゲホッ、かは、ッ…」
syp(風邪薬飲んだけどまだやっぱり効果出ぇへんな…)
syp「…ん?」
横を見てみるとすごく心配そうな顔でこっちを見続けているちーのがいた。
syp「どしたん?」
ci「え…?あ、いや…」
ci「また心配したらうざがられるかな思ってな…」
さっき言った事がどうやら意外と刺さっていたらしい。
syp「俺が本当に苦しそうにしとったら心配してもええんやで?」
ci「なんやねんそれ…」
想像以上に落ち込んでいる。
syp「……」
syp「…ちーの、さっきはすまん」
syp「流石に言い過ぎたかもしれん」
ci「……」
ci「俺今日はもう寝るわ…」
syp「…ちーのっ…!」
ガチャン
部屋を出ていってしまった。
syp「ちーの…」
ci side
ci「…はぁ」
ci「なんて返したらよかったんやろ…」
きっとショッピ怒っとるやろな。
謝ってはいたけど心の中ではすっごく怒っとるやろな。
ci「もう寝よ…」
第1話 終わり