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精神年齢が同年代の俺らと合わなくて、クラスに溶け込めない子⋯⋯
高校に入学してから一ヶ月後の席替えで隣になった元貴を観察して、結局俺はそんな浅い印象しか持つことができなかった。
授業でペアワークのついでに世間話を振っても、俺が嫌いなのかまったく取り合ってくれない。
でも嫌そうな態度をとられるたびに、俺の中で元貴に対する興味は増幅するばかりだった。
初めて会うタイプの人種だから、っていうのもあるけど、なにより⋯⋯
顔面がすっごく可愛い。
色白で背が小さくて、度が強いメガネの奥にはパッチリおめめがあって。
気になるに決まってるでしょ、こんな子。
そんなわけで、どうしても元貴と仲良くなりたかった俺は、昼休みにサッカー友だちからの誘いを断り、自分の席に着いて弁当を用意していた。
元貴がいつもひとりで弁当を食べているのはよく見ていたから、食事中なら話しかけやすいかもしれないという魂胆だ。
教室に戻ってきた元貴が席に座ると、弁当の包みをひろげながら、チラチラとこちらに目線を送ってくる。
俺がひとりでいることが不思議なのか、それとも居心地が悪いのか、箸を手に取ったところで動きを止めてしまった。
気になって元貴の手元を覗き込むと、小さめな弁当箱の中に、彩りのいい具材たちが並んでいるのが見える。
「お弁当、おいしそうだね」
つい口に出してから、しまったと口を噤む。
もっと慎重に話題を振ろうといろいろ考えていたのに、本人を前にすると全部とんでしまった。
ビク、と元貴が肩を震わせたのが見える。
「⋯⋯⋯べつに普通でしょ」
突き放すような冷たい声に、やはりやらかしたなと元貴の顔色をうかがうと、髪の間から覗く耳が赤くなっていた。
⋯⋯⋯⋯照れてる?
「卵焼きちょっと焦げてるし、野菜は冷凍食品だし、いつものふりかけ入れるのも忘れてるし、」
とつぜん早口で何を言い出すかと思えば、自分の弁当の中身を辛辣に非難し始めた。
それは、作ってくれた人に失礼なんじゃ⋯⋯
「それなら、俺の唐揚げと卵焼き交換してくれない? キレイだから食べてみたい」
「えっ卵焼き? いいけど、唐揚げと等価交換になってなくない? いいの⋯⋯」
なにか細かいことをモゴモゴ言っている元貴の弁当箱から卵焼きをひとつ取って、代わりに一番おおきい唐揚げを入れてあげる。
卵焼きは確かに少し焦げてはいるけど、ふっくら丸くて形がキレイだ。
かじってみると、ほんのり甘くておいしい⋯⋯
「えっめっちゃ美味いじゃん! これ大森くんのお母さんが作ったの? 味付けはしょっぱいのが好きだったけど、甘いのもいいね」
「⋯⋯ぼくが作った」
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kurara
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手をモジモジさせながら、元貴が俯いて言った。
卵焼きだけに限らず、毎日じぶんで弁当を作ってきているらしい。
ビックリしてつい早口でベタ褒めすると、元貴の顔から首にかけてが真っ赤に染まっていく。
「⋯⋯⋯そんな良かったなら、あした作ってきてあげようか」
気を良くしたのか嬉しいことを言ってくれたので、仲良くなれるかもしれないという下心を抱えながら、喜んでお願いすることにした。
俺から一方的に話す形で元貴とおしゃべりしながら、弁当を食べ終えるとともに楽しい時間も終わってしまう。
名残惜しげに片付けを済ませると、元貴がすっと手を伸ばしてきた。
「弁当箱」
「え?」
聞き取れなかったわけではなく、言葉の意味が理解できなくて聞き返すと、元貴がキレ気味の大声で再度 言った。
「弁当箱! ⋯⋯明日、若井のぶんもそれに入れてくるから」
貸して、と俺から勢いよく弁当の包みをひったくると、照れ隠しなのか謎に俺の方を睨んでから、そそくさと廊下に飛び出して行った。
その日の放課後、俺の弁当袋を手に帰っていく元貴の後ろ姿を、とてつもない優越感に浸りながら校門で見送るのだった。
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その次の日から毎日、元貴は俺に弁当を作ってきてくれた。
甘い卵焼き、俺の大好物の唐揚げ、日によってはおにぎりやサンドイッチなど、バリエーションはさまざま。
感想をその場で伝えたいからとワガママを言って、弁当も毎日いっしょに食べている。
そこまで日にちが経ったわけでもないのに、元貴の料理の腕は明らかに上達していて、悩んでいた卵焼きはまったく焦げ目がつかなくなっていた。
でもなにより、元貴が心を開いてくれたことが一番うれしい。
一度なかよくなるとどこまでも心を許すタイプなのか、軽いスキンシップが途端に増え、遠慮を感じない豪快な声で笑うことも多くなって⋯⋯
こんな幸せなことがあってもいいのかと、毎日を天にも昇る気持ちで過ごしていた。
「迷わないようにくっついててよ?」
「いや、こっちのセリフだし⋯⋯」
半分本気、半分冗談でからかうと、瓶底メガネをくいっと上げながら、俺の腕に巻きついて不満そうに元貴が声を上げる。
ボストンバッグを肩に掛けて、これから同じ部屋で寝泊まりするんだと思うと、嬉しさが限界突破しそうだ。
高校一年生で一番のビッグイベントである修学旅行を、元貴と過ごせる喜びは計り知れない。
まだ他のふたりが着いていない四人部屋に荷物を下ろし、さっそく布団でもひろげておしゃべりしようと準備にかかろうとすると、元貴に呼び止められる。
「なにやってんの、このあともう温泉いくんだよ? 着替えの準備しとかないと遅れるって」
振り返ると、元貴がバッグから畳んである服をいくつも取り出し、積み重ねて胸に抱えていた。
そうか、旅館となると一緒に風呂にも入れるのか。
裸の付き合いは大事って言うしなぁと、男風呂に向かう元貴の後ろを呑気に着いて行く。
脱衣所には既に結構な数のクラスメートがいて、ロッカーはほとんど空きがなかった。
入浴時間的にあまりのんびりできる時間は無さそうなので、手早く服を脱いで元貴より先にシャワーを浴びに行く。
髪を濡らし、持参したシャンプーを頭に乗せて泡立てていると、隣のシャワー台に誰かが座る気配がした。
誰だろう、元貴かな、
一瞬なら大丈夫だろうと、泡が入らないように固く閉じていた目を開けて隣を確認した。
「⋯⋯! ⋯いて、ゔぅ、」
「は? ちょ、どうしたの、」
案の定となりには元貴が座っていたのだが、思わず目をがっつり見開いてしまって、泡が大量に目にしみてきた。
困惑する元貴の声を無視して、シャワーを探し当て顔にぶっかける。
痛みがおさまるとともに、先ほど見た光景がぼんやりと浮かんできた。
え、元貴、めっちゃ胸デカくなかった?
