ご本人様とは一切関係ありません
捏造捏造
時系列は去年の1月、2月頃
他の街住民のキャラや口調がつかめていない
それでも良い方は……
睡眠時間空架つぼ浦
ワンクッション
「ん、…あさ…」
ドアから微かに漏れる光で目が覚める。
ゆったりとソファから上半身を起こしてから少しボーっとする。
過眠症な私。
だからか、昼間は必ずうとうとしてしまうし遅くまで個人医の仕事をすることが出来ない。
まだスッキリしない頭。
肌見放さず持ち歩いていたスマホに電源をつければ正確な時間が分かるだろう。
正午0時。
電源を付け直しても12:01になるだけだった。
見間違いのほうがまだよかったと思う 。
いつもそうだ。眠気に耐えられず午後8時に寝てしまったかと思えば気づけば翌日の昼頃。遅くて、14時。
まぁいい。
こんな時間からでも動かないよりはマシだ。
掛け布団代わりにしていたコートを羽織り、個人医として出勤する準備を始める。
未だに意識が落ちそうになる脳に鞭を打って868無線へ繋ぐ。
“「そらかむせんはいりゃ、…………はいります」
舌っ足らずな声が喉から発声される
ちょっと恥ずかしい
“「ぐち逸さん今噛んだ?おそようやね」
“「ぐっさんおそよー、いつも眠そうやな。」
“「ぐちーつおそよう。おねむかな」
忘れていた、 顔洗わなきゃ
洗面台へふらふらと歩いていく。
ここではしっかり意識を保たなきゃ溺れてしまう。
なんとか洗い終え、いい加減眠気が覚めてきた。
朝ご飯は食べない。食べている時間が勿体ない。
玄関の戸を開けガレージに走る。
…?妙に視界が悪いな……
そこでやっと気づいた
「っあ、めがね…」
メガネをかけ忘れていた。
また家へ逆戻り。
“「ぐち逸、ちょっと話したいことがあるから仮アジト来てほしい。」
「…あ?…”は、はい。わかりました」
「ホラー映画鑑賞?」
「そーやねん!!868の皆で映画みたいなって思って、ぐっさんもどうかなぁ思って。」
ホラー映画、部外者の私を誘ってくれたのはとても嬉しい。
が、私はホラーが好きじゃない。怖いとかではなく、本当に。嘘じゃない。
また、見る時間も関わってくる。もちろん夜に行うとしたらより怖いから_…いや私は平気ですけど。
それに加えて見終わるまで私が起きていられるかが分からない。
「なぁぐっさん…だめ?」
「ぐち逸、おねがーい。俺達皆で映画みたいなぁー?」
横からスッとレダーさんが音鳴さんの前に入り込んでくる。 正直に言うとレダーさんより、音鳴さんの方が可愛げがある。
私は、もちろん
「もしかして、ぐち逸さんホラー怖いの?」
「んなっ!…、、…。
そ、そんなわけないでしょう。この、私が…?!
ふざけるのも大概にしてください。」
「お、!それはいいよ〜ってことやんな?」
「え、は、はいぃ…、。そ、うですね?」
気づけばその誘いに乗ってしまっていた。
やってしまった。人生で一番の失態
「じゃあ、今日の20時に和室集合ね?笑」
その時刻は私の眠気がピークになる頃…!!
