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すれ違いの果てに
バ「オクジー君、この資料をあっちに…」
オ「あっ、はい!」
オクジー君はよく使える”部下”だ。
そう、思い込んでいた。
最近、オクジー君に対して胸がザワザワする変な感情を抱くことが多々ある、なんなんだ…
ああ、もうよくわからない。
疲れているのか…?
今日は、もう寝よう…
バデーニさんが研究にすごく励んでいる。
嬉しい、嬉しいけど、自分は研究の邪魔になっていないだろうか?そう不安を募らせる。
ああ、もし邪魔になっていたら?
不安だ…どうしよう、
少し…距離を置いてみよう
バ「オクジー君、ここを…」
色々と指示をしようと近づいた…が…
オ「…、」
…なんか、距離が…
バ「オクジーくんここを…」つらつら
オ「ああ、はい…そうですね」
なんか、冷たいような…
ここ最近ずっとオクジー君が私と距離を置いているような感じがする…
もしかして嫌われて
いや、そんなはずは…
ていうか、嫌われていてもただの部下だ…
バ「…クソ、」
ああ、なんなんだこの胸のザワ付きは…?
研究が進まない…
あれバデーニさん…すごい不機嫌な…
もしかして自分が?!
どうしよう、無意識に邪魔になるような事…
もう少し距離を置いた方が…
オ「…ごめんなさい、」
数日後
バ「オクジー君、少し、いいか?」
そう言われ彼に呼び出された。
オ「え?」
もしかして…やっぱり自分は邪魔だった…?
オ「どうかされたんですか、?」
バ「…その、オクジー君は私の事を…」
バ「嫌いなのか?」
は?
オ「は?」
オ「ああっ!!ああすいません!すいません!」
まずい、口に出てしまった…
オ「いやその…あの自分が研究の邪魔になっていないか心配で…少し、距離を置いていたんです。 」
バ「…」
だ、黙ってしまった…やっぱ
バ「…ぅ」
?!な、泣いてっ、え?!
オ「すいません!!すいません!やっぱり邪魔でしたよね!ああ、本当にすいませ、あっ?!」
そこまで言うと急に彼が自分の胸に飛び込んできた
バ「クソ…どうしてもっと早く言ってくれなかったんだ…」
涙を流しながらそう言う彼を抱きしめ、
オ「すいません…バデーニさん、 」
と言うと感情が溢れたのか
バ「オクジー君…」
オ「はい、?」
バ「…好きだ。」
そう言って彼は自分の頬に軽く口付けをした。