「Loneliness」を題材にしてます
個人的な解釈なのでお見苦しいところ多々です、、
mtp地雷さん🔙
「ん”、〜っ…ぁ”ッ…いく、…ぅ”
あっ、ん、っ…待っ、て…..はぁ…っ」
「ぃや、っ…はぁっ、ぅんっ、ぁっ…!んん”ッ…!」
いつもの部屋に、いつものように僕だけの声が響く。
満たされた身体とは裏腹に、今日も孤独が募る。
「今日は…ありがとう。じゃあ、またね。」
「うん、また。」
そう言って手を振る。
あぁ、また会えない時間が来るんだ。
自分の中に切ない気持ちが広がる。
「それでそれで?今回のお相手はどんな感じなの?」
コーヒーを一口飲んで「熱っ」って言ってから、僕に聞いてくる若井。
猫舌なんだからもっと冷ませばいいのに。
「んー…可もなく不可もなく…かな」
「何それぇ…上手くいってないの?」
「いや、上手くいってるけど…!
…でも……いいや、また今度話す。」
「えー気になるじゃん」
「…良い人だよ、
良い人だけど…僕が悪いんだよ。」
夕方。家から一番近いカフェで、若井とコーヒーを一杯。
「…また独りで抱え込まないでね、
何かあったらすぐ呼んで!」
交際している人の話をすると、毎回若井がそう言ってくれる。
相変わらず良い親友だ。
「うん。いつもありがと。」
「何急に、怖」
「せっかく人が感謝してるのに」
「ごめんってば!」
必死な若井に笑いが溢れる。
若井は何とかコーヒーを飲み切ったようで、「舌火傷した、もう一生コーヒー飲まない」とか言ってきてまた笑いが漏れた。
二人一緒にいるのに、きっと自分だけが孤独を感じている。
幾ら身体を重ねて心を満たし合っても、
会えない寂しさをも埋めてくれるかなんて分からないのに。
今夜も、恋しくて堪らない。
話している時も、行為中も、心の何処かで気持ちが邪魔をする。
特に大事にされていない訳でもないし、
身体だけの関係でもない。
それなのにすぐ不安になって
段々とドス黒い沼に浸かっていく自分なんて、
誰かにバレてしまう前に消えてしまいたい。
大切にされたい。深く深く愛されたい。
触れ合えない時も寂しいなんて感じないように。
でもこんなの、
僕の自分勝手で
独りよがりな
押し付けの愛だ。
自分が寂しいと感じているのかすら分からなくなる。
生きている意味も誇りも何もないけど、
ただ君を好きでいたい。
自分の独占欲の強さにも
誰かに期待するのも
完治しない傷に苦しめられるのも
もう疲れた。
このままだとまたネガティブに沈んじゃいそうだ。
この気持ちをかき消してくれて、
何も言わずに話を聞いてくれる人___。
若井に________
会いたい。
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コメント
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え?え?え?やばいやっぱりなぎささんのかく小説大好きです泣泣ぜん♡♡♡っごくリアルでほんとに好きです泣泣 あとアイコン変わりました!?!?みどりっていい色ですよね🫠🫠🫠🫠