テラーノベル
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四話目になります!!何時も読んでくださり有難うございます💕🥹
「何か欲しいものはないかい?何でも良いのだよ。どんな物でも取ってきてあげるのだから。」
抵抗することを軽くあきらめた中也を抱きしめながら、ふと聞いてみる。毎日毎日私へのご奉仕では大変だからね。私ってば何て良い飼い主なのだろう。中也の手を握りながら続けた。
「良質な酒?ペトリュスだってあるし、その他にも様々なワインが常備されている部屋もある。中也が欲しがっていたワインセラーがびっしり並んだ部屋も作ってみたり、椅子だって君を見習ってセンスの良いものを拵えてみたのだよ。見たい?リードを付けた状態なら、逃げる心配もないし、入っても良いよ。」
壁の隅で黒い布の目隠しをされている中也が、居心地悪そうに座る位置を変えた。
「いらねぇ。…風呂。」
お風呂に入りたいんだ。勿論別室に用意されているけれど、流石中也、こんな状況でも清潔感は大切にするのだね。仕方が無いなぁ。私が身体を洗ってあげよう。
「お風呂か、良いね。大変恋人らしいじゃあないか。」
「あ?恋人じゃねぇよ。手前が勝手に監禁してるだけだろ。」
苛立ったように反発する中也だったが、目隠しをされているせいか、歩きがたどたどしい。私が手を引いてやらねば何もできない中也は可愛い。本当に、食べて仕舞いたいくらいだ。
「着いたよ。服を脱ぎ給えよ。って、元々着てないか、笑」
「手前殺す…。さっさとこれ取れよ。」
目隠しを取れ、と言う意味なのだろうけれど、「視覚情報を奪われると身体が敏感になる」と言うのを楽しみに付けたのに、このお風呂という絶好の好機に外すわけないじゃない。
「まだダーメ♡」
チッ、と背後から中也の舌打ちが聞こえた。自分の服を浴室の外に畳んで置き、浴室の扉を開けると、2人用には広すぎる部屋が広がっていた。少し張り切りすぎたかもしれない。矢っ張り、温泉よりも広いじゃあないか。
「よし、身体を洗おうか」
中也を鏡の前の椅子に座らせる。ポンプで泡を取った私に危機を察知したのか、手を跳ね除けられて仕舞った。
「触るな。俺一人でやる。その泡よこせ」
中也は私から泡をぶんどった後、器用に身体を洗い始めた。目隠しをされた状態で、良く此処まで自立できるなこの蛞蝓…。
隣の椅子に座って中也を見ていると、矢っ張り体つきがエロい。首を洗うのに背中をしなやかに反らしたり、太腿には洗う際にマッサージを行っていたり、見ていて全く飽きない。
「ねぇ中也、私が洗ってあげようか?」
「は?誰が手前なんかに…」
「背中届いてないじゃない。不便でしょう?背中だけだから、手伝わせてよ。」
私が提案すると、中也は数秒唸った後、「背中以外に触ったらぶっ飛ばす」と念を入れて椅子に座った。泡をつまんで、塗り広げる。肌がツルツルしていて、キスマークの一つくらいなら付けても良いかななんて思いながら洗った。ほんの出来心で、背中を人さし指で上から下へとなぞると、小さい肩がピクンピクンと震えるのだから、楽しくなって何度もツーっとなぞって仕舞った。何度か繰り返すと、前から中也の喘ぎ交じりの声が響く。
「ん”っっ…手前っっ巫山戯んなよ、もう良い、貸せ。」
私の泡立て器を奪おうとした中也の手は、空気を掠めただけだった。目隠しのせいか、何時もより動きが鈍いくせに身体は敏感だ。
「分かった。もうやらないから許してよ」
軽くなだめて椅子から立ち上がり、目隠しを外してやってから浴槽に浸かるよう促すと、中也が不思議そうな顔をした。
「襲わねぇのかよ。手前にしちゃ珍しいなァ?」
何処か惜しそうな響きも入っていて、若しかしたら求められているのかも知れないなんて、一瞬戸惑ったが、中也にそれは限ってあり得ない。あんなに私を拒絶していたのに。
「襲われたいの?」
此方に聞かれることが予想外だったらしく、一瞬止まった後、焦ったような顔持ちで振り向いて仕舞った。
「んな訳ねぇだろ。ほら、さっさと風呂入れ」
中也は手をひらひらと仰ぎながら浴槽へと歩く。あの時、襲っても許されたのだろうか。だとしたら、惜しいことをした。
「ワインはどう?さっき取ってきたのだよ」
私にはあまりワインの知識がないので、中也が普段から飲んでいたワインを購入した。薄いワイングラスに、目の前でワインを注ぐと、中也は呆れたような目で此方を見た。
「いらねぇよ。言っただろ、手前の用意したものは喰わねぇって。」
そのルール、まだ続いてたんだ。自分の分だけを口に運んでから一口啜る。矢っ張り中也好みの厳選されたものだから、美味しい。
「相変わらず水以外飲まないし食べないのだね。」
「薬が入ってる可能性があるものは食えねぇんだよ。若し気狂いになる薬でも入ってて、俺が万が一にも手前に欲情して腰を振るような事態になったら、首領に面目がつかないだろ。」
首領、と言う言葉に少しヒリついた。君は死んでいることになっているのに、まだ外の世界を気にかけて、その上面目だとか矜持だとかを重んじるのだね。
「辞めなよ。他の男のこと考えるの。」
「嫉妬か?無様だなァ」
中也は面白そうにけらけらと笑った後、より深くお湯に身体を沈めた。
R18シーンなくてごめんなさい🙇♀️✍️次は作れるように頑張ります!!毎度、紙魚の小説を読んでくださり本当に有難うございます🥹❤️🔥
さぬ。🎧🫧
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コメント
5件
中也が段々と太宰に堕ちてる感が良き!!! 毎度毎度深夜に見ることになってますけど、いつ見ても最高です。 どエロい中也、待ってます((殴 紙魚さんのペースで書いてな!!
お疲れさま、紙魚さん!第4話読んだよ〜。 お風呂シーン、背中を指でなぞった時のピクンピクン震える反応がエロくて良かった…強気な中也のそういう隙がたまらないよね。しかも「襲われたいの?」って聞かれて焦るところ、ツンデレすぎて笑った。ワインのシーンでも「薬入ってたら欲情しちゃうかも」って自ら言っちゃうのもまた可愛いし。 R18シーンなくても全然満足だよ!焦れ焦れ感がまた良いんだ。次も楽しみにしてるね🔥