それでその日の学童のお外の時間…
菅原先生が来てくれてバレーボールを教えてくれた。
レシーブっていうのをまず教えてくれた。
アンダーとオーバーっていうのがあってどっちも大切らしい。
最初は怖くて目を瞑ったりしてたけど菅原先生は
「 目開けてないともっと怖くなっちゃうからしっかりボール見て、受け止めてあげるって気持ちで… 」
って言うから頑張ってボールを目で追った。
すると、ポンと音を鳴らして僕はレシーブができた。
「 できた…!!! 」
「 すごいべ!!ちゃんとできてた! 」
「 先生、俺、バレーボールしたい!!兄ちゃんたちみたいになりたい! 」
「 おぉ!!あ、そうだ。このチラシ。この学校の体育館で週に2回バレーボール、してるから良かったら。お母さんに渡せる? 」
「 渡す!!僕もバレーボールしたい! 」
それから僕はるんるんして家に帰った。
「 ママ!!これしたい!! 」
僕はママに菅原先生がくれたチラシをみせた。
「 バレーボール?敦支したいの? 」
「 うん!したい!! 」
「 …ボールこわいって言ってたけど大丈夫なの? 」
「 大丈夫!できる! 」
「 …なら1回体験行ってみよっか 」
「 うん!! 」
次の月曜日。
「 よろしくおねがいします! 」
体育館に響く声。
みんなかっこいい。
「 あ、菅原先生。 」
僕はぺこっとする。
「 お、敦支くん!来てくれて嬉しいべ。さっきぶりだね 」
「 う、うん! 」
「 敦支くんも無理に最初から難しいことする必要なから、怖いって思ったらすぐに言ってほしいな 」
「 わかった! 」
まずはボールになれるんだって。
2人1組になってキャッチボールするんだって。
「 はじめまして、僕こころ。よろしくね。 」
「 う、うん!えっと、僕は敦支。よろしくね 」
「 敦支くんね。敦支くんはバレーボールしたことあるの? 」
「 兄ちゃんにちょっとしてもらったことあるけど、そんなに… 」
キャッチボールをしながら僕とこころくん話す。
「 へぇ、お兄ちゃん、バレーボールしてるんだ。 」
「 うん!僕の兄ちゃんすごいんだよ!! 」
「 それじゃあ敦支くんもすごくなんないとね! 」
「 確かに…そうだね!! 」
僕はバレーボールを始めることにした。
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