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執着

1 - 第1話

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2023年11月17日

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僕の名前は中島敦。僕には最愛の恋人がいる。

芥川龍之介という男だ。

僕は今まで、他人に罵られ、生きている価値すら無いと言われ続けてきた。

でも芥川は違う。僕を大切にしてくれて、誰よりも愛してくれる。

僕を愛してくれている。

だから、芥川さえ居れば良いと思った。

芥川が居れば、僕は一人にならない。

芥川だけが僕を愛してくれる。

芥川は僕を愛してくれているから…。

そう信じていたのに…。

芥川は…、僕を裏切った。

「…今日一緒に居た人、誰?」

「…しつこいぞ人虎。任務で共同になった部下だと言っているだろう…!」

「…何で怒るんだよ…!?」

「…貴様が重すぎるからだ…!」

「…またそれ…。」

「…重いってなんだよ…。僕が異常みたいに…。」

「…お前が軽いだけだろ…!?」

「…芥川は…、他とは違う…。僕のことを愛してくれてるって信じてたのに…。嘘つき…!」

「…嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき…ッ!」

グッ…(首を絞める

「…僕の事…、愛してよ…ッ!」

「…ぐ、…はな…せ…ッ。」

「…僕の事拒絶するんだ…。そんなに僕のこと嫌い…?」

「…芥川まで僕の事嫌うの…?」

「…なんで…ッ…!!!」

グゥ…)

「…か…は…ッ”。」

「…ッ!ぁ、…ご…め、なさ…ッ…。」

「…嫌いにならないで…ッ…!」

「…僕だって…、好きでこんな事してる訳じゃ…ッ…!」

「…だ、だって…、芥川が…!芥川が僕を愛してくれないから…!!だから不安になって…、それで…ッ…。」

ギロッ…)

「…ッぁ…。」

「…行かないで…ッ!」

ガチャン…)

(…僕は何時からこうなったんだ…?)

昔はこうじゃなかった。

芥川と出会ってから、僕の性格は豹変した…。

…芥川だけは僕を好きでいてくれたから。

…そう、執着だ。

そんな事わかってる。

…だからって芥川を傷付けたい訳じゃない。

でも自分の思い通りにならないと、あぁやって時より暴力を振るう様になってしまった。

もうこれで3回目だ…。

(…このままじゃ芥川に捨てられる…。)

(…何とかしないと…。何とかして、また僕を好きになってもらわないと…ッ…。)

(…じゃないと僕は……。)

(…僕はもう…、生きていけない…。)

ー芥川が居ないと。

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