コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
もっくん視点から始まります。
ストーリーの途中で視点入れ替わりあり。
みんながただの大学生で出会ったら…と言うわたしの妄想です。
今日は大学の入学式。俺にとっては新しい生活のスタートの日。
これでやっとバンド活動ができる。
本当は大学など行かずにバンドをやりたかったが親に大学だけは行けと言われ、その後は自由にしてもいいと言う約束をもらって勉強をがんばった。
そして大学入学を機に一人暮らしを認めてもらったのだ。
自由が目の前に広がっているような気がしてワクワクが止まらない。
「おい、元貴」
後ろから声がかかる。中学から一緒の若井だった。若井とは一緒にバンドを組んでいて示し合わせて同じ大学にした。
「やっと入学式だな」
「ホント長かったよなぁ」
「これから一緒に思いっきり楽しもうぜ」
「おう!」
これからここで平凡な大学生活を送るのか、輝いた大学生活が送れるのか。それはこれからの俺自身の行動にかかっている。
絶対に夢を叶えてみせる!俺はあらためて心に誓った。
「おい、もうすぐ出番だぞ、用意できてるんだろうな」
「若井こそソワソワ落ち着いてないだろ」
俺たちは入学して1週間後に行われる入学式典に参加するために、裏で順番を待っているところだった。
サークル活動の勧誘を兼ねて発表をする場だが、俺たちはバンド発表をして応援してくれる人や新しいメンバーを募集するために参加を申し込んだのだ。
俺は自分でも不思議なくらい全く緊張していない。逆にやっとみんなの前で歌えるのが嬉しくてワクワクして待ちきれない気分だった。
今日のために書き下ろしたオリジナル曲を引っ提げての発表。
とうとう順番が回ってきた。よろしくお願いしますと頭を下げ、演奏を始める。
ドキドキワクワクが止まらない。
その気持ちを全て自分の歌声にのせてぶちまける。
歌っている間は夢中で周りの事など全く目に入っていなかった。
そして歌い終わった瞬間、ふっと現実に戻り舞台から周囲を見渡すと皆目線をこちらに向けたまま静まり返っていた。
そして、歓声が上がる。すごい、やかっこいいと言った声が聞こえてきた。どうやら成功したようだ。
「おれたはこれからバンド活動をしますのでよろしければ応援してください。バンドメンバーも募集しているので我こそは!と思う方がいればぜひお声掛けください」
そう言って頭を下げて舞台裏に引っ込んだが、ガヤガヤと俺たちを話題にした声が聞こえてくる。
「大成功だったな!やっぱり元貴はすごいや」
興奮した若井が抱きついてくるが、その時俺の頭の中は一つの事でいっぱいだった。
やっと、やっと始まったんだ…。
今はその興奮に浸っていたいと思った。
まずは大学生活が始まりました。涼ちゃんはまだでてきてません。
次回には登場しますので少々お待ちください。
なんか我ながら固い文章で軽いノリではないなぁ😅
しかも確実に長くなります。
ラブラブまでにはかなりかかるとおもいますので、それでもよければ気長にお付き合いください。