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拙い文章ですが、それでも良ければぜひ読んでください。
mtk side
m「ちなみに、この花束は誰に?」
w「あ、その、恋人…に、です」
m「何かの記念にって感じですか?」
w「あぁ、そうなんです。付き合って5ヶ月になって…」
m「なるほど!それじゃあ気合いを入れてつくらせて頂きますね。」
w「ありがとうございます…笑」
少し照れ臭そうにお礼をする。
それだけだったら良かったのだが、wkiさんの顔は、どこか悲しい表情を浮かべた。
m「…何かあったんですか?」
あまり追求するのも良くないとは思ったが、気になってしまったので理由を聞いてみた。
w「…実は、最近その恋人と上手くいってなくて…。」
m「えっ?」
w「付き合って最初…4ヶ月くらいは普通だったんです。」
w「だけど、4ヶ月たったくらいの頃から、急に素っ気なくなっちゃって…」
w「なんか、会う事を拒絶までいかないけど、拒んでくるようになって。」
寂しそうな表情を見せれ、こちらも悲しくなってしまう。
m「何かあったんですかね…?」
w「多分、好きじゃなくなっちゃったんじゃないかな。」
m「それはお気の毒ですね…。」
w「それで、仲直りの為にも、花束を贈ろうと思って…!」
m「そうだったんですね。」
見ず知らずの、ただの花屋に事情を話してくれた。
それくらい、追い詰められていたのだろう。
m「それじゃ、受け取り日はいつになさいますか?」
w「あー、ん〜っと…」
w「じゃあ、2日後とか…大丈夫ですか?」
w「その日デートなんです!!」
m「大丈夫です、かしこまりました。」
2日後
w「ぁ、あのっ!」
m「…あぁ、wkiさん。」
w「あ、花束を、受け取りに来ました…っ!」
m「少々お待ちくださいね。」
m「お待たせしました。」
w「うぉお…っ!!」
w「すっごいっすね…?!」
m「頑張ってつくりましたよ〜。自信作です。」
w「めっちゃ良いです!!」
自信作の作品を見せると、大袈裟な程に驚き、良い反応を見せてくれる。
m「それじゃあ、デート頑張ってくださいね。」
w「ありがとうございますっ!」
m「いってらっしゃい。」
w「!」
w「はいっ!!」
花束を抱えて扉へと歩いていく。
そのまま去っていくかと思えば、立ち止まりこちらへ顔を向ける。
そのまま笑顔で手を大きく振るwkiさん。
あぁ、ダメだ。
可愛いな