ニヤニヤ笑いながらこちらを見るレダーさん
私はこのとき、わざとやったのだと察してしまった。この悪魔め。
「分かった、お前らかいさ〜ん。アタシら、パジャマ買ってくる、芹いこ。」
「ンー!自分クルマ出ス!」
「待ってください、姐さん。パジャマとは?」
「映画鑑賞といえばパジャマパーティーっしょ!とびきり可愛いの用意しなきゃ!」
そう言って夕コさんは芹沢さんと服屋に向かっていった。
「寝間着いるか?」
「いらんやろ」
「あ、患者が出たので。私もこれで、失礼します。」
「いってらっしゃーい」
「いってら」
ついに来てしまった。
現在時刻午後の8時丁度
日中は医者としての仕事が急がしくて時間など気にしていなかった。気づけばもうこんな時間まで。
個人医通知でも来てくれれば抜け出せるのに…
いや、不謹慎だ。やめよう。医者に暇な時間があるということは良いことなのだから。
いつも暖かく見えるそのドア。今はとても忌々しく見える。
「……くぁ…ふぁ………」
意図していないあくびがでる。
仕様がない、眠いものは眠い。
そもそもあくびというものは、止められるものでもないし
眠いとき以外にも、緊張しているときや恐怖を感じているときなどにもよくでるものだ。
そのせいで、会社勤めのサラリーマンなどは上司に詰責されている最中に緊張を感じてあくびをしてしまい、そのせいで再度注意されるという問題が合ったような…
「え、ぐち逸なにしとる?」
「っ、!」
あれこれ考えていたら大分時間が過ぎていたのか、仮の家から牢王さんが出てきた。
「あ、すみません。ちょっと考えごとを……」
「とりあえず、中入りな?寒いっしょ。」
「はい。」
「…ぅ、わぁ……」
これは…なんというか、もう見てられない。
今、私たちが見ているスプラッターホラー映画。
他の方は血液が平気なのか真顔で見ている。
たまに、ホラーの場面でビクついたりしているが…
「……っひ、。…」
「ぐち逸さん?どうしたの?」
「い、やぁ…なんでもないですが???」
血もホラーも苦手な私はもうどうすればいいのだろうか。
ついでに、眠い。
ホラー映画ということで良い眠気覚ましにはなってると思うのだが…
わざわざ呼んでもらったのに寝てしまうのは少し申し訳ない。
眠ってしまわないよう、頬をつねり、必死にテレビから目を逸らす。
それに気づいたのかレダーさんがこちらに手を伸ばし、
顔の方向を無理矢理テレビへと向けた。
首の骨が折れてしまった気がする。
仕方なく目を細めてできるだけ怖さが軽減されるように見る。
だが、目を細めるということは、ほぼ目を閉じているということで
「………ーん。……」
「、……〜〜笑〜!」
「、……つさん!!」
「起きてください!ぐち逸さん!!」
「っわ!!…………ありゃ……」
気づいたら既に朝だった。
目の前には鉄のディスプレイ。ケインさんが起こしてくれたようだ。
そして、周りにはなぜか868の方が私を囲んでいる
「ぐち逸さん。起きましたか。
……………ちょ!寝ないでください!」
っは、危ない。また寝るとこだった。
一生懸命にしっかり意識を保とうとしてもそうはいかなかった。
「…ぐち逸?…これ寝てんねぇ笑」
「ぐち逸さん!?」
「…ぅ…」
「あ、ぐっさん起きた?」
「ぁー、……いま、なんじですか……」
ぽやぽやした頭でなんとか今の時刻を聞く
「もう、午前10時ですよ。早く起きてください。」
10時?
早い、早すぎる。さすがの私も眠気が覚めた。
「えっ、?10時?」
「うん。他の奴らもう出かけたよ。」
「ぐっさん早起きしないと健康に悪いで、?」
「流石に遅すぎて目が冴えたようですね。」
私は今感動中だ。
なんせ、2時間も早く起きられたのだから。
これはケインさん達にお礼を言わなくてはならない
「…すみません、 ありがとうございます。」
「いえいえ。ぐち逸さんもお疲れなんでしょう。
しっかり休んでください。」
「、…?いや、ちがくて…」
「え、やばいぐち逸のほっぺもちもち」
「俺も触りたぁい!」
「おれ、こんな早くおきれふぁのはひめへえ………」
「あ、ごめんぐっさん。笑」
「あはは!!!笑笑ぐ、ぐち逸ごめん!笑笑」
「……、お仕事いってきます…………」
「い…笑、行ってらっしゃい…ませ、笑…」
「ぐち逸怒った〜?笑」
「ぐっさん怒ったー?!ごめんやん😂」
「おこってません!!ぅ、いってきます!!!!!!」
「怒ってますね。」「怒ってるな。」「怒ってますやん」
「……ん、あ〜!!よく寝、た…」
いつもと同じ午前3時に寝ていつもと同じ午前5時に起きる。
こんな睡眠時間でも、毎日やっていけてんだから俺の体は十分健康なんだろ。多分な
ソファの肘置きから足を下ろして伸びをしながら立ち上がる。
ホットミルクでも飲もう。
軽い足取りで休憩室まで歩く。
ひんやりとした扉を開けすぐ横の明かりのスイッチを押す。
キッチンの戸棚から俺専用にかったマグカップを取り出す
そこに冷たい牛乳と蜂蜜を、とくとくと入れていく
そして、電子レンジにぶち込んで完成。
甘い匂いが辺りへ満ちる
「うまそ〜…!」
熱いマグカップをそのまま素手で持って来た道を戻る
ソファに座りながらホットミルクを堪能していると、一階からドリーさんがあがってくる。
「ん?つぼ浦くん、ここでなにしてんの?」
「ドリーさん!ドリーさんこそ、ここでなにしてんすか?」
話を聞くとどうやら朝早くにきて本署の見回りをしていたそう。
「へぇ〜、お疲れ様ですぅ。」
「で、つぼ浦くんは?」
「俺っすか?俺今、寝起きですね。」
「…つぼ浦くん昨日3時に退勤したよね?」
「はい。そうっすね。」
なぜか憐れんだような悲しそうな表情をするドリーさん
なんだ?なにを考えてるんだ。
「つぼ浦くん、寝れないんだね…不眠症?ごめん気づけなくて」
「え」
不眠症?不眠症ってあの眠くても眠れない?
