魅華)お前ら……時間平気なのかよ
もうすぐHRが始まると言うのにノロノロ食べている人たち(真琴、鈴、楓夏、華炎、孝慈、魁)に声を掛けるが頬をトロントさせて満足そうな顔をしてる
魅華)お前らァ…
文句を言おうとしたがすごい嬉しそうな顔をしているのでもう放置してやった
雪月)孝慈〜、パンケーキよこせよ〜
孝慈)やだー!俺が全部食うんだ!
魅華)おま、もう置いてくぞ!
合鍵を真琴に投げてドアを思いっきり閉めて出て行く
魅華)ったく、ノロノロと食べやがって……
ぶつくさ文句を言いながら廊下を歩いていたらドンッと誰かとぶつかり謝ろうと顔を上げると懐かしい顔を見た
魅華)あ、おま……なんで……
死んだと思っていた私の幼馴染……【魅弥(みや)】が居た
魅弥)よっ!魅華!
魅弥)お、おま…なんで居るんだ
魅弥)え?そらァ俺がここの教師だからだよ
魅華)……不審者だぁぁぁぁぁぁあ!!!!!!
魅弥)やめろばか!
不審者と走り回って知らせてやろうかと思ったら腕を掴まれた
魅華)んで?本当はなんだ?
魅弥)だから教師だって
ヤベェやつだなぁと思いながら扇子を構えると「ホントにそうだって!ほら!」と言って教員免許を見せてきた
魅華)あら、ほんとだ……
暫く廊下で話し込んでいたら「そうだ、お前の所時間あるか?」と聞いて来た
魅華)ん?有るよ?どした?
魅弥)いやな、あの後……お前は1体どうやって生き残った
魅華)は……?
魅弥はそう言ったあと私の手を握って人が全く使われてない教室に連れ込まれた
人気のない教室
魅弥)魅華、俺は正直あのことをあんまり覚えてないんだ
魅華)……頭を強く殴られたのか……はたまた薬の影響か?
魅弥)そんな所だ
魅弥は私と対面するように座った
魅華)ふむ…私も正直覚えてない……でも、旅をしていた時にたまに戻るんだ…あの村に……あの綺麗なとっても大好きな村に…
魅弥は黙って聞いていた
魅華)あの村にはまだ弾薬の残穢があるんだ……記憶障害が起こる薬、だから今のあの村には戻れないんだ…
耳をぺたっとさせてしょぼんとした顔をすると「そっか…じゃあ、また【薬師(くすし)】のお前の腕の見せどころだな」と言った
魅華)そうだね……笑でも今は薬師じゃなくて術師何だから!
笑ってデコに式を飛ばす
魅華)フフッあの残穢が晴れたらあの森に行こっか
席から立って自分の教室に向かう
魅弥)あぁ……♥ほんっと、大好きだよ、今も……昔も…僕の可愛い魅華ちゃん♥
魅華)お、やっと戻ってきたのか笑
教室に戻るとお腹をぽんぽんに膨らまして満足そうな笑顔を浮かべている人達
魅華)あららぁ……こりゃ大変だァ
華炎)ん〜美味しかったわぁ魅華ぁ♪
魁)ほんとーだよぉ……美味しかったぁ♪
魅華)お前らァ……あーもう…怒るのがめんどくせぇや
席について「授業する気は無いけどやるんだったらやりな?」と言えば「ちょ、腹が苦しい……待って……」と音を上げた
魅華)はぁ〜…まぁ、いいか笑
この日は授業なしです!
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