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『双子の名探偵は今日も嗤う』〜謎あるところに闇は生まれる〜
最終章 『狙われた名探偵の妹』〜名前に付けられた本当の意味〜
最終話 これからも私の傍にいて
幼い頃の事を思い出した。
どうして私は先に産まれて、麻里衣という名前を付けられたのか。どうして、この能力を引き継いだのか。どうしてお稽古を叩き込まれたのか。不思議でならなかった。
でも――今やっと分かった。貴方と双子で産まれて、私が先に姉として産まれたのは――。
貴方を守る為だったのね。母も父もそのように私を育てた。だから私は最後まで…貴方を守る。
私は剣を構える。
『百合菜。お姉ちゃんが必ず助けるから、お姉ちゃんのこと信じてくれる?』
『!……うん。お姉ちゃんのことはいつも信じてる。』
『…いい子ね。』
『何を言ってやがる。お前が近付いたらこいつは死ぬんだぞ?』
『どうぞ?百合菜の手を離せばいい。』
『!?主様一体何を…!』
『大丈夫、ベリアン、主様を信じよう。』
『みんな、私が動いたらボルドを制圧して、その後のことは全部任せて。』
私は剣を構えてボルドに向かう。
『っ……!』
俺は百合菜の手を離す。
それと同時に私は剣を捨てて屋上から飛び降りる。
『っ!あいつ、まさか…っ!ぐあっ!』
『余所見は禁物ですよ。やっと隙を見せましたね。』
『お姉ちゃん…!』
私は百合菜の手を掴む抱きしめる。
『しっかり捕まっててね。』
私は壁を蹴り木の中に飛び降りる。
ガサガサガサガサ…っ!
ドサッ!
『危機一髪ね…。百合菜、怪我は?』
『わ、私は大丈夫…でも、お姉ちゃんが…。』
『これくらい大丈夫よ。貴方が無事なら。』
『お姉ちゃん……っ!』
私はお姉ちゃんを抱き締める。
『よしよし…。もう大丈夫よ。』
こうして、事件は解決して私達は東の大地に戻ることが出来た。
東の大地 フガヤマ 旅館
『え?ご褒美?』
『えぇ。私と百合菜で、考えたの。みんな今回凄く頑張ってくれたから何かご褒美あげたいなって。』
『なんでもいいよ!私達に出来ることなら。』
『へぇ…?なんでもっすか?』
『っ……。』
『それではお言葉に甘えて…。お祭りが終わるまで主様と二人きりで過ごしたいのですが…よろしいですか?』
『『え?』』
『俺達元々主様とふたりきりでお祭りを回りたかったんすよ。』
『アモン…。』
『これが我々の望むご褒美です。ダメですか?』
『わ、分かったわ。じゃあ担当執事で分かれて決めるの?』
『えぇ。ですが、今夜は花火大会です。
主様と2人きりになるのは明日からです。』
『そ、そう…。』
『あ、そういえば主様達の浴衣汚れたり切れたりで今着れないんでしたよね?』
『そうなの、フルーレがせっかく作ってくれたのに。』
『ごめんなさい、フルーレ…。』
『ふふ、大丈夫です!新しいのを作りました!着てみてください!』
数分後。
『可愛いー!』
『凄いわね…。流石フルーレ…。』
『これでお祭りに行けますよ!』
『早速行こう!お姉ちゃん!』
『わっ!待ちなさい、百合菜……!』
百合菜に手を引っ張られて強引に外に出る。
ドンッ!ヒュー…ドンッ!
みんなで野原に座り花火を見る。
『綺麗……。』
『そうね…。ねぇ、百合菜。』
『ん?』
『これからも、傍に居てね。』
『!もちろん。お姉ちゃんも私の傍に居てね。』
『えぇ。貴方の傍を離れるなんてありえないわ。』
『『ふふっ。』』
私達は花火に釘付けになる。
これで本編は終わりですが、After STORYで18人分の夏祭りデートのSTORYを更新予定です!お楽しみに!AFTERSTORYが終わった後、重大発表もあるのでお楽しみに!
to be continued…♡
コメント
2件
ありがとうございます忙しくてあまりコメント出来なくて💦すいませんでも最終回をゆっくり時間があるタイミングで見られてとても良かったですいつも素敵で優しい気持ちがこもった小説ありがとうございます☺️