勘違いだ。俺は眠くない。
「いや勘違いじゃないっすか?」
「あ違うの?ごめんね。ショートスリーパーってやつかな」
しょーとすりーぱー?
何か分からないが多分それだろう。
その後も出勤時間になるまでドリーさんと談笑して過ごした。
「つぼ浦さんが、不眠症マ……?!!」
「つぼ浦さんに寝具を買おう!」
何を言い出すんだこのペンギン頭。
急に後輩ともども開店前のカニメイトに集められたと思ったらなんだ?
あの問題児に寝具を買おうと?
冗談じゃない、普段どんだけあいつに苦しめられてると
思ってるんだ。
それにあいつは十分寝てるだろ、てか寝すぎ
寝てるイメージしかない。
「どういうこと?それは。もうちょっと詳しく」
「もうらだおが苛ついてんだよ。
…実は今日の午前5時半くらいのとき聞いちゃってさ」
「はぁ……なにを聞いたの?」
どうせ、しょうもないことなんだろう。
シリアスどころかシリアルだ。
「なに?!つぼ浦さんに何か秘密があるんですか!?」
「それ、ほんとに大丈夫ですか!?つぼ浦さんのこと勝手にバラしたらよくないんじゃ…!」
本当によく出来た後輩だ。
あんな破天荒な男を心から尊敬し、気まで遣うなんて。
「大丈夫、大丈夫。大した事ないって。
で?成瀬。」
「、…つぼ浦さん、不眠症だって。」
「…は、」
「えぇ〜!!??」
「だ、だから寝具っ…でも不眠症って病院や精神科にかからないと……。
寝具で解決できるものなんですか…?」
不眠症…つぼ浦が?
なにかストレスでも、…いや、ないな。
むしろ、普段暴れて発散してるタイプだと思う。
いや、でも…
「そうなんだよ。俺もそう簡単に治るとは到底思ってないから、…つぼ浦さんの力に少しでもなれれば、と思って。」
「つぼ浦さんの力に……!?賛成!いいと思います!
さっ!早く買いに行きましょう!!」
「にとろ?!笑……うん!つぼ浦さんのためなら!
買いに行きましょ!行ってきまー!」
「よし、……らだお?」
「、……、…。っえ?ごめんなにぃ?聞いてなかった」
ちょっと意識飛んでた。ショックで
俺はつぼ浦のことをまだまだ知らないのかもしれない。
「お前なぁ……つぼ浦さんのこと……いやなんでもねぇわ。
俺らもなんか買いに行こうぜ。」
「…、う、ん」
「う〜し、出勤出勤〜!」
SNSで今開店中の飲食店を確認する。
お、魔法少女カフェ開いてる。
「ふんふ〜ん…お!おはよう、阿呆くん」
「あ…、つ、つぼ浦さん!これぷれぜんと!」
そういって阿呆くんが渡してきた大きな袋。
中身を確認すると犬のクッションだった。
手触りがとてもいい。
「ん、可愛らしいクッションだな。ありがたく貰うぜ」
「つぼ浦さん!…その、無理しないでたくさん休んでいいんですよ!」
「?あぁ、いつもそうしてるぞ。」
「そ、そう?あ、つぼ浦さんさぶろう事件対応行ってくる」
「おう、行ってこーい!ありがとなー!」
「んへ!つぼ浦さんもがんばってー!」
そうして、阿呆くんはUターンして出ていった。
「それにしても急だな。」
俺は個人ロッカーにそのクッションをしまい、駐車場にジャグラーを取りに行く。
寝る時にソファにでも飾っておくか。
玄関ドアを開け、本署の外へ
そこで、階段の方でチルしていたニトロくんが俺に気づいた。
「ニトロくん、おはよう!」
「あ!つぼ浦さん!おはようございます!」
うん、今日も元気だな。
ニトロくんはそれはもうニッコニコだった。大丈夫か?
