それからみんなは、歌い手になった。

莉犬

「どうもこんにちはー莉犬です」

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きゃーかわいー

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応援してます！

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ほんとに新人！？

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推すわ

けど、こんなコメントばかりじゃなかった

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きも

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なんでこいつが人気なの？

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調子乗りすぎ

莉犬

「っ・・・まぁ最初は、こんなもんだよね」

るぅと

「・・・またアンチコメ・・・」

ころん

「ほんとに人気になれるのかな僕たち」

さとみ

「人気なんて、夢のまた夢だ・・・」

ときにはみんなで傷ついた

ころん

「ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ」

るぅと

「大丈夫ですよころちゃん・・・」

莉犬

「ほんとに俺たちこれでいいのかなｯｯ」

さとみ

「、、、うん」

喧嘩もした

さとみ

「ころんが足引っ張んてんだろ！」

ころん

「は！？さとみくんだって！」

さとみ

「おもんないことばっか言うからだろ！」

ころん

「さとみくんこそ動画全然投稿しないじゃん！」

莉犬

「るぅとくん！これやっといてって言ったじゃん！」

るぅと

「忙しかったんです！」

莉犬

「そんなの関係ない！」

るぅと

「じゃあ莉犬はできるんですか！？

なんでも僕におしつけないで！！」

莉犬

「ﾎﾟﾛﾎﾟﾛもぉ、るぅとくんなんかしらないﾌﾟｲｯ」

るぅと

「僕だって知りませんですから！」

だけど、これを変えてくれたのは、紫の王子様だった。