第2話
目覚めると知らない部屋。
動こうとすると、金属の擦れ合う音が鳴る。
アメリカは、拘束されていた。
足には鉄球の付いた足枷が、手には厳重に手錠を。
アメリカは自分の置かれた状況に絶望した。
それから熱はまだ下がっていないのか、少しだるい。
🇺🇸「意味わかんねぇ……」
小さく悪態をついた時だった。
??「やぁ、アメリカ合衆国さん」
突然フルネームを耳元で囁かれ、アメリカはビクリと体を震わせた。
恐る恐る振り返ると、先程の男だった。
アメリカはこんなことしたらどうなるのか分かっているのか、と睨みつけた。
が、男にそんなのは全く効かず、むしろ面白がっている。
アメリカは彼を脅すのは無駄だと考え、気になっていることを率直に聞いてみた。
🇺🇸「おい、ここはどこだ」
相手はまたもや嬉しそうな笑みを浮かべ、さぁな、と一言。
すると男は急に立ち上がり、アメリカの目の前にニヒルに笑うと、
??「今からお前は俺の犬だ。拷問始めるぜ」
と、いきなり言い放った。
もちろんアメリカは黙ってはいられない。
自分が犬など、誰が了承するんだ、と。
🇺🇸「は、犬?ふざけるのも大概にした方がいいぜ」
アメリカは少し小馬鹿にしたように笑った。
そんなアメリカの態度を見て、一気に男の表情が変わる。
どうもこの男、相手が余裕そうにするのが気に食わないらしい。
そして片足を振り上げ、思いっきりアメリカの腹を蹴った。
🇺🇸「ッぅあ、……」
アメリカは攻撃には気づいていたが、拘束のせいで受身が取れず、そのままもろに食らった。
すると何やら男は変な道具を持ってきた。
🇺🇸「な、なんだ…?」
すると男が
?? 「なんだと思う?」
と言ってそれを切りつけてきた。
🇺🇸「い゛ッッ……!!」
突然の攻撃に呻き声を漏らした。
だがそんなアメリカに相手は構わず、切りつけ続ける。
ザク
🇺🇸「やめっ…」
どんなに言っても、
ザク
🇺🇸「う゛ぁッ……」
どんなに喚いても、
ボロボロになるまで切られ、挙句の果てには殴られる始末だった。
🇺🇸 「お゛ぇ……っ、、」
吐瀉物が男の足にかかる。
🇺🇸「うぁ…ごめんなさ……」
言い終わる前に蹴られる
🇺🇸「ゲホッ…はぁッ……」
??「どうだ?いい気分か?w」
そんな相手の煽り口調にも、今は反応する気力すらない。
熱がどんどん酷くなってきていた。
苦しそうに呼吸をする。
すると男は、鉄のバットを持ってきて、、
アメリカに向かって振り下ろした。
??「起きろよ!さっきからずっと苦しそうにしやがってよ!!」
ブン
🇺🇸「あ゛っ、、」
少し痙攣した後、苦しそうに呻き、意識を失った。
男はイラつき舌打ちをして部屋を出ていった。
アメリカside
殴られたところが酷く痛む。
切られたところからはまだ血が流れている。
熱は下がることなく上がり続けている。
俺…死ぬんじゃないか…?そう何度思ったことか。
拷問は何回か受けたが、ここまでのものはなかった。
でも今回は拘束されて身動きは取れない。ずっとベッドから動けない。
俺は自力で逃げる方法がないということだ。
ベッドは俺の吐瀉物と血で汚れて、寝る気すら起きない。
だから仕方なく起きている。本当は体もものすごくだるいし、さっきから咳も止まらみつけないとないから正直寝ていたい。
でもこんなベッドに寝るくらいなら起きていた方がマシだ。
早く脱出方法を見つけないと……
うわぁぁぁ下手くそ!すみません!!
情景描写が全然ねぇ……もうちょい頑張ります、
次回もよろしくお願いします!
𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝
コメント
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好きすぎる🫶🏻︎💞