「っあ、そういえばこれ貰ってください!」
「ん?どうした。」
そうして、ニトロくんがポケットから取り出したのは
包装がしっかりした袋だった。
「俺からのプレゼントです。開けてください!」
「お?おう。じゃ開けるぜ 」
そこから出てきたのはカラフルな色合いの毛布
さすがの南国刑事でも最近の寒さは耐え難いからな。
ありがたい。
「毛布か?ありがとな。」
「はい。最近寒いんでつぼ浦さん大丈夫かなと思って」
なんて気の利く後輩なんだ。
優しさを目の当たりにして、 思わずニトロくんのポケットにご飯をねじ込んでしまった。
「あぁ、助かるぜ。裏起毛にも限度ってもんがあってな。」
「あはは笑そうですよね!」
「じゃ俺はちょっと休憩してくるから」
「はい!しっかり休んでください!」
今日はなにかを贈る日なのか?
本日2回目のプレゼント、少し嬉しい。いや、かなり?
「犯人いるかぁ〜!!?!!いねぇのかぁ!!!」
ちくしょういねぇっぽいな。
銀行強盗対応、すでにいない犯人を追跡できることもなく
諦めて次の通知に行こうとしたとき。
フリーカ銀行の前に1台のパトカーが滑り込んできた。
ステッカーのたくさん貼ってあるパトカー。
カニくんのか?
「つぼ浦さぁん!!!たんと喰らえぇぇ!!」
「えぇ!?ど、どうしたカニく…ってぇ!!!」
次の瞬間、此方に向かって叫んできたカニくんは
重そうな段ボールを両手で投げつけてきた。
パトカーと俺の距離はそう遠くない。とはいえ、窓からこの大きさの段ボールを投げるのはそうとうのやり手だな。
「っな!カニくんどういうこ、…あれ、もういねぇ!!!」
文句の一つでも垂れてやろうと先程車両があったはずの場所を視界に移すが、もういなかった。
カニくんのGPSは本署に向かっている。
くっそやるなカニくん。
仕方なく、自身のジャグラーの中でその段ボールをそっと開ける。
睡眠改善ドリンク1年間分だった。
…皆仕事のしすぎで可笑しくなっちまったみたいだ。
だってそうでもしなきゃオレみたいな問題児に金なんてかけない。
今日から毎日ちょこちょこ飲むか…
「つぼ浦退勤しまーすお疲れ様したぁ」
いつもの3時。退勤し、眠りにつこうと2階に上がる。
変わらず、人通りの少ない2階の隅。
そこにひとりの影があった。
「あれ?青センなにしてんすか?」
その影、青センは片手に紙袋を持っている。
青センは俺のでかい声がちゃんと耳に届いたのか
素早い動きで此方を振り向いた。
なんだなんだ。なにかやましいことでもあんのか?
荷物検査でもしてやろうと近づいていくが、今は退勤していたことを思いだす。
「あー…つぼ浦?その〜…ですねー…」
「その紙袋なんだ?クスリか?汚職か?」
一応カマをかけてみる。
ボロを出すか賭けたので俺は賭博罪だ。誰か俺に切符をきってくれ。
「違くて…つぼ浦これあげるよ。」
「な、なんでだ?俺は汚職しないぞ」
いきなりズイッと顔の近くに袋を寄せられ困惑する。
今日はほんとになんなんだ?
目の前に寄せられ続けても困るので渋々手に取る。
「いいからいいから。…ねぇ一つ聞くけどいい?」
「はぁ?なんすか改まって。」
「つぼ浦って不眠症…とかだったりする?」
真剣な声色して心当たりのないことを聞かれる。
そういうわけではない。
健康体だ。心身ともに不調を抱えているわけでもないし、
お医者さんにかかったことさえない。
いや、それは嘘だけど。
「意味わかんねぇな、不眠症じゃねぇぞ。」
否定すると拍子抜けしたような雰囲気になる青セン。
顔が見えねぇからな。
「……ごめん用事できた、それ貰って。いらないから」
「は?おい、ちょっと青セン!…青セーン!!!」
そういうと、どこかに電話を掛けながら横をすれ違った。
なぜか、後ろから青センの怒鳴り声が聞こえる。
半ば強制的に握らされた得体のしれない紙袋。
俺一人しかいない2階の廊下でそれの中を覗いた。
「あ、ホットアイマスクだ。」
「なるせぇ!!!!!でてこぉい!!!」
「いやぁぁぁ!!!すんませぇん!!!!!!」
本署内にホイッスルボイスの甲高い悲鳴が響いた。
こちらはリクエスト作品となっております
2度目のリクエストありがとうございます。少し遅れましたね。すみません
なにか至らない点がございましたらすみません
コメント
1件
書くのはっやいですね?! こんなに早いのに素晴らしい作品…本当にすごい🥹 今回も最高でした〜!!