※**ジェル君はこの文字、**それ以外の人物
※電話からの音声
~橙
今日も君を見守る
みんな俺を止めたがるけど
何故止めようとしてくるのか、良く解らない
俺は
変な奴が彼を狙わないように
変な虫が近寄らないように
守ってるだけやし
「俺は正常なんやってッ…」
「どこが正常なんだよッ…!お前が今してることはストーカーっていうのだぞ」
「ストーカーちゃうッ…!!」
「それ言ってる桃ちゃんがストーカーしてるんちゃうんか?」
「ッ…」
「ほら何も言えへんやろ!?」
何なんホンマ
人をストーカー扱いするとか酷すぎんねん
してるのどっちだよって!!
みんな
みんな
桃ちゃんの肩を持つ
何でなん?
俺は…
俺は…
「紫くんッ…ハァハァ」
「ひッ…」
「やっと追い付いたわッ…」
「今日は一人なん?大丈夫?最近ストーカーされてるって聞いて心配してたんよ!」
「怖いやろ?家まで送ったるでニコッ」
彼はすぐにスマホを取り出して
誰かを呼ぼうとしてる
「お願いッ…助けてッ…桃くんッ…グスッボソッ」
「何処にいる!?」
「分かんないけどッ…人気が少ないところッ…ボロボロッ」
「ッ…わ、分かった!!ちょっと待っッ…」
ブチッ
「俺が居るやん」
「あッ…ぁッ…ボワッ」
「それか…」
「俺じゃ駄目なんかッ…?」
《ニュースです。×県××市×××××付近で男性と見られる遺体が発見されました。遺体の様子から複数回刃物で刺された模様だということ》
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