テラーノベル
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1話完結です✌🏻️´-
12→「…」14→『…』
『……ん』
スマホのアラーム音で目が覚める。
いつも通り練習の日。
すっかり冬になり、
寒さに震えながら体を起こす。
ふぁ…と小さくあくびをし重たい瞼を開けると
藍はアラームにも気づかず、
静かに寝息を立てていた。
『藍〜。おい』
「んん……あともうちょい寝かしてや…」
『今日練習でしょ。はよ起きろ』
そう言い、藍の鼻をぎゅっと摘む。
藍は不機嫌そうに目を開いた矢先、
にやっと口角を上げると
「俺より寝起きいいんすね」
「昨日は散々俺になかされてたのに。笑」
『〜〜~!///』
祐希の顔が真っ赤に染まる。
思い出したことで、さっきまで感じていなかった腰の鈍い痛みと体のダルさが一気に押し寄せてきた。
「ふははっ、顔あっか笑笑」
『…うっせ!このあほ!ばからん!!』
祐希は藍の胸に顔を埋めながら、
ぽこぽこと叩く。
「(ぽこぽこって聞こえる。。)」
「(…かわい)」
※その後、何ニヤニヤしてんだよと、みぞおちに1発食らった模様。
藍が「今日は俺が朝ごはん準備しますね〜」と部屋をそそくさと出ていく。
腰の痛みが重く響く。
思わず顔を歪めながらも、何とか洗面所へ。
そして、顔を洗おうと鏡を見た瞬間…
『…は、』
驚きのあまり硬直する。
首元、鎖骨、腕…と、あらゆる場所に紅く”跡”が付いている。しかも、あいにく今日は練習。コンシーラーやファンデーションで隠そうにも、、時間が無い。
『(まじで…あいつ…!!)』
一方その頃。
藍は朝食の準備をしていた。
「〜〜♪」
「うし。今日も上出来」
順調に準備を進めていく。
そして、盛り付けが終わった時、
ドタドタと走ってくる音が聞こえたと思うと…
『おいこら藍!!!』
「えっ、祐希さん?どうしたんすか」
顔を真っ赤にし、声を荒らげる祐希さん。
最初は困惑したが、服からさらけ出した白い肌を見て、瞬時に理解した。
『これ、どうすんの!!』
服の襟を引っ張り、跡を指差しながら訴える。
「あ〜…すんません、無意識だったわ」
『そういう問題じゃない…』
『今日練習だぞ』
『別に気にしなくてもいーじゃないですか。俺のものってすぐわかるし』
藍は調理していたものを置くと、祐希と向かい合い、鎖骨に付けた自分の跡を
そっと指先で撫でた。
『、んっ…』
「ふっ、これだけでビクついちゃうん」
『…うっせ、冷たかっただけだし』
祐希がほんのり頬を赤らめる。
が、すぐ藍を睨むと
『はぁ…まじでこれどうすんの』
「見せつければいいじゃん。 」
『お前なぁ、、』
はぁ〜と、大きくため息をつく。
すると、藍がそっと口を開いた。
「…やだった、?俺に付けられんの」
『え?』
「祐希がそう言うなら…もうやんない」
「ごめんなさい」
急な出来事に思考が止まり、
その場に立ち尽くす。
藍はしょぼんとしたような、がっかりしたような顔で顔を背けた。
そして、何も言わずに出来上がったご飯をテーブルへ持って行こうと、歩き出した瞬間。
『…藍』
そう呟き、 ぎゅっと服の裾を引っ張ってきた。
「なに。」
突き放すような鋭い声。
それに怖気付きながらも、ゆっくり口を開く
『…別に、嫌じゃない。みんなに見られんのが恥ずかしいだけ』
「ふーん…それで?」
『……』
祐希さんは下を向き、黙り込んでしまった。
「(…流石に意地悪し過ぎたな)」
「祐希さ……?!」
口を開こうとした瞬間。
祐希は藍の肩を掴むと、服の襟を引っ張り、首に口付ける。
ぢゅっ
湿った音と共に祐希が顔を話すと、
紅い跡が藍の首に付いた。
『…これで、いいでしょ』
耳まで真っ赤に顔を染めた祐希が、 そう呟く。
『ぅわ、藍!苦しい…!!』
思わず藍は溢れんばかりの力で祐希を抱きしめた。それに苦しいと言いながらも、祐希はすっかり解れ、藍の肩に頬をそっと擦り付ける。
「はぁ…ほんっとに」
『(こいつには勝てない。)』
「(この人には勝てない。)」
その後、練習でタートルネックを着用していた2人を見て、チームメイト達は静かに察したそうです。
皆さんお久しぶりです🙇🏻♀️՞
プリ小説の方では引き続き投稿していたのですが、テラーの方をすっかり忘れていました…🙂まだまだ書き溜めていたものが沢山あるので、一気にあげちゃいたいと思います🤲🏻
最後まで見てくれて
ありがとうございました🥹👋🏻
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