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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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ファミセル要素、だが今回は(リア共のリクエストだねこれ)

(((((((セルファミ)))))))

 ※苦手な方はスクロール

 ※通報しないでください

 ※ファミセル?→→セルファミ

 ※次のページからスタート








ファーミン「なぁセル、今夜ヤらせろ」

セル「……はい?…」

いきなりこんなことを言われたら、誰だってこんな反応するに違いない 

と、セルは思った

今セルの目の前に居るのは、【悪魔の五つ子】“デビルクンタブレット”の次男、ファーミンだ

今日も何を考えているのか分からない表情で、かっぴらかれたその紫の瞳の奥は光がなく見える

セルはそんな、何をしでかすか分からないような次男がすごく苦手である

今もそうだ、話しかけられたことに驚き唐突すぎるその出来事に怯えている

セル「や、ヤらせろって…ど、どういうことでしょうか…?」

何とか言葉を紡ぐが、一瞬声が裏返ったような気がするがいまはどうでもいい

それよりも目の前の猛獣同然の男の機嫌を損ねぬよう必死なのだ

ファーミン「んーっと…昨日デリザと飲んでた時に聞いたんだけどさ、お前達夜になったら面白いことしてるんだろ?」

デリザというのは、彼と同じく【悪魔の五つ子】である四男のデリザスタのことだろう

一体何を吹き込まれたのか、なんの疑問も持たない様子で話続ける

セル「お、面白い事…ですか?…一体なんのことを」

セルが質問を返すと、ファーミンは首を傾げながら話した

ファーミン「とぼけなくていい、2人でベッドで遊んでる?んだろ、それに興味があってさ、僕もしたい」

その言葉にセルは「ハッ」とした

デリザスタと2人でベッドでする事など一つしか無い

そのことを想像しセルの顔と耳が真っ赤になった

極め付けはファーミンがとどめにいった台詞

ファーミン「何かデリザが、「今夜ヤらせろー」っていえばセルはOKしてくれるっていってた」

である

セル「(そんな訳ないでしょうがぁッ…なんであの方はそんな無責任な事をいうんだ)」

そんなことを考え、まさに血涙を流さんばかりにぎゅっと唇を噛むセル

だがそんな事をしていても意味はない、何の解決にもならない

ファーミン「なぁ、僕にも教えろよセル」

ファーミンがセルにだんだんと詰め寄っていく、あぁもうこうなればヤケだと思いセルはこういう

セル「分かりましたッ、今夜お部屋にお伺いしますので…その時までお待ちいただけませんか…ッ」

しばし沈黙が2人の空間を包む

ファーミンはセルをジッと見つめている、その眼力の凄まじいこと

セルは緊張と恐怖で体が震え、額には汗が浮かんだ

ファーミン「分かった、じゃあ約束だ…守らなかったら四肢を捥いで目を抉る…」

何とも恐ろしいことを言い残し、セルの横をスタスタとあるいていくファーミン

通りさってから、セルは全身から力が抜けその場に座り込んだ

セル「はぁ……夜までに、仕事を済まさないと…あとシャワー浴びないと…」


時間は過ぎ、セルはとても憂鬱な気持ちで部屋の前に立っていた

念の為シャワーは済ませたものの、やはり緊張で少し汗ばむ…

ノックをするのに手が動かない…

セル「どうするべきか……ッ」

逃げたら昼間いったとおり四肢をもがれ目を抉られるのだ、逃げるという選択肢は速攻に消された

そうして打開策を考えていると、部屋の扉が開きファーミンがひょっこりと顔を出した

ファーミン「…何してるんだ、部屋の前でゴソゴソと」

あまりに突然過ぎたので、セルは口から心臓が飛び出るかと思った

だが返事をする前に腕を掴まれ、部屋へ引き込まれてしまった

ファーミン「待ってたんだ、ずっとワクワクしてる…これから何をするのか楽しみでしかたないよ、セル」

そういい無邪気な笑みで話すファーミン、無知というのがこれほどまでに恐ろしいとは思わなかった

次の瞬間には、もうセルはベッドに押し倒されていた

ファーミンはセルの両手を押さえつけるだけで何かをしてこようとはせず、ただ見つめてきていた

セル「(ど、どうしたんだ…?)」

セルが疑問に思っていると、ファーミンが口を開いた

ファーミン「…で?、この後どうするんだ?デリザには押し倒せとしか聞いてない…」

どうやらファーミンはここから先の事をデリザスタから聞いていないらしい

セル「え、あの……」

セルは少し迷っていた、ここでヤら方を教えて自分が抱かれるか…

だが抱かれるのだけは絶対に嫌だった、身体が受けとしての才能がないらしい

