うーんこの話伸びがいいのか悪いのか分からない😓
タイトル:照明の向こう、音の手前
撮影スタジオの照明がまぶしく光る中、スンリは少しだけジヨンのパーカーの裾を握っていた。
🐼「……ここ、ですか」
🐲「ん。今日はMV撮るから。静かにしてれば、いていい」
スンリはこくりと頷いた。
照明、カメラ、スタッフのざわつき、そしてセットの巨大なLEDスクリーン。そのすべてが、普段の学校や家とはまるで違う“世界”だった。
🐼「……ジヨン兄さんって、こういうとこで……」
思わず小さくつぶやいたその声に、ジヨンは「ん?」とだけ言って振り返ったが、何も言い返さずに前を向いた。
そんな不器用さも、スンリにはもう慣れた。
そこへ、後ろから足音が近づいてくる。
☀️「よぉ、ジヨン。あれ? 連れてきたの、噂の子?」
低めの声、けれど穏やかなイントネーション。
振り返ると、そこにはヨンベが立っていた。
バンダナを巻いた短髪、首元にがっしりしたタトゥー、まるで格闘家かバイカーのような見た目。
スンリは、反射的にジヨンの後ろに半歩隠れた。
🐲「ああ。こいつ、スンリ。……うちで預かってる」
🐼「はじめまして、スンリです。お世話になります……」
震える声でそう言ったスンリに、ヨンベは目を細めてゆっくりしゃがみこむ。
☀️「怖がらせちゃったな。ごめんね。俺、ヨンベっていいます。ジヨンのグループの仲間」
言葉の調子は優しいのに、見た目の迫力がすごすぎる。スンリは固まったまま、軽く会釈だけをした。
🐼「……あ、あの、大丈夫です。ありがとうございます……」
🐲「ヨンベ、ちょっと離れて。怖いから」
ジヨンのぶっきらぼうな一言に、ヨンベは苦笑して立ち上がった。
☀️「はは、ごめんごめん。気をつける」
そのあと、今度は別の方向からスニーカーの音が近づいてくる。
👼「おーっすジヨン兄さん。うわ、まじで連れてきたんですね。こんにちは〜、えっと……」
現れたのはテソン。明るい目元と爽やかな笑顔、きっちり折られたトレーニングジャケット。スンリの緊張を察したように、少し屈んで視線を合わせた。
👼「初めまして、ジヨン兄さんのグループメンバーのテソンです。今日だけでも、よろしくお願いしますね」
スンリは今度は、はっきりと頭を下げた。
🐼「は、はい! スンリと申します。ジヨン兄さんには、いつもお世話になってます……!」
テソンはその言葉に、ちょっとだけ目を丸くしてから、にっこり笑った。
👼「いや〜、“兄さん”って呼ぶのいいっすね。俺もジヨン兄さんって呼んでます」
🐲「おい、やめろ、そういうのいいから」
ジヨンが眉間を押さえるようにして立ち去ろうとする。
🐲「照明チェック入るから、スンリ、そこのモニターのとこで見てろ。あんま動くなよ」
🐼「はい、わかりました……」
スンリが小さく答えたあと、ふとヨンベとテソンが自分を見守るように立っていたのに気づき、慌てて口を開いた。
🐼「えっと、あの……今日、皆さんのお仕事を見るの楽しみにしてます……!」
少しだけ勇気を出して言ったその一言に、テソンは笑い、ヨンベは優しく頷いた。
☀️「ありがと。じゃあ、かっこいいとこ見せないとなー」
☀️「楽しんでってね。……ジヨン、ああ見えて頑張り屋だからさ」
スンリは小さく笑った。
今、自分が見ているのは「テレビの中のジヨン兄さん」じゃない——。
本物の、すこし不器用で、でも一生懸命な人だ。
お願いだ今度こそ伸びてくれ