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美味しすぎて昇天しそうなくらいヤバいですわ
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滴れる日 (2⁄2)
つづき
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rbr視点
電車に揺られ、早くも10分が経過した
雨が止んだタイミングで急いで駅まで行った
かと思いきやどうやら遅延していたらしく 駅のホームで他愛のない話をした。
「ロボロって好きな人とかおらんの?」
笑いながら話しかけてくる彼は可愛かった
『んー、おらんよ』
『うちのクラスいいやつおらんし』
「そんなんだから童貞なんだよ」
って言われてもべつに好きなやつ以外としたいとも思わん…しな…?
『そういうあんさんは?』
「…え!お、おらんし!」
なんやこいつ、わかりやすすぎる笑
運動もできて頭もいいのに。彼女ができただなんて一度も聞いたことがない
『てか恋バナ?とか興味あったんやな 』
「まぁ…?人並みには…?汗」
『そか』
恋愛に興味があって良かったような、良くなかったような
「俺好きな人おるけど無理なんよなぁ」
!?
『は、?え?なんて?』
「え?好きな人がおるって」
『、ふーん』
平常心、平常心、
いや、まじか?全然良くないやん
好きな人おんの?
恋愛に興味あって良かったとか嘘、今すぐ彼から恋愛感情を無くしてくれ
「あ、電車来た」
「行くで、ロボロ」
そう言い手を引っ張られ、人混みをかき分けて電車の奥へと進む。
数分も経つと席が空いてきた
そのタイミングで空いている席に座る
んー…とうたた寝をする彼
がたんごとん、と車内は心地の良い揺れ方をしていた
この車両には俺ら以外の人はおらず、ドアより奥に見える影たちも心做しか俯いている。
少しだけ傾いている彼の体重が妙に落ち着くのだ
次第に俺も眠くなっていく
『…眠いんか?…可愛いな』
「…えへ〜、 」
… きっと夢だ。彼が俺の前でこんなに可愛い反応をしてきたことはない
彼の愛する相手が羨ましい
こんな彼と結ばれる恋人が羨ましい
これくらいならええよな…と彼の頭を軽く持ち、額にキスをした