挿れられている間も腹が苦しくて、気持ちが悪かったのだ

デリザスタの場合、セルの意見ガン無視でいきなり突っ込む(それも解さず)ため

あまり進んで誰かに抱かれたくはない…

だが状況が最悪なこともあり、正常な判断ができなくなっていたセルはこういってしまった

セル「そ、そちらよりも!こちらの方がずっとイイんですッ…!」

一か八かの賭けに出た、場合によっては殺される、まだよくても後日殺されることだってありうる

逃れられないことだ

だが返ってきたのは予想外な返答だった

ファーミン「ふーーん…じゃあそっちにする」

セル「…へ?」

そういい、セルの両手から手を離し隣に寝転がり両手を広げるファーミン

ファーミン「ほら、こいよ 」

セルが固まって居ると、またしても手を引き自分に覆い被せるようにする

セルは顔が真っ赤になった、これが抱く側なのかと思いながらそっとファーミンの頬に触れる

ファーミン「ん?……何するんだ?、」

こんな状況でも自分が何をされるか分かっていないファーミンに、セルは優しく声をかける

セル「ファーミン様……少し、目を閉じていただけませんか……//」

そういうと、「分かった」とだけいいファーミンは目を閉じる

そしてすっと顔を近づけ、その純粋な唇に片づけた

ちゅっちゅっというリップが部屋に響き、次第に口をひらき舌が絡まりあって深く交わる

ファーミン「ん……んぅ…っ……」

呼吸出来ていないのか、ファーミンはぷるぷると震えながらシーツをぎゅっとつかんだ

唇が離れると、はっという呼吸音とともに透明な糸がツーッと引ける

ファーミン「はぁっ……なんだよ、これ……//」

ファーミンは今までに感じたことのない感覚に混乱している

その表情はうっとりとしていて、頬がほんのり赤くとても色っぽい

セル「キスですよ、僕たちが夜交わる際にする合図です…」

ファーミン「そー…なのか?…///」

本当に純粋な反応だ、キス一つでこんなにも息を荒くしているのが紛れもない証拠だ

ファーミン「な、なぁ…今のもう一回してくれよ……ちょっと苦しいけど、初めての感覚だった…//」

そういうと、セルの服をきゅっと引っ張り目を見つめる

その目は昼間見た時ほど鋭くはなかった、その表情はまるで生娘のような初々しさに溢れている

今度は先程よりも深く、熱い口付けを交わした

またもファーミンは呼吸ができず、モジモジと悶える様に身体を動かしている

時々聞こえる声がとても卑猥だと、セルは感じた

セル「ファーミン様…//息、鼻で呼吸してください…もっと力を抜いて……//」

セルが優しい手つきでファーミンの手を握り返すと、ファーミンは安心したように呼吸をした

ファーミン「こ、こうか……?///分かんない…もっと教えて……//」

それでもまだ十分には理解できず、涙目になっている

この人に涙腺なんてあったのかとも思うが、それはおいておこう

セル「ファーミン様、次に進んでもいいですか?…」

ファーミン「?…次って?」

そしてファーミンは流されるがまま抱かれた



次の日、2人が廊下でばったりあった

ファーミンはデリザスタと共に歩いていたところだ、

するとデリザスタが揶揄うように2人に聞いてきた

デリザスタ「そーいえばさァ、2人で昨日ヤったんだろ?笑 感想聞かせてくれよ〜?」

セル「え、えと…感想といわれましても…」

セルは焦ったような反応で必死に答えを探した、そうしていると、ファーミンが口を開く

ファーミン「とっても良かったよ、な?セル」

そしてセルに話題を渡してきた

セル「え、えぇ、そうですね…っ」

デリザスタ「何だよ~、つまんねーの、つーか兄者ってそんな知識あったんだなぁ」

デリザスタは少しつまらなそうにし、セルの頭に肘をつくとファーミンを見つめた

ファーミン「まぁ…最初はわかんなかったけど…でも……」

そしてファーミンがセルを見つめ、頬を赤く染めると小恥ずかしそうに口元を隠してこういった

ファーミン「セルが教えてくれたよ…///あんなセルは初めて見たな…////凄かった…////」

デリザスタは加えていた飴を落とし、ポカーンとした顔でファーミンを見つめた

セルは昨日のことを思い出し、「あ”〜〜…//」と声をもらすのであった


END

(*pixivにも載せたお⭐︎*)

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この作品はいかがでしたか?

473

コメント

27

ユーザー

!?!?!?!? 最高です!!!!!! pixivにあげてらっしゃったやつですか?? セルファミとか少ないから最高です!!!!!!

ユーザー

本当に主さん天才すぎません?!✨

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