shk side
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kn「んー、じゃあ無理矢理連れてくか」
そう言うと男は俺の背後に立ち布を口に被せて来た
避けないといけない、とわかっていても体がついてこなかった
段々と意識が遠くなっていく
shk「し、ね」
kn「お家行こうね」
kn side
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少し前から、ずっと通っていた店に新人が入った
なんかちっちゃくて可愛いな、って思ってたらいつの間にか店終わるまで出待ちしてた
そうしたら養って欲しい的なこと言ってたから立候補したんだよね
…凄い引いていた気がする
まぁ、もう眠らせたから後は一緒に暮らすだけだよね
家に持ち帰ろう
これからの楽しみができたな
kn「 でも先ずは名前聞くところからかな…」
彼の頭を撫でてみる
shk「ん、…」
やべ可愛い。
ってこんなことしてる場合じゃないんだよな
あのまま夜が更けていき、もう朝だ
早く起きてくれないかな
今すぐにでも食べたい
…じゃなくて、初めて睡眠薬とか使ったから体が心配なんだよな
shk「う”ぅー、」
「ん、……あれ?」
kn「やっと起きた」
shk「……あ”!お前、!!」
俺の顔を見ると少し考えた後に昨晩のことを思い出したのか
ベッドから勢い良く飛び出した
kn「吸血鬼でーす」
shk「クソ変態吸血鬼じゃねぇか!」
kn「クソ変態なんて心外だなぁw」
「善意で養ってあげようとしただけだよ?」
shk「誰が善意で人眠らせて家に連れ込むんだよ…」
kn「俺だね」
shk「…何もしてないだろうな」
kn「何もしてないよ…まだ」
shk「まだ…」
そう、まだ手を出してないだけで今すぐにでも襲いたい
頑張って耐えてるんだ、褒めて欲しい
shk「なんで俺なんだ?」
kn「可愛いから」
shk「即答すんなよ…//」
え、ゑ、絵、ヱ、え????
照れてる、よな?
可愛い、可愛すぎる
可愛いとか言われ慣れてない感じか?
うーーーむ、可愛い
shk「俺、吸血鬼嫌いだから」
kn「俺だけ好きになればいいよ」
shk「えぇ…」
kn「てか、名前は?なんて言うの?」
shk「教えない 」
kn「じゃあ言いたくなるように色々してあげよっか?」
色々、だ
試しに彼を押し倒してみる
shk「…シャークん」
kn「シャークん…、 シャケって呼ぶね 」
名前教えてくれなくても良かったんだけどな
あんな事やこんな事できるから…
最悪、名前ぐらいなら調べればすぐに分かるからね
ちょっと残念なことしちゃった…カナ
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