テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
ぜんかもち🍡
6
#オリキャラ注意
Rumors
23
ありあ
285
目が見開けなかった。
大きな窓の壁が光を取り込み、
僕にふりかかった。
窓の外は中庭があり、購買民の行列が見えた。
教卓には学年主任でもあり、この部活の顧問でもある先生が手帳を見ながら立っていた。
「田原先生、こんにちは」
かなりの年齢なので耳が遠い。
しかし、声をかけないのは失礼だ。
「田原先生、こんにちは」
「あー。よく来たね。さぁ座って!」
田原先生は笑顔でそう言った。
3人がけの長机が3×3で並んでいた。
どこに座るか悩む。窓側はクラスメートにバレそうで怖い。ドア側はドア側の窓でバレそうで嫌だ。
「先生!ここ3人来るから誰も座らんように言っとって!」
「私のところもよろしく〜!」
2人の先輩が入ってくるなりに真ん中の席に荷物を置いた。
真ん中は選択肢から消えてしまった。
1番マシなドア側の真ん中に座った。
みんなお弁当を広げる。
「(まだ、来ないかな…)」
僕には待っている人がいる。
ふと窓を見ると、手を振ってくる人がいた。
僕も手を振り返す。
そして、窓を開けてきた。
「佳奈ちゃん!購買で買った後にそっち行くから待ってて!」
「小屋さん!了解です!」
小屋さんは私の小学校からの先輩。
元気な人だ。僕は先輩が来るまでお弁当を広げずに待っていたのだ。
待っている間副顧問のALTの先生がプリントを渡してきた。
「Hey! How are you?」(やぁ!元気?)
「I’m doing okay.」(元気です)
「Where is that person?」(あの子は?)
「I don’t know.」(知らないです)
そう話していると、ドアから1人の青年が入ってきた。ハーフ顔のイケメンだ。こっちを見るなり、優しく微笑んで近づいてくる。そして、頭を撫でてくれた。
無言ではあるが嬉しい。
「佳奈ちゃんごめん!遅れた!」
その後ろから小屋さんが慌てて入ってきた。
「tsukina,you’re so late! 」(月菜、遅い!)
「sorry!sorry!」(ごめん!ごめん!)
先輩はALTのトレイ先生と話しながら私の左に座った。
「お!やっほー!ゼム」
「よ!先輩」
小屋さんは右隣に座るゼムに声をかけた。
その間僕は弁当を取り出した。
ディズニーの弁当袋を開け、 アルミホイルに包まれた物体を取り出した。
中を開けるとピザトースト1枚。いつもなら美味しくて何枚でも食べれるが、今は1枚でもきつい。4等分にもしてくれている。凪さんには感謝しかない。
そして1口ピザトーストを食べた。
「うっ…」
「佳奈、無理しないの」
「うん…」
「佳奈ちゃん大丈夫?ゼリーなら食べれる? 」
なんだろう…
コメント
1件
おお、第2話読んだよ!学校の部活風景がめっちゃ丁寧に描かれてて、なんか懐かしい気持ちになったわ。特に「どこに座るか悩む」とこ、めっちゃわかる。中間管理職ポジションみたいな…。ピザトースト一口で「うっ…」ってなる佳奈ちゃん、何か抱えてそうで気になる。小屋さんや凪さんの優しさも沁みるなあ。続きが気になる!🔥