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アルト。
18
アリシア
48
夕陽の香りがする
風の声が聞こえる
「今日も1日、良く頑張ったね」と
坂の向こうへ
橋の向こうへ
手を繋いで
虹の向こうへ
明日の空へ
走りだそう
さあ
かえろう 帰ろう
還ろう かえろう
大好きなあの場所へ
ほら
ずっと ずっと
いまも ずっと
あの風が待ってる
妖気の香りがする
風が頬を撫でる
「また明日、ここで逢おうね」と
山の向こうへ
森の奥へ
手を探して
闇の向こうへ
札を裂いて
飛び込もう
さあ
かえろう 帰ろう
還ろう かえろう
心往くまで
ほら
ずっと ずっと
いまも ずっと
あの風が待ってる
月の灯りが双風を照らす
足跡がそこで途絶える
目の前の扉には
千切れた札が一枚あるだけ
さあ
さあ
かえろう 帰ろう
還ろう かえろう
大好きなあの場所へ
ほら
ずっと ずっと
いまも ずっと
あの風が待ってる
あの風と共に
行方不明者を探しています
見つけたかたはこちらまで
あの札のもとへ
コメント
2件
これはぜひ考察をしていただきたいです。教えてください!皆さんの考察を!
うわあ、詩的で美しい……でもどこか寂しくて妖しい空気がじんわり来るエピソードでしたね。特に「足跡がそこで途絶える」「千切れた札が一枚だけ」の一文で、一気に物語の重みが変わる感じがしてゾクッとしました。「帰ろう/還ろう」の繰り返しも、ただの帰宅じゃない、もう戻れない場所へ向かう決意みたいに響いて、切なくて大好きです。