テラーノベル
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みなさまごきげんよう(?)
今回は初めていただきましたリクエストの
「ラーメン屋・感動」ですわ!
なるべく感動に仕上げますのでご覧になっていただけると嬉しいですわ!
それでは本編へ𝕃𝕖𝕥’𝕤 𝕘𝕠!
ある時、俺のお店に1人の客が来た。
その客はまだ子供だった。
ボロボロの服を着たガリガリな体の男の子。
親も近くには見えなかった。
「大盛り、ください。」
彼は静かにそう言った。
果たしてお金は払えるのか….?
そう思いながら大盛りのラーメンを提供した。
彼は1口ラーメンを食べて言った。
「おいしい、!✨️」
目を輝かせながら2口目、3口目と箸をすすめた。
久しぶりにこれほどまでに美味しそうに食べる人を見たのでなんだか嬉しくなった。
15分程度経ったくらいだろうか、彼が完食した。
そしてそのまま店を出ようとした。
「お、おい!ちょっと待てよ!?」
俺は慌てて呼び止めた。
「君、代金払ってないよね?」
こんな堂々と食い逃げするか?普通。
「え、?代金?」
何故か彼は驚いたようにこちらを見た。
「そりゃ代金払わなきゃでしょーが!」
半ばキレ気味で俺は答えた。
「え、でも、大盛り無料って、!」
彼はしどろもどろになりながら答えた。
「いや、それは大盛りにするのが無料ってことね?普通と大盛りが同じ値段ってこと。大盛り完全無料で商売成り立つと思ってんの?」
自然と口調が荒くなる
「….ッ!ごめんなさいッ!」
彼は泣き顔でそう言った。
「お金、無いんです。」
だろうな、すぐ俺はそう思った。
「ここで働きます。なんでもします。だから許してください。」
ブルブル震えながら彼はそう言った。
「お前、両親は?」
「お母さんは病気で、父は事件に巻き込まれてどちらもなくなりました。」
泣きながら答えた。
「….ちょっと待ってろ。」
俺は児童相談所へ電話をした。
俺が警察に通報してると思ったのか彼が慌てて止めてきた。
「お願いします!警察はやめてください!」
「ちょッ!落ち着けって、!電話の相手は警察じゃねぇ!だからその手話せ!」
そう言ってやっと俺の腕ににしがみついていた手を離してくれた。
しばらくすると児相の職員がやってきた。
「電話があったのは、この子ですか?」
「はい。両親をどちらも亡くしお金がないらしく。引き取りってお願いできますか?」
「もちろんです。任せてください。」
俺は彼を児相に引き渡した。
それから何年経っただろうか。
あんなことすっかり忘れていた頃、とあるスーツを着た青年が俺の店を訪れた。
「大盛り1杯ください。」
ラーメンを届け俺はそいつを見る。
彼は一口食べてこう言った。
「おいしいッ!」
目を輝かせながらそう言う姿。そんな彼の顔にはなんだか見覚えがあった。
月ヶ瀬 涙
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ラーメンを完食し、ご馳走様と手を合わせたあと彼はレジへやってくる。
「代金は550円になります。」
彼は1100円を出した。
1050ならまだしも、なぜ1100?
まぁいっか、そう思いながらレジの小銭を漁っていると
「あ、!お釣りはいいです!」
そう言われた。
「は?でもこれ、2倍の額払っちゃってるぞ?」
「それでいいんです。覚えていませんか…?」
そう言いながら彼はこちらを見つめた
「〇年前、こちらのお店に来たボロボロの少年。食い逃げしようとした少年。」
そう言われ俺は彼をもう一度見た。
たしかに彼にはその子の面影があるような気がした。
「お前あん時の、あいつか?」
「はい、!そうです。あの時は本当にお世話になりました!」
「そんなんいいんだよ!にしてもデカくなったなぁ!」
「あなたが児相に引き渡してくださったおかげですよ。ほんとうにありがとうございます。」
「なに、俺は感謝されるようなことしてねぇ!」
「あの、今日はお願いがあって。」
「おぉ、なんや?言ってみぃ!」
「ここで働かせてください。」
「あ…?すまん、聞き取れなかった。もう一度言ってくれ」
「ここで、働かせてください。俺の命を救った1杯を、作れるようになりたいんです。その1杯で人を幸せにしたいんです。」
「裏に来い。」
それからと言うもの、忙しい日々が始まった。
いつもの業務に加え彼の修行に付き合った。
冗談言って笑い合いながら毎日、毎日。
そして、2年後。
「新しい店、オープンかぁ、!」
あいつは1人前になり新たに自分で店を構えた。
そこでは子ども食堂も行っていた。
今、彼は昔自分の命を救った1杯でより多くの人を救おうと懸命に働いているらしい。
コメント
2件
ノω・、) ウゥ・・・ いい話だにゃ〜…リクエストありがとうにゃんです!