テラーノベル
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三十分後に電話をかけると決意し、その時間になるのをひたすら待った。何もする気になんてなれなくて、ソファーに寝転んだままスマホを眺め続ける。
拒否されてたら立ち直れそうにない。
由夏さんの家の場所だって知らないし、そうなると二度と会えなくなるわけで。
何度目か分からない自己嫌悪に襲われる。
由夏さんの誕生日でもあって付き合った記念日に、とんでもないことになってしまった。全部、俺のせいだ。
手にしていたスマホが鳴って飛び起きた。
ホーム画面に表示されているのは由夏さんの名前。緊張しながらもすぐに通話をタップする。
「はい、もしもし!」
『え、電話出るの早すぎじゃない?』
数日ぶりに聴く声に心底ホッとした。
ヤバい、泣きそう。
「ちょうどスマホいじってたんです。さっきは出られなくてすみませんでした」
『ううん。今日はバイトないの?』
穏やかな声。この時点では心情が読み取れなかった。
夏目萌*優しい彼~コミカライズ
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コメント
1件
いやあ、もう隼人の「拒否されてたら立ち直れそうにない」って心の声がグッときたよ…! 自分からかけるって決めたのに、由夏さんから着信来たときの飛び起きる感じとか、緊張で泣きそうになる隼人の心情がリアルすぎてしんどい。この数日ぶりの声にホッとした描写、すごく良かった。続きが気になる!