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#〜夏喰🍉🎐の作品〜
夏喰🍉🎐
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ワンクッション⚠️1話の注意書きをよく読んでください。戦争に対する言及があります。微量な、英海要素。性格が合わないと思ったらブラウザバック、フィクションだと思って見れない場合もブラウザバック推奨です。ナチ「」ソ連『』
ナチスside
ナチスは激怒した。かの邪智暴虐?のソビエトを鳩尾を蹴ってまで止めなければならぬと決意した。ナチスには恋愛はわからぬ。本を読み漁り、犬を愛でて暮らしてきた。けれども人一倍、痴話喧嘩に巻き込まれてきた。
いや好きで慣れた訳じゃないし慣れたくなかったんだがな?
これもそれも、ブリカス!お前が日帝とこの海軍とそんな事を続けるからだぞ!!!!
さて極東の文豪の小説の一節を借りて前置きとしたが、先ずは諸君への説明からだ。
我らは、何だかんだ、少し…トラブルはあったが無事、ソビエトが目指していた目的地に着いたらしい。
列車に揺られながら、考えていたのは、紛れもなく先程の告白紛いの訴えだった。何処に惹かれるとこがあったんだとか。どうしてここまでとか。聞きたい事は山程あったくせに、思考が蒸散していくから困り果ててしまった。
…言われて嫌じゃなかったところも更に困る原因だった。
『…ナチ。そろそろ着く』
そわそわする。別に態度は変わってないが、自分の観察眼が節節にコイツは私の事が好きであると明確に感じられて…凄くムズムズする。
「あぁ、わかった」
自分の声が少し不貞腐れている子供の様で、何だか舌打ちしたい気分だ。
モスクワの煌びやかな建物はところどころ、崩壊が見られたが、重点的な所は既に修正があらたか済んでいる。街には、大人たちは通行人など気にせず無表情で通り過ぎていく。子供だけが無邪気に瓦礫で遊んでいた。
『お前と酒を飲んだ後…どうしようもなかったのかと思った。前の政府が負った賠償金を背負い込み、そこに降った世界恐慌…助けてくれる様な同盟国は居らず、餓死…飢えで苦しむ人間は増え続ける。財政は苦しくなるばかり、先進国達は植民地を利用して、この危機を乗り越えた。お前は…どうするべきだった?国民の憎悪だけが燃料となる炎にお前一人でどうやったら鎮火できたんだ?』
「どれだけの言い訳を並び立てたとしても、奪った命の重さは変わらない、君の国にした行為も変わらない。その言い訳は正当性を持たない。歴史は勝者が決める…行った残虐性を後悔し続ける必要が我が国では求められるだろう」
暫く、ソビエトは黙っていた。
『…ずっと、お前の死刑をどうやって止めるか考えていた。』
何をやってるんだと、天然野郎に申し立てたいが、グッと我慢するナチスは大人なので。
『そこで、俺の差し出せる全てを賭ける事にした。』
ん?ちょっと待て嫌な予感がする。次を聞きたくないぞ、こいつの口を手で抑えようとするが、身長差がありすぎる。クソッ縮んでくれ!頼むから!!
『契約書にお前が死んだら、俺も死ぬ事にした。』
もうやだコイツ…
「もうやだお前…」
本音と建前が一緒になった。
「有り得ない…何でお前の上は許可したのかもわからないし、それって無理心中…何で私が君を殺すことになるんだよ。望んでないし…」
ここで冒頭に戻る訳だ。鳩尾を蹴ってやらなければならないだろうか?矢張り壊れたっぽい脳みそを蹴り込むべきだろうか。真剣に考えはじめてきた。
夜になると更に凍てつく様な寒さになり、雪が降る…森になると、また俵の様に運ばれる様になった。よほど逃げられたくないらしい。暗く森の奥深く…迷いの無い足取りは、何回か来ているのだろう。そうすれば…凍える様な寒さとは正反対にある様な温かみがあるファッハヴェルクの家が見えてきた。
自分の為その命も、財産も賭ける様子をわからせられ…
「何なの、隠さなくなってんじゃん、怖いよ、お前…」
相変わらず自分限定の甘い笑みが溢れている男に、最早呆れつくすしかなかった。
コメント
3件

ナチスとメロスってなんか似てますね(.-.¥)
第7話、読み終えました。まず、ナチス視点の心情が「ムズムズする」「舌打ちしたい」といった子供っぽい描写で描かれているのがとても新鮮でした。重い設定ながら、対照的にコミカルで親しみやすいんですよね。ソビエトが「お前が死んだら自分も死ぬ」という契約を結んでしまった件には思わず笑ってしまいました。本気の告白でしょ、あれ。もうやだコイツ…というナチスの嘆きが痛いほど伝わってきます。凍てつく森の中にあるファッハヴェルクの家の、暖かさとの対比が良いアクセントになっていて、この続きをどう運んでくるのか、すごく楽しみです。