高校生2年生の時。俺には好きな人がいた
名前は『伏見ガク』そいつは陽気なやつで、いつも優しくてまるで太陽のようだった。
1度隣の席になった時話しかけてくれたんだ。偶然にも趣味が合い、よく喋るようになった
好きなアニメや漫画、ゲームなど、沢山のことをそいつと話した。
友人を想う心はいつしか恋へと変わっていった。
想う力が強くなるたび、『彼を支配したい』という気持ちが芽生えていった。
こんな恋にも邪魔はいた。一部のそいつのファンと、あと⋯⋯
『剣持刀也』という男だ
俺と伏見と同じクラスで、なんだか不思議な奴だった。
冷静で16歳の子供とは思えないような大人びた性格。
俺はそいつのことなんだが不思議で遠ざけていた、多分彼もまた俺のことを遠ざけていただろう
剣持は伏見との大の仲良し、『相棒』という言葉が1番似合う。
そんな剣持にいつも俺は嫉妬していた。
もう伏見とは長い間連絡とっていない。というかとれないの方が正しいだろうか。
あの出来事があってから俺は伏見をできるだけ避けた。
それは高2の夏、俺は補習があったため学校へと向かった。まだ鳴り始めた蝉の声の嫌気がさすほどその日は暑く、最高気温は37度
伏見も補習受けに来ていないかなーなんて思いながら教室へと向かった、そこには伏見は居なく、いるのは先生とその他の友達。内心ブルーになりながらも俺は授業を受けた。
随分時間は経ち、帰ろうとした時、先生に『倉庫室に資料があるから取りに行ってくれないか』と言われた。
正直こんなクソ暑い日にあんな熱が溜まっている場所に行きたくないし、あそこは鍵が無く、もはや無法地帯。もしヤンキーなんかがいれば俺は一貫の終わりだった。だが気の弱い俺はその頼みを引き受けることにした。
倉庫室という看板が入り、俺は右に曲がった
倉庫室の戸に手をかけた瞬間、中から
『誰かきたって⋯ッ゛!』
そんな掠れた声が耳に響く。ヤンキーか、それとも中で盛っているカップルか
俺は戸の小窓からそっと中を見た。目に映ったのは
ここにいる筈のない伏見と剣持だった。
はだけたシャツに彼の色っぽい唇。
何をしていたのかは、まぁ⋯ご想像にお任せするよ
俺には見せない赤面を彼『剣持』には見せていた、涙もその甘い声も、全部全部あいつに見せていたんだ。
そう感じた瞬間、怒り?悔しさ?悲しみ?それともそんな俺には見せない彼の姿を見て興奮したのか。
俺は
『ひっ⋯』
と声をあげ、その場を後にした。
逃げようとした瞬間剣持と目があった。
*
俺だって彼とそういう事したかった。俺だけしか考えられないようにしたかった。
支配したかった。
なんでなんで、よりにもよってアイツなんだ。
そんな感情が頭をよぎり、その日の夜、俺は静かに涙を流した
*
夏休み明け、俺は学校に行くのを渋った。嫌だった。
でも行った。
休み時間、剣持に呼ばれた。
変な汗がシャツに纏わりつく
もう彼が、気持ち悪くて気持ち悪くて堪らなかった。
俺の微かな希望は彼によって真っ二つにへし折られた
『見てましたよね?この前』
なんてど直球に話を切り出される。
ここで嘘をつく訳にもいかず俺は
『うん、まぁ⋯はい⋯』
と答えた
彼はこう続けた
『単刀直入にいうと、僕とガッくんは恋人同士です。』
『僕も知ってましたよ、あなたがガッくんに思いを馳せていたって事。人に興味がなさそうな貴方がガッくんと喋る時だけ心なしか目を光らせていたんですよ。』
『⋯でも、僕の方が彼を思う気持ちは大きいです。彼になら人生を捧げれるくらい僕はガッくんの事好きなんですよ、だから残念でした。』
と言葉を走らせた。
嗚呼、冷や汗が止まらない。気持ち悪くて、最悪で、もう涙しか出てこなくて
こいつを人間だと思えなかった。支配欲と加虐心と欲望にまみれた彼の目を一生忘れないだろう。
end
う〜ん駄作😾🫵語彙力がないから許してちょ
久しぶりにこんな書いた。よければ感想聞かせて~😙🫶🏻
コメント
7件
はああ!!!🥺😭🙏😇🎉 おい!mb!!!🫵 そこ!!かわれ!!!!(大声) 私も資料室覗きたい!!! 最高です…😭😭神です天才ですはああああはああフォーー!!!🤸🤸
☔️ なんかもうmb目線にしたのも天才だし、 なんかもう天才
🪿 これが語彙力無しなのか ... それならボクは ... ... 、... 泣こ ... 。