男子高校生が目にするものにしては、すごく刺激が強すぎるものを見たような気がしたんだけど。
とりあえずシャワーを止めて目を開けると、心配そうな顔をした元貴が顔を覗き込んでいて、また気がおかしくなりそうになる。
「若井⋯?」
やはり見間違いなどではなく、明らかにやらしいものをふたつ引っさげている。
ごめんなさい、今はその状態で近づいてこないで⋯⋯
「うん、なんでもない、大丈夫!」
たぶん引きつっているであろう笑顔と大声で誤魔化すと、勢いに圧倒されて元貴が反射的に頷いた。
お互いに体まで洗い終えると、クラスメートたちが寒がって行っていない露天風呂まで元貴の手を引いて行く。
みんな友だちと喋るのに夢中らしく、幸いにも元貴の魅惑の体には気づいていないようだった。
「寒いんだけど⋯⋯」
「お湯に入っちゃえば大丈夫だよ」
湯船のフチに腰掛けた元貴の下半身がついでに目に入ってしまって、慌てて目を逸らす。
体の成長が遅いのか下の毛が一本も生えていなくて、性器特有のグロテスクさをまるで感じなかった。
元貴は自分の体を他の奴らに見られて、なんとも思わないのだろうか?
気を紛らわそうと、ざぶんと勢いよく湯船に浸かると、俺が立てた小さい波に逆らって元貴が近づいてくる。
ああ来ないで、すっごい目に毒⋯⋯
「景色、綺麗だね」
温泉が熱いのか、はたまた別に理由があるのか、頬を赤く染めながら外を眺めている横顔すらいかがわしく映ってしまう。
もう元貴のことが気になりすぎて、せっかくの景色がまったく目に入ってこない。
水面が揺れて体の輪郭がぼやけているが、破壊力のあるふたつのなだらかな山がすぐ近くにあるのが見えた。
⋯⋯⋯⋯ちくび、ぴんく。
「⋯⋯もう、なに? みないで⋯ 気にしてんだから」
じゃっかん卑猥な目で見ていたのがとうとうバレたのかと、大焦りで脳みそをフル回転させながら言い訳を考えていると、お湯の中で元貴が股間を隠した。
⋯⋯たしかにそっちも気になるけど、隠すべきはもっと他にあると思います、元貴さん。
脱衣所の方から「全員あがれ〜」と教師の急かす声が聞こえてくると、慌てた元貴が俺を置いてさっさと上がっていった。
やがて俺も湯船から上がると、元貴とは違ってグロテスクな俺の下半身が、立ち上がって悲鳴を上げていた。
⋯⋯⋯⋯これはきっと、温泉に入って血流がよくなったせい。
「⋯⋯あ」
「あっ、んぅ、なに、?」
懐かしいことを思い出していた俺がふと上げた声に、喘ぎながら元貴が反応する。
むっちむちの太ももとお尻を打ち付けられて、俺に背後から抱きしめられながら本日で何度目かの射精をした。
いや、とかだめ、とか言う割に、何回イってもトばないくらい体力あるよね。
まったくエロい人妻になってしまった。
俺が揉みまくったおかげもあって、おっぱいと呼んでも支障がないほどに胸は大きくなって。
アンダーヘアを脱毛してツルツルの下は相変わらずグロさがなくて可愛い。
初めて脱毛したことを知らされたときは担当したスタッフをとても妬ましく思ったが、高校生ぶりの元貴のパイパンを前にするとどうでもよくなって、目の色を変えてしゃぶりついたのを覚えている。
「あ゙ームラつく⋯⋯俺まだ2回目イけてないから、ちょっとだけ頑張って」
「えっあ、やだやだ、」
バックの体制から正常位に戻して、スキンをつけたソレを再び挿入する。
やだやだ言いながら抵抗なく受け入れちゃう可哀想な穴。
「もうやあっだっ、べんとう、つくっ、ない、」
「ごめんって⋯⋯⋯」
昼食がコンビニ弁当だと、同僚に喧嘩したのかと馬鹿にされてしまうので、元貴の機嫌をとるために唇を押し付けた。
歯茎を舌でぐるりとなぞると、元貴が声にならない悲鳴を上げる。
ごめんね、終わったら元貴が好きなフェラしてあげるから。
今日しばらくは、元貴を襲おうにも襲えなかったあの頃のぶんまで、付き合ってね。