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「 東京のさ、スペシャルマッチ。あれ見た? 」
烏野高校の体育館は蒸し暑さが少し出てきた頃だった。
体育館でストレッチしながら奏楽先輩が話題に出す。
「 あぁ、なんかニュース上がってたね…行きたなぁ…でもチケット高そうだね… 」
家緒さんもそう言っていた。
「 でも侑選手出るんだよね…絶対行きたい… 」
「 あの、そのスペシャルマッチってなんですか? 」
俺は少し近づいて聞いた。
「 あぁ、色んな選手が集まってするんだけど…ホントに選手層アツいんだよ 」
後ろから錬さんが言った。
「 えぇ!!行きたいなぁ… 」
すると晴香先輩がにっと笑い言った。
「 実はね。烏野高校排球部の皆さん、スペシャルマッチご招待されてんだべ! 」
「 えぇ?!! 」
「 ご、ご招待…? 」
「 どういうことっすか…? 」
「 実はこの前バレーボール協会の人来てたみたいで全国のバレー部の高校生を対象に招待してんだって 」
「 って…ことは行けるってことですか?! 」
「 そうだな。行ってきて損は絶対にないと思うぞ。 」
鵜飼コーチもそう言った。
部活が終わってからもみんなで集合時間とかを決めたりした。
「 ま、その前にインハイだけどな 」
喜清先輩がそう言った。
インターハイ。
練習じゃなくガチの試合。
「 インハイ…か 」